待ちに待ったメイトン嬢がやってきた!

自分への誕生日プレゼント
今日、ずっと待ちこがれていたギターがついに我が家にやってきた。何とも色白でちょっときゃしゃなボディ、しかもセクシーなくびれが何とも魅力的だぜぃ〜 ♪

きっかけは、今から1年前にず〜っと睡っていたカワセのMasterをリペアしたことだった。それまで随分長い間ブランクがあったギターの練習を再開した。

毎日トミー・エマニュエルの「Windy & Warm」という曲を少しずつ練習して、ある程度弾けるようになった今年の正月。よし今年の自分の誕生日9月3日にこの憧れのギターを自分にプレゼントしようと決めた。今までがんばってきたご褒美に、自分で自分に贈ることにしようと……。

そのギターが言うまでもない、あのトミー・エマニュエルの仕様で設計されたメイトン社のEBG808TE。最後の「TE」はその彼のイニシャルだ。

すべてが魅力的なギター
これからぼくなりにこのギターの感想をいろいろと書いてみることにするね。

まずはこのギターケースがカッコいい! ボディの部分が膨らんでいるのは、それだけ頑丈なんだと思う。それとカッコいいMatonのロゴが金文字で印刷されている。他のギターメーカーではあまりこういうのはない。これを持って街を闊歩すると何とも誇らしい気分になれる。

ギターヘッドにはMatonと白蝶貝のインレイ・ロゴが施されていて、可愛いカンガルーの絵柄も一番上に描かれている。さすがオーストラリアのメーカーという気がする。遊び心もあっていいよね。

そして、12フレット部分には「C.G.P」という貝殻マークが入っている。C.G.Pというのは「Certified Guitar Player」の略、世界最高峰ギタリストということで、この称号をチェット・アトキンスから授かっているのがトミー・エマニュエルだ。

そのトミーがプロデュースしたギターということで、このマークが入っている。もちろんこのトミーのシグネチャーシリーズにだけしか入っていない。何だかこれだけでも嬉しくなってくる。

バックとサイドはQueensland Maple(クイーンズランド・メイプル)というオーストラリア産の木材を使っている。乾燥した気候で育つこの木を使うことで、カラッとした乾いたサウンドを作っているらしい。

なるほど、他のギターメーカーはマホガニーやローズウッドを使うので、これらとは色がぜんぜん違うよね。

そしてトップはAAA Sitka Spruce(シトカ・スプルース)が使われている。さらにはこのピックガードの形は、まるで小鳥のようで可愛らしくて好きだ。

ブリッジの材質はPau Ferro(パー フェロー)、とても優しい色だ。ここには独自のピエゾシステムが搭載されている。両側にあるスクリューは動かすなとシールに書いてある。これは内部にあるピックアップを取り付けるためのものなので、動かすとノイズ発生の原因になるらしい。

そしてメイトンのもう一つの独自のシステムがこれ。ボディ内の生の音をこのマイクで拾っているということだ。凄い! この位置を調節することで好みの音を拾えるらしい。ただ、これを使うときはサウンドホールにカバーをしないと、ハウリングが起きやすいらしい。なのでついでに注文をしておいた。(このシステムを使うかどうかは分からないけど)

そしてここが心臓部と言えるプリアンプ部分。ピエゾシステムとマイクシステムのそれぞれを個別にコントロールできるようになっている。実際に島村楽器で試してみたけど、それぞれが全然違う音でとても良い音がした。これは面白いなあと思った。

でも使うことはない人でも、このシステムがくっついているのは、ちょっと考えてしまう。このシステム分だけコストが高いからねえ。

ボディ内を覗いてみると、シールにちゃんとシリアルナンバーが「17112」と印刷されている。それに左上には品質管理として、各工程の作業者のサインまで入っている。これは凄いなと思う。

さらには、メイトン社の工場内の動画を観ると、それぞれの工程でみんな誇りを持って仕事をしているのがわかる。こういうのってホントにいいと思うなあ。これを観るとよりメイトンのギターに愛着が湧いてくる。ギターに興味がある人には、ぜひじっくり観て欲しい動画だと思う。

