スライドショー観てね!

帆船模型サプライ号を作り始めたのが去年の6月1日だから、もうすぐ1年になる。初めてのことだし、いつも書いているように殆ど説明書が役に立たないレベルなので、頼りになるのは6枚の図面のみ。本当にわからないことがいっぱいだった。

でも、作り始めて3ヶ月くらいたつと、「そうか説明書なんかなくても、自分で考えればいいじゃないか」ということがわかってくる。例えば日本ではプラモデルのように手取り足取り手順がこと細かく書いてあるのが普通だと思っている。

でも、物作りの原点からすると、これはあまりにも安易すぎるかもしれない。欧米の帆船模型作りはむしろ全く逆だ。「物作りは自分で考えることに意味があるんだよ」と言っているように感じる。

そんなことを思いながら図面をじっと眺めていると、どういう手順で作ればよいかが見えて来た。そうなるとだんだん楽しくなってきた。

それに、何度も失敗を繰り返すとわかってくることがある。失敗してももう一回作り直せばいいし、自分なりの考え方で軌道修正しても問題ないんだとわかってくる。要するに、これでなければダメなんていうものが全くないんだよね。なんと自由なんだろう。なんと面白い世界だろう。これが帆船模型作りの魅力なんだとわかる。

今現在は最終コーナーに入っているので、あと1ヶ月もあれば完成するかな。そう思うと、何だか急に名残惜しい気になってきた。だから、これからはもっとゆっくり進んで行こうと思う。

というわけで、これまでの道のりを短いスライドショーにしてYouTubeにアップしてみた。

動画にしてみるとあっと言う間だけど、ここまで楽しかったなあ〜♪
次は帆船じゃなくて、ロンドンの木製市電キットを作ってみようかなあ。そんなことを思い始めている。

帆船模型作りの過去のエントリー

ぼくがブログを書く理由

ブログというのは、今ではいろんな形式のものがあるけど、元々「公開日記」として始まったものだと思う。ぼくがブログを始めたのは、自分のまわりにある「楽しいこと」「面白いこと」を日記のように残しておくことから始まった。

日記なので後で読んだときに、あ〜そうか、この時はこんなことを思っていたんだなとか、忘れてしまった趣味のノウハウなどを、あとあと思い出したい時に役立てると思ったからだ。それにぼくは元々、ノートにいろんなことを書きためることが大好きだったこともある。Marvel’s Brainと題したぼくのノートは数十冊あるけど、ものすごくいろんなことを書いていた。

それと、これは自分の経験なんだけど、困ったときに頼りになるのは、経験をした人の体験記のようなものだった。特に趣味のアマチュア無線の場合は、困った時に検索をすると多くのブロガーが自分の体験を記録してくれていて、それがとても役にたった。

このブログもアマチュア無線関連のアクセス数がトップなんだけど、少しは参考になってくれればいいなと思う。

逆にぼくが帆船模型作りで困った時に、ネットで探しても残念ながら参考になる情報はとても少ない。あったとしても、ぜんぜん必要のない情報ばかりで、それどころかぼくが作っている「サプライ号」の情報は殆ど見つからない。だから、ぼくが困ったこと、工夫したことをここに残しておくことで、これから作ろうとしている誰かの役に立てるかもしれないなと思う。

さてさて、今日も壁にぶつかってしまったので、そのことを書いておこう。
上の写真はこのキットの外箱にある写真なんだけど、ここの部分の作り方がわからない。根本のデッドアイという滑車とその下にあるチェーンプレートというパーツを、この板部分にどう取り付けるかだ。(例によって詳しい説明書はない)

ま、とにかく深く考えないでいいからと、ダミーの糸に角度を合わせながら、チェーンプレートを釘で固定した。どう考えたかというと、このプレートで滑車の根本の金具を押さえ込めばいいんじゃないのと思ったからだ。

ところが、その考えは甘かった。まず滑車の金具と板の溝のサイズが合わない。このままでは入らないじゃないか。それならペンチでグイッと挟んで入るようにすればいいのかなと思った。