あらかじめ張ってある弦はあのエリクサーだった。音が断然違う! それとよく見るとネックの最後の部分もちゃんと可愛くデザインされている。多くのギターメーカーは直線でカットしてあるけど、メイトンはこういう小さな所まで、ちゃんと気を遣っているので、ますます女性的に思えてくる。

ペグ(糸巻き)は信頼性の高いグローバー社のものを使っている。

ギターに付いていたタグ類と保証書。www.mymaton.comでネットから保証登録もできるようになっていたので登録しておいた。

それからギタースタンドは、不安定な安いやつじゃなくて、ちょっと高いけど吊り下げ式のよいものを購入した。ネック部分とスタンドの足の部分とで支えてくれるのでとても安定感がある。

さて、肝心な音の感想は?
とにかくもの凄く、びっくりするほどいい音がする。有名なマーチンやギブソン、テイラー、そして日本のメーカーとは全く個性が違う。カラッと乾いた音というか、キラキラというか、爽やかというか、澄んだというか、とても好きな音だ。ギターのことは全くわからないかみさんが「素人の私でも凄くいい音だとすぐわかった」と言っていた。

言葉で話すよりトミー・エマニュエルの「Angelina」という名曲を聴いてもらえばよくわかると思うのでぜひ! もちろん、トミーが弾いているこのギターはぼくと同じEGB808TEだよ。

それとこのギターを弾いてびっくりしたのが、滅茶苦茶弾きやすい。とにかく、今まで弾いていた曲がとてもスムーズに弾ける。やっぱりこれは凄いなと思う。弦高が全体に低いことやネックの厚みが薄いということ。

だから押さえるというより軽く触れるだけでいいという感じかなあ。とにかくとてもスムーズに弾ける。自分が凄くうまくなったように感じるって凄いよ。きっと他の所にも秘密があるかもしれないね。

どうして島村楽器に置いていないの?
これほど素晴らしいメイトンギターなんだけど、なぜか普段から島村楽器岡崎店には1本も置かれてない。小っちゃなお店じゃないのにだよ。なのでスタッフに尋ねてみた。「どうして、こんなにいいギターをこのお店に置かないんですか?」と……。

すると、このメイトンはギターがかなりできる人で、その違いをよくわかっている人しか買わないんだそうだ。つまり知る人ぞ知るギターということになる。

30万円もするギターというと、みんな定番のマーチンのD-28とか、ギブソンのJ-45とか、テイラーの512ceとか、とにかく有名なブランドのギターしか売れないらしいのだ。

これって何も知らない、ただブランド品を買えばいいんだ、と思う日本人らしい特徴だなと思った。ま、ぼくはみんなが知らないけど、こんなに凄いギターを持っているんだと思うと逆に嬉しくなるけどね。

ぼくの3本のギターたち
この機会に、殆ど弾かないギルドとヤマハの12弦は下取りしてもらったので、残ったのはこのお気に入りの3本となった。メイトンの左にあるのは、ヤマハのサイレントギター。夜の練習の時に役に立っているし、右のカワセ・マスターは40年程前に特注で作ってもらったもので、もうビンテージの域に入っている。音の鳴りはもの凄く分厚くて大きな音だし、乾いた音も大好きだ。でも総合的にはやっぱりメイトンが別格の存在になった。この3本があれば、この先一生の友として楽しんでいけそうだ。

その後の坐骨神経痛
そうそう、坐骨神経痛の方は普段の生活は全く支障がないほどになっている。1日1回か2回の長時間指圧をやり、ストレッチとスクワットをやるだけで、普通に座っていられるようになった。休日でも横になって休んでいることが殆どなくなった。

だから、ギターもゆっくり弾けるし、帆船模型作りも長い時間できるようになった。それ以上に精神的なストレスがなくなったことが何より嬉しい。まだ100%完全ではないけど、このままいけば近いうちに完治するような気がする。涼しくなったら散歩も再開しようと思う。もう二度とこんなことにならいように……。

マスターの音が復活した!

今日は坐骨神経痛のセルフメンテナンス(主に指圧)をじっくりやってみた。今まではせいぜい10分とか15分程度だったけど、あえて30分という長い時間やってみた。こりゃ驚いた。ぜんぜん効果が違う! その後は驚くほどスッキリして軽くなり、痛みがかなり消えてきた。これは新発見だ。

そのお陰でギターの練習もゆっくり楽しめた。30分弾いていても全然苦にならないぞ。

あっ、そうだと思って島村楽器で買ってきたエリクサー弦に交換することにした。じつはマスターの弦はリペアーから戻ってから、ずっと11ヶ月もの間、張りっぱなしで交換していなかった。しかも張ってあった弦はカワセの550円の安い弦なので劣化が早い。昨日のメイトンの比較すると実に冴えない音に感じていた。なので新しい良い弦に変えようと思って購入していた。

このElixir(エリクサー)のフォスファー・ブロンズタイプというのは、特殊な樹脂コーティングがされていることと、ブロンズでも特殊な合金が使われている。

このコーティングにより、弦を汗や体の油分、汚れから守り、腐食を防止するため、とても長持ちする。つまり、長い間よい音を出し続けることができるわけだ。値段は2,200円ほど(Amazonなら1,627円)で高いけど、それだけの価値はあるのでこの弦を使うことが多い。

ギターの弦交換はとても面倒なので、痛みがあるときはそんなことをしたいとは思えないんだけど、今日は痛みがとても少ない。「じゃあ、いつやるの? 今でしょ!」と迷わず作業にかかった。

弦を張り替えてさっそく弾いてみた。ぜんぜん違う〜〜(@_@)!!!

これが同じギターなのかと思うくらい、滅茶苦茶いい音だ。とても「きらびやかな音」。こんなことならもっと早く交換すれば良かったと後悔するくらい、すごいいい音になった。あまりにも嬉しくて、ずっと弾き続けていた。1時間くらいずっと。まるで坐骨神経痛であることを忘れるくらい夢中になって弾いた(いや、確かに痛みは消えていたのだ)。

もともと、このMasterは40年ほど前(年がバレるな)、大学生時代に東京神田「カワセ楽器」で作ってもらった特注ギターだ。その音には定評があって、マーチンのギターを徹底的に追求していた。とてもこだわりがあって、しかも頑固な異色のメーカーだった。だからやっぱいい音がするなあ。ひょっとしてメイトンにも負けないかもしれないなあ(ただ、ネックが厚すぎて弾きにくいのがちょっとね)。

というわけで、メイトンと共に復活したこのマスターによって、ぼくは若かった頃、熱かった頃のギター少年のような、あのワクワク感がどんどん戻って来た。「病は気から」というではないか。このワクワク感という「気」の連鎖で、坐骨神経痛を追い出してやろうと思う。いや、それにしても、ほんと30分の指圧、すごいなと思う!(@_@)

我が愛しのメイトン

今日は島村楽器 岡崎店にいってきた
お店のギターコーナーには数多くのギターが展示されている。多くの人はアコースティックギターと言えば人気のマーチン、ギブソン、テイラーを思い浮かべるだろう。もちろんこのお店にもたくさん置いてある。

でも、ぼくの欲しいギターはここにはない。そのまま奥のサービスカウンターの方へ進んだ。今日はすでにお願いしてあったあのギターが届いているはずだから。

このぼくを待っていてくれたギターの名はMaton(メイトン)だ。メイトンギターはオーストラリア製で、あの世界的に有名なギタリストであるトミー・エマニュエルがこのギターを愛用している。その中でも「TE」と名がつくトミー・エマニュエルのシグネチャーモデルEGB808TEを選んだ。彼が自ら設計に加わって作られたモデルだ。

おお〜〜! ケースが超カッコいい! 美しい〜! ドキドキしながらそっとケースを開けてみた。

ふっくらとした分厚いクッションに囲まれ、それはびったりと納められていた。おお〜〜! 愛しのメイトンEGB808TEよ。ずっと君に逢いたかったんだよ。あれ?女性を意識しているみたいだな。笑

さっそく、試奏コーナーへ移動して弾いてみることにした。ちょっと緊張気味にボロ〜ンと音を出してみた。すごいすごい。滅茶苦茶いい音がする。YouTubeで何度も観たあの美しい繊細な響きがする。