もう一度ちゃんと考えてみよう(というか、最初からもっとよく考えろよという話だけど)。この二つのパーツをじっくり見るとよくわかる。つまり、滑車の金具の下の輪っかの部分に、チェーンプレートの先を曲げて、引っかけるようにしてつなげばいいんじゃないのか。

試しに一つだけやってみた。板の切り込みをルーターやカッターを使って、幅と奥行きを削って、この部分にチェーンプレートと滑車の金具を連結させたものを納めて、根本を釘止めした。これでいいかも。

溝の部分をこんなふうに削ることで、それぞれのパーツがきちんと納まるよね。でも、こんなことって最初からメーカーがやっとくべきことじゃないのか!?と怒ってもしかたがない。

実は、この帆船模型メーカーは作り手に「さて、みなさん、ここで問題です。この部分はどのようにして解決すべきでしょ〜か?」とトラップクイズを出したのだ。ここで正しい方法を見つけることができた人だけが、その先に進むことができるのだ。(まさか)

というわけで、それぞれのパーツがちゃんと納まったところで、外から押さえの角材を接着して事なきを得た。ふ〜〜〜。

ま、こんな感じで、これが正解なのかどうかは分からないけど、同じように困っている人のヒントになればいいなと思う。

さあ、まだまだ先は長いぞ!

帆船模型作りが楽しくなってきた

ロープ張り、始めはのんびりコーヒーを飲みながら

帆船模型作りは木工の工程が終わって、あまり気が進まないロープ張りの工程に入った。でも、帆船はロープがあるからこそ、あの美しい姿になるわけで、いかにうまく張るかがとても重要になる。さらに帆船は文字通り「帆」が推進力になるんだけど、ぼくはあえて帆がないタイプのサプライ号を選んだ。(ないほうがカッコいいと思う)

まずは、ヤードに滑車を付ける作業からだ。この作業はそれほど難しくはないので、コーヒーを飲みながら、いつものようにJAZZRADIO.COMをBGMに少しずつ進める。

滑車は7種類で200個くらいの数がある。すごい数だよね。滑車の数は同じくここを通るロープの数になるわけで、帆船はいかに多くのロープが張り巡らされているかがわかる。しかしあの図面だけで、これらを完璧につなげぐことができるのだろうか、正直言って自信はない。

滑車は小さなものはわずか3mmくらいの小ささなので、結ぶときは指よりはピンセットを使うとよい。まるで外科手術みたいなんだけど、慣れないぼくはなかなかうまくいかないことが多く、イライラすることがある。ここは集中力がものを言う。

誰かが近くにいれば、ちょっと持っててくれる? とお願いすればいいけどここには誰もいない。こんな時にはバイス万力君にちょっと持っててとお願いする。彼はとても素直で親切でいいやつなのだ。

丁度1週間前から毎日少しずつ滑車とロープ張りをして、今日でここまで終えることができた。まあ、ここまでは大した作業ではないので問題はなし。ただし糸がピンと張れていないので、このあとに水で薄めたボンドを糸に馴染ませて、ドライヤーで成型して綺麗なラインを作った。

さあいよいよ、ここからだんだん帆船模型らしくなってくるよ。
まずは船首バウスプリットの部分からスタート。長く突きだすパーツを付けると、いかにも帆船らしい姿になってきたぞ。ヨットでいうとジブセールを張るブームだよね。(若い頃、「しおからセーリングクラブ」という小さなクラブを作って、ディンギーに乗り三河湾で楽しんでいたのを思い出した)

この3つの穴が開いている滑車はデッドアイという、これは多くの箇所で使われている滑車だ。かなり力が加わる部分に使われているんだけど、滑車の3つの穴にロープを3回巻くことで、力を分散させるようにしているんだろうな。なるほど。こうやって、作りながら各部の役割を学ぶのも面白い。

アンカー(錨)も船体に取り付けた。ロープの端の始末は図面にはなかったんだけど、誰かの写真でこんなふうにグルグル巻いてあったのを参考にしてみた。

よし、今日はここまでにしよう。自己満足だけど、なかなかカッコいいではないか!
だんだん帆船らしくなってくると、先の楽しみが膨らんでいくよね。この工程が嫌で2ヶ月もブランクがあったんだけど、いざ始めてみると意外に楽しいものだとわかった。何事も毛嫌いせずに、まずはやってみろということだよね。