このギターは抱えてみると、ぼくが持っている他のギターと比べると少しきゃしゃだ。そして、その色白のボディと可愛いピックガード。印象としてはとても女性的に感じる。うん、そうだ、やっぱりこれは「彼女」と呼ぼう。

ところが弾いて見ると、きゃしゃな割に驚くほど音が前に出てくる印象だ。高音も繊細に伸びて、低音はとてもシャープだ。特にフィンガースタイルがメインのぼくにはこの音がぴったりする。それに何と言ってもネックの厚みが薄いので、とても握りやすいし、とても弾きやすい。あ〜、このことか、定評の弾きやすさ、自分で弾いてみてよく分かった。

ピックアップシステム
さらにこのメイトンには画期的なピックアップシステム「AP5 PRO」が搭載されている。ブリッジ部分には独自のピエゾシステムが搭載されており、さらにボディ内にはこのピエゾシステムとは完全に独立したマイクシステムが搭載されている。そして心臓部と言えるプリアンプ部分は、二つのシステムの両方ともが個別にベース、ミドル、トレブルのコントロールをさせることができる。(マニアルから書いた)

と言ってもぼくはたぶんこれを使う機会はないだろうな。でもどんな音がするのか知りたいので、スタッフさんにアンプをつないでもらって試奏してみた。たしかに、それぞれ全く違う音色になるなあ。

ピエゾシステムを使うとエレアコのような音になるし、内蔵されたマイクシステムの方だと生ギターの音になっている。面白いなあ。これならエフェクターを通してヘッドホンで聴いてみたら面白いのかもしれないと思った。

わずか、10分程弾いただけで、このギターの魅力がはっきり分かった。というか、これ以上弾くともったいない気がして弾くのをやめて、スタッフさんに「決めました!」と伝えた。

実はこのメイトンEGB808TEは9月3日、自分の誕生日に自分がプレゼントするために購入するつもりだった。欲しいと思ったらすぐにでも手に入れたい性格だ。でも今回だけは誕生日の記念にしようと決めていた。

その日に向け、すでに予約をしてあったのだけど、30万円もするギターだから、やっぱり事前に試奏してから決めたいなと思ったのでお願いしてみた。すると快くそのために、わざわざ他店(なんと遠く札幌店)から借りてくれたのだ。ほんとにありがたい。

ということで、ぼくのメイトンは今大阪の輸入代理店の方に置いてあって、来たるべきときをじっと待っている。早く逢いたいなあ。

5本のギターどうするの?
さて、ここで問題が一つある。ぼくは今4本のギターを持っている。さらに1本増えるとなると5本になっちゃう。今は会社に2本置いてあるんだけど、いずれは全部自分の狭い部屋に置かないといけない。う〜ん、どうしよう。

そこでこの機会なので、上の写真の一番左のヤマハ12弦ギターL12-5(1980年頃)と真ん中のギルドG-37(1976年製)の2本を下取りしてもらうことにした。12弦は殆ど弾かないし、ギルドも最近は弾かなくなった。

長い間そばにいてくれたので愛着はあるけど、やっぱり相性はそれぞれ微妙に違ってくる。人と人の出会いと同じでギターもそういうことがある。君たちよ、本当に長い間ぼくと付き合ってくれてありがとう。でも、また新しい出会いが君たちを待っているからね。幸せにね!

大切なのは物語
人生はそもそもが「物語」なんだけど、何かを買うというのは単に所有するということだけでは物語は何も起こらない。そこから何かが始まるということがとても大切だと思う。つまり「体験」が始まるということ。ギターは買ったとしても飾っておくだけでは何も起こらない。それを練習することで、新しい自分の体験につながっていく。

この曲を弾けるようになりたいと思ったら、最初はまったく弾けないしどうしてよいかもわからない。でもできないんだけど、とにかく毎日続けていくと、少しずつでもできるようになる。その進歩が嬉しいのだ。感激なのだ。