いくつになっても、常に新しいことを始める

去年の6月から始めた帆船模型作り。急がずに1年ぐらいかけて、のんびり作ろうと思って始めた。予想外のブランクが2ヶ月もあったけど「じっくりいろんなことを考えながら、一つのものを作り上げていく趣味」というのはとても楽しいものだなと思った。

かと言って、すぐには「2艇目の帆船模型作り」をやろうと思わないと思う。たぶんその変わりに、また次の新しいことを始めるだろうなあ。

先日105才で亡くなった日野原先生(聖路加国際病院理事長)が「長寿の秘訣は、常に新しいことを始めることだ」と言っていた。たしかにそうだと思う。

でも、ぼくは長寿のためにそうしようとは思っていない。「人生を楽しむこと」こそが、いつもぼくの生き方のド真ん中にある。そのためには、何か新しいことを始めることなんだと思っている。というか、勝手に新しいものを探してきて、それをやらずにはいられない性格なんだけどね。

会社で新しいことを始めようとしたり、自分が会社をやめてもカフェを始めたいなと思うことも、全部そこにつながっているように思う。たった一度の人生だから、いろんなことを楽しみたいものだ。

帆船模型作りが終わったら、今度は何を始めるのか、今は自分でも全くわからない。でもまた何か新しいことを見つけ出してくるんだろうなあ。

「帆船模型作り」のち「移動運用」

帆船模型作りをようやく再開する気になってきた。なんと早いものでもう2ヶ月もたってしまったんだなあ。ただ、なんとなく糸で細かい作業をするのがおっくうだっただけで、よく考えてみたら、大したことではないなと思えてきた。

さてと、と材料を広げてみると、あれ!?金属部品が一つない。どこを探しても見つからない。いや〜、こりゃ参ったな。出鼻をくじかれた思いだ。仕方がないので自分で作ることにするかなぁ。やれやれ……。

そして、壁に貼り付けた図面をじっと見つめていると、「は〜っ……」と、またため息が出た。なんにせよ、このキットには説明書がない(あるにはけど、ないのと同じくらいひどく大ざっぱで、まるで役に立たないときている)のだ。

とにかく頼りになるのは、この図面だけだ。しかし、大事な作る手順は分からないし、図面では作る方法が全くわからない。仕方がないので、とりあえず自分で考えて作るのだが、後になって、なんだこれは先にやっとかないとダメじゃん、ということに遭遇する。それも何度となく。

でも、もうこれも慣れっこになってきたので、全て行き当たりばったりでやるしかないぞと自分に言い聞かせている。これも考え方しだいで、自分で一つひとつ考えることで頭の体操になるし、むしろこれは楽しいことなんだ、と思えばそれでいい。(そう考えないとこれは続けられないのだ)

しばらく図面とにらめっこをしていたら、ふと「そうだ、今日は天気がよいから、家の中にいるより、外に出かけて気分転換しよう」と思った。

そこで、かみさんと一緒に出かけたのが、車で20分ほどの岡崎中央総合公園だ。わ〜い! ぼくらを満開の雪柳と芝桜が迎えてくれた。向こう側には桜並木もあって、これは凄いな! 来て良かった。

(画像をクリックすると拡大)

真っ白な雪柳と桜のピンク、そして青空と白い雲。なんて綺麗なんだろう。(それにしてもこのブログはWordPressで作っているんだけど、画質が相当落ちてしまう。deprecated.phpやfunctions.phpの設定を上げても、これが限界なのか。せっかくのよい写真が再現できない。まだまだ勉強が足りないなあ)

さて、ここに来た目的は、高台にある駐車場でアマチュア無線を楽しむためだった。先日一度試しにきたので、セッティングは簡単にできた。さてと、今日のコンディションはどうだろう?

ぐるぐるダイヤルを回してみるが、強力な信号はあまり聞こえてこない。しかもフェージングが激しくて、聞こえてきたかと思うとだんだん弱くなってしまう。CQを出している記念局があったので、何度もコールするが取ってもらえない。こちらからCQを出してもぜんぜん呼んでもらえない。う〜ん。

なんとか2局ほど交信できたが、今日はもうこれくらいにしておこうと、1時間ほどで終わりにした。こうやって移動運用も気楽にできるようになったので、また出かけることにしよう。今度は三河湾が一望できる三ヶ根山に行こうかね。

P.S.
そして、帆船模型作りの続きが始まった。
やってみると、とても細かい作業なんだけど、何も考えないで無心になれるってことはとてもいいことだなあと思う。先のことは考えないで、一個ずつ地道に作っていくことってことだよね。

さて、WordPressの画像を綺麗に表示される方法を調べてみた。
1枚目の写真は今まで通り、あらかじめ横600ピクセルのサイズに作った画像を貼り付けたもの。

こちらは倍の横1200ピクセルのものをアップして、表示を横584ピクセル(584しか指定できないため)にして貼り付けたもの。

たしかにちょっとだけど、画質はよくなったかもしれない。もっといろいろ調べてみようかね。

さらに、じゃあ、横1200ピクセルの画像をそのまま貼り付けてみたらどうだろう?
すると、なぜか1200ピクセルじゃなくて、幅をこのブログの幅に自動的に縮小して表示するので、すごく鮮明な画像になった。

う〜ん、なんだかよくわからないけど、これが一番いいよねえ。この方法でよいのかなあ。う〜ん。

一旦、立ち止まることにした

帆船模型もいよいよリギング(ロープ張り)に入る。ちょっとワクワクした楽しい気分になっていた。どこかで、この作業が一番楽しいと読んだことがあるからだ。

しかし、それは昨日までのこと。今日はむしろ反対に気持ちが萎えてしまっている。あのワクワク感も、すっかり消えた。

今朝、そうだと思い出したことがある。
このキットを購入時に「入門者向け!製作ガイド+DVD付属キット」を付けてもらった。最初のころはこのDVDを参考にしていたんだけど、もう見なくてもできると思ってから、その存在をすっかり忘れていた。今日はリギングに入る前に参考のために一度見ておくことにした。

あれー!? あれあれ?
マストは最初の一段目だけしか立ててないぞ。そこにあらかじめ結んでおいた輪っかを通しているじゃないか。ぼくはすでに3段を連結し接着してしまっているぞ。しかも、滑車は先に付けてある。あ〜、やっちまったと思った。

だからと言って、もちろん、できなくはない。ただ、むちゃくちゃ作業がしにくくなるということだけだ。自分がそのことを我慢してやればいいだけのことさ。と思った。

さらに先を見ていくと、何とも細かい作業が延々と続く。細い糸をピンセットを使って、とても難しいことをやっている。なんだか少し気持ちが滅入り始めてしまった。

今までは木工作業だったので、それなりに楽しかった。でも、こういう細かい作業は正直言って苦手、というより、むしろ嫌いだ。楽しいと思えないんだよね。

さらに、こんなふうに、ピンセットを2本持って、糸を小さな穴に通したり結んだりしている。まるで外科手術みたいだ。しかもその数は無数にあるのだ。

糸の種類は8種類。滑車の種類は7種類で200個近い。(@_@)
さらにDVDを先に進めようとしたけど、やめた。戦意喪失……。

あの難解な説明書と図面だけで何とかここまで耐えてきたのだが、ついにギブアップか!?

かと言って愚痴を言っても始まらないのだ。だれも助けてはくれない。やるのは自分しかいないのだから……。

このサプライ号の写真を初めてみた時に、帆船というのは何と美しいものか。この堂々たる船体。そしてまっすぐ天にそびえ立つマスト、左右に大きく広げたヤード。そしてこれらを幾何学的に結ぶ数々のロープたち。さあ、これを自分の手で作り上げるのだ! な〜んて興奮していた頃が懐かしくさえ思える。

ともかく、今日は気持ちが沈んでしまって、とてもぢゃないが、手をつける気にはならない。再びやる気が出るまでは、しばらく手を付けずにおこう。

毎日欠かさず帆船模型作りをしてきたんだけど、ここで一旦、立ち止まって、しばらく休むことにした。ぼくのことだから、きっと、またやらずにいられなくなるはずなので、そうなるのをしばらく待つことにしよう。