そしてやがては完全にマスターできるようになる。人に聴いてもらえたらこんなに嬉ことはない。これはすべて人生の中の大切な物語として残っていくのだ。

ぼくは「人生は楽しむためにある」といつも書いているけど、結局新しいことに挑戦していく「物語」をつくっていくということなんだと思う。メイトンとの出会いはその新しい1ページなんだよね。

というわけで、あと3週間ほどでメイトン嬢がやってくる。その日まで静かにそして楽しみに待っていよう。

最後に今ぼくが練習しているトミー・エマニュエルの「Angelina」という名曲をどぞ!もちろん、トミーが弾いているこのギターはEGB808TE。そうだ、やってくる彼女の名前は「アンジェリーナ」にしようかな(いや、もう少し考えて、もっと可愛い名前にしようかね?)。

 

1年後のぼくへ

今週から「Traveling Clothes」という素敵な曲にチャレンジし始めた。
Tommy Emmanuelが弾くと簡単そうにみえるけどとても難しいんだよ。でもぼくはいつかきっと弾けるようになると思っている。Tommyと同じように笑顔で弾けるようになっていると思っている。

なぜかというと、初めてチャレンジした曲「Windy & Warm」も最初はまったく何もできなかったし、できるようになるとも思えなかった。でも、先のことは考えないで、とにかく毎日たとえ10分でもいいから、必ず練習すると決めた。

そして半年後、その積み重ねでついに全体を通して弾けるようになった。ほんとに嬉しかった。まったく何もできなかったのが、ここまで来れたんだからね。

そして4ヶ月前からチャレンジを続けているのが、この「Angelina」という名曲。
前曲よりさらに難しいんだけど、なんとか今は50秒くらいのところを練習している。実際はリピートがあるので、全体の半分くらいのところかな。

はたして半年前の自分は、こうなることがわかっていただろうか?
いや、そんなことはまったく想像もできなかった。自分がこの先どうなっていくのかなんて誰もわからないと思う。

でも、確かなのは、何かを続けていくことで、きっと今の自分より前に進めているということだと思う。

ぼくは10年以上前から毎年「ほぼ日手帳」を書き続けてきた。会社に置いていたので、どちらかというと仕事のことが多かったし、毎日は書いていなかった。

そして今年から5年手帳に変えた。今年からは仕事のことではなく、ごく身近なことを書くようになった。しかも欠かさず毎日。

この日記を始めたことで、来年の今日、1年前の日記を読むことになる。そのときに自分が何を思うだろうか? 5年後はいったい何を思うのだろうか?

1年後のぼくへ尋ねます。
ぼくは少しでも前に進めていますか? 人生を楽しんでいますか?

 

さあ、Angelinaの練習をしよう!

毎日、続けたことで大きな財産を得た

ぼくは不器用なので、いろんなことをパラレルでこなすことができない(もちろん時間もないしね)。例えばギターの練習も毎日必ずやってるけど、今は「Windy & Warm」がメインの曲だ。

でもどうしても、この後半にある約10秒ほどのフレーズができない。何度も何度も練習するんだけど、どうしてもできない。( ↓の再生部分 :ただし、ブラウザによっては指定通りの再生ができない)

とにかく、来る日も来る日も、ここしか練習しないくらいだった。それでもやっぱりできない。もう限界だとあきらめよう。そうあきらめが肝心だ。そう思って一旦この曲から離れて、他の曲を練習することにした。

あのね、ぜんぜ関係ないけど、YouTubeの再生中に広告が頻繁に出てくるよね。これがとても気になるので、Adblock Plusというアドオンというかソフトをインストールすると、表示されなくなるよ。

それはいつかはこの曲を弾いてみたいと思っていた「Angelina」だった。「おいおい、むしろこっちの方が難しいんじゃないの?」というもう一人の自分は無視して練習を始めた。

Tommyが弾くと簡単そうにみえる。でも実はめちゃくちゃ難しい。とにかく最初の5小節(↑の再生部分:ただし、ブラウザによっては指定通りの再生ができない)でさえ弾けない。というのは小指が開かない、届かない。ストレッチとかしたりして何とか届くようにと思うが、相当無理をしないと音がでないんだよね。