P.S.
何も自覚症状はないんだけど、今日は近くの眼科へ緑内障の検査に行ってきた。判定は「異常なし」。半年に一回は検査をすることにしよう。

ヤード作りが終わった

帆船模型サプライ号もいよいよ第4コーナーに入った。
ヤード加工を12本。3種類の丸棒を図面に従って細かい加工をした。特に丸棒の中心付近を正八角形にするものが4本あり、これがかなり苦労した。

(写真をクリックすると拡大)

なぜ八角形にするのかというと、マストは丸い、これにしっかり取り付けるには平面の部分が必要になるからだ。四角形でも六角形でもいいと思うけど、丸に近い八角形がいろんな意味で都合がよいのだろう。

当然、八角形にするための専用の工具があるわけではない。どうやったらそんな加工ができるのだろうと考えた。最初は正方形にカットし、その周りに4枚の板を張り付け、少し大きい正方形を作り、それぞれの角を斜めにカットして正八角形を作ってみた。ただ、この方法だと丸棒より外に飛び出ている。

次に、丸棒に8等分のラインを引いて、それに沿ってクラフトナイフで削ってみた。当然手で加工するので満足な八角形にはならなかった。

次の方法は、8等分のラインを引いた後、ルーターに丸いサンダーをセットして、これで削る方法にしてみた。何も固定せずに両手を使ってやったので、八角形になったんだけど、いびつなものになった。

最後の方法は丸棒をバイスにきっちり固定して、ルーターを水平に動かして削る方法にした。やっと良い方法が見つかったと思ったけど、すでにこれ以上加工するものはない……。だいたい、いつもそうだ。

臭いが強いので会社で黒く塗装をして、ヤード作りが完了した。さあ、いよいよ、これに滑車を取り付けたら、リギング(ロープ張り)が始まるぞ〜〜〜!

でも、たぶんこの作業はかなり難関だと思う。説明書はなく、とてもわかりにくい図面しかないからだ。ま、例によって、図面の暗号解読から始めることにしよう。

P.S.
昨日、長男の第一子(男児)が無事誕生した。ちょうど一年前に次男坊に誕生した初孫(女児)に続いて二人目の孫の誕生に乾杯!!!

なんとか ここまで来られたよ♪

帆船模型作りもいよいよマストやヤード作りに入り、そろそろ八合目にさしかかったというところだろうか。

今日は2本のマストが完成し、一気に景色が変わってきて帆船らしい姿になったので、途中経過の記録のためにブログにアップすることにした。船体の長さは約46センチ高さは約50センチなので、そんなに大きなものではないけど、存在感がある。なかなか、カッコいいではないか!

もし、同じサプライ号を作っていて、このブログを見ている人がいたら、一言いっておこう。この段階ではまだマストは差してはいけないよ。さらに言うと、マストの上の部分も連結せずに、この後の工程の後にしたらいいよ。

上からみると、本当に高いように感じる。これからこのマストを中心にロープが張り巡らされることになる。いよいよ、一番やっかいな作業が始まるんだなあ。(その前に、まだ横方向のヤードを10本作らないといけないんだけどね)

組立てだけでなく、このマスト作りと平行して木部の塗装も行った。

オイル仕上げが自然でよいと思ったので、ちょっと高いけどリボスのオイルを使おうと思っていた。でもマストや甲板の白い部分にはウォルナットだと濃すぎることが分かって、もう少し薄い色をと探したけど、どれも濃くて適当な塗料がなかった。

すると、これはどう? と、家にあった「住まいのマニキュア」をかみさんが持ってきてくれたので、試しに使って見た。これは意外な物だったけど、なかなかよい仕上がりになったと思う。

船体の未塗装部分にはリボスのオイルを塗ってみると、独特な深みが出てよい感じになった。塗装をしたことでぐっと質感のグレードを上げてくれた。まさに塗装は模型作りで陰の主役なんだとわかる。

それにしても、この「帆船模型」って凄いと思わないかい?
材料は殆ど木だけだよ。それぞれの材料はあらかじめレーザーカットされているものと、定尺でカットされている数種類のものだけだ。これを図面だけを頼りに、切ったり削ったり、接着したり塗ったりして作りこんでいく。

後はそれを作る人の技術だったり、気持ちだったり、考え方だったり、いろんなものがここに集約されて作り上げられていくものだ。これは決定的にプラモデルとは違う。よくやく最近になって、その真髄が少しずつわかってきたような気がする。とても奥が深い。本当に楽しいなと思う。

さて、ここまで7ヶ月と20日という長い時間がかかったけど、単調すぎる作業や、作り方がさっぱりわからず、何度も試合放棄をしかけた。それでもなんとか挫折せずにここまで来れた。それができたのも、毎日どんなに短い時間でもよいから、模型作りに携わるんだと決めたからだ。

お陰さまで、ぼくはこれからの人生を、どういうふうに過ごしてもよい環境にある。ただ適当に何にもしなくて、ノンビリ過ごすことだってできる。それをとがめる人もいないし、決めるのは自分だと思う。

でも、やっぱり何かに挑戦し続けることが、生きる楽しみになるとぼくは思う。それも「毎日欠かさずやり続けられる」ことに、挑戦していきたいなと思う。考えてみると、やれることは本当にたくさんあるよね。

と、人生哲学や自己啓発本のように、優等生的なことを書いてはいるものの。ぼくの経験から言うと、人生はそんなにうまくはいかないと思っている。ときにはやる気をなくしたり、どうにもならない気分のときもある。そういうときは無理をせずに、自分に素直になって「がんばらない」ようにしている。

そして大切な考え方は「最も重要な決定とは、何をするかではなく、何をしないかを決めることだ」。あのスティーブジョブズの名言だ。ぼくはいろんなことをやめた。以前にも書いたけど「知らん権利とほっとく義務」を実戦していて、SNSは全てやめたし、いろんなニュース情報集めも一切やめた。

たった一度の人生で、できることは決して多くはない。だから、今できることを大切にして、毎日を「愉快で機嫌よく」生きていこうと思う。

いよいよ、マストとヤード作りだ。

(写真をクリックすると拡大)

帆船模型作りは船体〜甲板と進んできたが、いよいよマストとヤード作りに入った。と言っても全6枚ある図面の中でやっと2枚目になる。まだまだ先は長いな。

毎回言うがこのキットの説明書は殆ど役に立たないので、この図面だけが頼りだ。(誤解をしないで欲しいが、文句を言っているのではない。むしろ、懇切丁寧に説明されるより、ぼくは「あとは、自分で考えろ」的な考え方に共感している。この会社がどう思っているかはわからないけどね)

材料の8mm、6mm、4mmの3種類の丸棒を使って図面に従って加工をしていく。
……というのは簡単だが、何をどういう手順でやればいいのか、さっぱり分からないんだよ。とりあえずはメインマストから取りかかることにしよう。

図面には長さ以外の寸法は書かれていない。しかも図面は原寸に近いだけだ。下の方から上に向けて少しテーパー状にし、あるところから、SQUAREつまり四角くしていく。さらに切り返すようにテーパー状に上に伸びて、最後は丸く加工するということを読み取る。

どういう方法で加工していいのかわかないので、とにかくナイフで削り、ヤスリとペーパーで削る作業を繰り返す。何とか1段目はできた。そして2段目のマストに取りかかる。

1段目と違って、2段目、3段目のマストに上になるほど細くなっていく。しかもより難しい形状になっていく。これは今までのように適当にナイフとヤスリとペーパーだけでは綺麗に仕上げるのは難しいと思った。

ここからは数学の計算だ。直径6mmの丸棒から最大どの大きさの角材ができるか? という問題を解く。 え〜っと、角度は45度で、ルート2分の1でえ〜っと……。一辺が4.2mmでいいのかな?

その寸法から丸棒に印をつけ、マスキングテープを貼ってこの範囲を削るようにしてみた。

これが予想以上にうまくいった。
こんなふうに、自分でどういうやり方をすればいいのかを考えるのが楽しいんだとわかる。

それに適当に加工すれば良いというだけじゃなく、それぞれのパーツが他のパーツとどういう関係にあるのか、構造もちゃんと理解しないと、先になってうまくいかなくなる。今回も構造を理解して確認したお陰で、図面の寸法違いの発見してしまった。(図面を100%信用してはいけないということだ)

それに、道具と言っても専用の機械があるわけじゃないから、すべてナイフとヤスリとペーパーだけを使う。あとは、自分の根気と気力だ。

とにかく、根気よく、削る、磨く、そして削る、観察して確認する。そして、またそ削るという本当に根気のいる作業が続いた。

でもその作業のお陰で無心になれた。何も考えない。ただひたすら削り過ぎないように、少しずつ少しずつ続けることだけしか考えない。無心になれるって気持ちがいいもんだよ。

こうして、やっと1本目のマストの3本組が出来上がった。これでけで3日(丸1日じゃないよ)かかっただろうか。とにかく、ここまでやり遂げたいう満足感でいっぱいだ。

とくに2段目3段目の加工は大変だった。自分で言うのもなんだが、初めてにしてはよくやったと思う。図面を見たときに、これってホントにできるのか!?と思ったけど、やればできるもんだなと思った。日に日に帆船模型作りの楽しさの真髄がわかりかけてきたよ。

でも、この作業を始めると他になにも手を付けられなくなる。ギターの練習やアマチュア無線や読書も楽しまなくてはなと思う。だから明日は帆船模型作りはお休みをしよう。

やっちまったぜ。と笑った。

ま、帆船模型作りはそもそも失敗はつきものなのだが、そういうときでも自分に対して、バッカだな〜と言いながら笑うのがいい。

だいたいが物事をやる前にきっちり調べたり、間違いがないかどうか事前に慎重に確認したりするのは、面白くはないと思う性格なので、考えるより前にとにかく直感を頼りにやってみることが多い。だから当然、失敗したら笑いながら、さてどうする〜? みたいなことも多い。(もちろん、失敗が許されないときは、完璧に準備をするけどね)

帆船模型作りも甲板上のパーツ作りがメインの作業になって、いよいよこれも終わり近くなったが、錨のパーツ作りで錨とストック(木の部分)の組立てで失敗した。これらのパーツはそれぞれが直角になるように図面で指示されている。これは錨の原理を考えるとわかる話だ。ところがよく確認せず平行にして接着してしまった。

それなら、錨の部分を直角にひねって向きを変えてやろう。写真のように1本目はうまくいった。2本目もおんなじようにと……。あ〜っ。ボキッと根本から折れてしまった。やっちまったぜと、アロンアルフアで接着してみるが、うまくくっつかない。

あ、そうだ! こうやればいいじゃないかと名案が浮かんだ。
金属だからハンダで付けてやればいいかないかと。半田ごてを暖めてハンダ付けをする。……つもりだった。錨の部分をコテで熱すると、ペチャッとあっけなく溶けて下に落ちた。(@_@)

なんということか。君の正体はハンダだったのか。この錨はハンダを型に流して作ったパーツだった。な〜んだ、そうか〜。ははは。笑うしかない。

でも、ハンダの合金だとわかっていたら、やり方しだいでうまく接合できたと思うとちょっと悔しい。

というわけで、あっけなくも錨が一つしかない帆船ということになった。

ともあれ、いろんなパーツが付いて、いよいよ帆船らしくなってきた。お〜〜! カッコいい! と自分で誉めてみる。

写真だけでは見えない小さな部分も、ここまでやるのというくらい細かい細工が施されている。模型とはいえ、本当によくできているなあ。

というわけで、今年の6月から始めて7ヶ月。なんとかここまで来たぞ!
この先はいよいよ帆船模型作りのもっとも大変なマスト関係の部分やロープ張りの作業になる。ここまで来たからには挫折せずに最後までやりきるぞ〜〜〜〜!

今年もあと、1日になった。振り返ると2017年は良い年だった。しかも「愉快で機嫌のよい1年」だった。来年も良い年だったと思えるように、一日一日を大切に過ごしていきたい。とにかく毎日を「愉快で機嫌よく」生きていこうと思う。

P.S.
になみに、この錨のパーツはメーカーが違うけど、ほぼ同じものがマイクロクラフト社で販売されていた。やれやれ、なんとかなったな。

今日の帆船模型作り日記

アマチュア無線は休眠状態

休日は、朝一番に無線機の電源を入れて、電波の状況をワッチすることから始まる。全てのバントをチェックしてみるものの、やっぱりどこもほとんど聞こえてこない。残念。諦めるしかないな。

世界中のアマチュア無線家はこういうとき、いったいどうしているんだろうなあ。ビッグアンテナを持っている人は、そんなの関係ないと楽しんでいるんだろうか。ないものねだりをしても仕方ないけど。

(と、ずっと思いこんでいた。実は夕方近くにアンテナをベランダの外に回転して出してワッチしてみた。すると聞こえる。それほどたくさんではないものの、CWが数局CQを出して交信していた。いつもワッチするときは、あえてアンテナはローテータを動かさず、ベランダの内側に収納したまま聞いていた。だいたいのようすはこれで分かると思い込んでいたからだ。なんだ、そういうことだったのか)

帆船模型作りは休まない

というわけで、こういう時は帆船模型作りをするという、いつものパターンになる。帆船模型作りは甲板上の細かい装備などの製作にかかっている。船体作りの単純作業と違って作業はとても細かいけれど、こちらのほうが作る楽しみが大きい。

まずは、鉋台作りだ。
小さなパーツを切り出し、瞬間接着剤で組み立てていく。車輪は軸が角材なので全ての軸を丸くしてはまるようにする。プラモデルなら最初からこんなことをしなくてもいい。でもこんなに手間はかかるけど、木製だからできることだし、そこが帆船模型らしいなと思う。

そして、甲板上の他のパーツも切り出して、やすり掛けをする。

これを塗装するのだが、いつものように塗料が臭いとクレームが入るので、これは会社でやることにしよう。

塗装を待ってからの作業は後回しにして、いよいよマストの取り付けの予備作業をした。マストが入ると、いよいよ帆船模型らしくなってきたぞ。

毎日、ほんの少しの作業なんだけど、その積み重ねでここまでやれてきた。ちょっと前に「1日1ミリでもいいから前に進もう」と書いたのを思いだした。今日はその地道なことがこれほど大切なことなんだとあらためて実感する。

「君をのせて」はここまできた

ギターの練習「君をのせて」も最初のころは全然できなかったけど、なんとかこの動画の再生範囲まではできるようになった。

ぼくが今レッスンを受けているフィンガースタイルの奏法とはかなり違うので、この曲は一見それほど難しくないようにみえるけど、実はとても難しい曲だと思う。

それでも1日1ミリの気持ちで積み重ねることがとても大切なんだとあらためて感じる。でも楽しいよ〜♪

今年もあと1週間ほどになった。

今年は初孫が産まれて、ついにおじいちゃんになった。あ〜、ついにそんな歳になったんだなと複雑な気持ちだけど、やっぱり孫は可愛い。

生活が大きく変わったのは、3月に4ヶ月かかったリフォームが終わって新しい生活になったこと。家をリフォームをすることは、自分自身のリフォームにもつながり、毎日が楽しくなった。

さらに趣味の無線室も自分で作り直してみた。思いのほか居心地がよくなったので、休みの日はずっとここにいる。

JAZZ RADIO.COMを1日中流して、本を読んだり、帆船模型を作ったり。アマチュア無線を楽しんだり、ギターの練習を再開したり、何だか青春時代に戻ったような気分になる。環境というのがどれほど大切なものかとあらためて実感した。

どう生きるか

そして、今年1年は「どう生きるか」ということをいろんな角度から考える年でもあった。それに関わる書籍をたくさん読み、自分なりにこれからの人生をどう生きるかを考えた。

先日、2018年の会社の休日スケジュールを考えたが、初めて1月から3月を全て3連休にしてみた。事業規模を大幅に縮小して兄と2人だけになったので、なんとかなると思う。

今まで25年以上、会社のためにがんばってきた。だから、これからはもうがんばらないで、のんびりやっていこうと思う。そして何年か後にはMarvel’s Cafeを始めたいと思っているが、その準備もゆっくりやっていこうと思う。

つまり、人生というのは、いかに先の楽しみを自分で切り開いていくか。そういうことではないかと思う。自分の人生は人に与えられるものではない、どう生きるかは全て自分自身が決めているのだから……。