そのうち、手首が腱鞘炎みたいになってしまって、ギターを弾くことができなくなってしまった。それで1週間は全く弾くことができない状態だった。こりゃ無理だわ。そう思いながら、何をやってもうまくいかない自分にイライラしていた。

仕方がないので、最初の5小節はやめて次のフレーズ2小節(↑の再生部分)を練習することにした。たったの2小節なんだけど、ここがこの曲の重要な部分だ。でも簡単そうに見えるフレーズなんだけど、ぜんぜん弾けない。とにかく思ったところに指がいかないのだ。でもあきらめずにその2小節だけを繰り替えし練習した。そして、何回か1回には弾けるようになった。ふ〜〜。

そのうち、また腱鞘炎みたいな痛みが出始めたので、しばらく練習を中止せざるを得なかった。というか、「Windy & Warm」を挫折し、この「Angelina」も挫折かと思って自信を失いかけていた。しばらくギターを弾くのをやめよかな。

そう思いかけたときに、「Windy & Warm」のあのフレーズが頭の中で何度も流れてきた。諦めないでとにかく、練習してみたらいいじゃないか。何ヶ月、いや何年かかろうが、その部分を弾き続けてみようよ。そんな気持ちになったのだ。

毎日毎日、時間にしてぜいぜい30分以内、いやもっと短い。でないとその10秒ほどのフレーズだけを繰り返すのですぐに嫌になってしまう。当然練習時間は短いからできないんだけど、できなくても気にしない。(実は練習していない時間でも、頭の中では繰り返しイメージ練習をしているのだ)

こうやって、とにかく諦めないで毎日弾き続けた。そのうち、なんとか半分のスピードなら100%じゃないけど、できるようになった。よしいいぞ、このまま続けよう。

とにかく、雨の日も風の日も、疲れた日も忙しい日も、欠かさず弾き続けた。するとある日……突然。

「 あれ!? 弾けた!(@_@) 」

それはあっけないほど軽く弾けた。初めて自転車に乗れたのと同じ感覚だった。それからはだんだん弾ける確率があがり、やがて全体を通して弾けるようになった。嬉しいなあ〜。本当に諦めないでよかったなあ。そう実感した。

そして時々自撮りで動画を撮って、動画を観ながらチェックをした。これは大森先生に教わったんだけど、とても有効な方法だった。この曲を弾き始めて約半年。ついにというほど大げさなことでもないが「よし、これなら人前でも弾けるな」と思えるレベルまで来た。

人はどんなに難しいことでも、毎日やり続けることで、こんなに進歩するもんだなあ。自分のことながら「よくやったね!」と誉めてあげたい。(ほんとはこの段階でメイトンギター買ってもいいなと思ったくらいだった……)

さあ、次はAngelina

よしそれなら次は、ぼくが大好きな「Angelina (Tommy Emmanuel)」という曲をもう一度真剣に練習しようと思った。

本当に良い曲だなあ。
ぼくはこの曲が弾けるようになったら、それが9月の誕生日に近いなら、Tommyが弾いているメイトンのEBG808TEを買うつもりでいる。そんな小さな夢の実現に向けて、さあ練習を開始しよう!

もちろん、ぼくには強い味方がいる。
それはこのAndre van Berloさんだ。丁寧に繰り返し、しかもわかりやすく教えてくれる。この先生がいなかったら、たぶん倍以上の時間がかかるだろうなと思うくらい、わかりやすいよ。

現在、8小節〜9小節付近を練習中だ(この動画の30〜36分あたり)。全部で110小節あるから、まだまだ先は長いけど、亀のようにゆっくり進んでいる。ゆっくりでも、楽しみながら練習するのが何より大切だと思う。


YouTubeでこんなにアップされている

さて、実はこの「Angelina」という曲は多くの人が弾いている。YouTubeで検索すると本当にみんな上手だなあと感心する。大人もいるけど、若い女の子もいるし、子どもだって弾いてるよ。

これらを観ると「そうだ、この人たちだって、ぼくと同じ人間なんだから、練習すれば、いつかきっと、こんなふうに弾けるようになれるよ!」と励ましてくれるような気がする。

半年後のぼくへ

というわけで、半年後の自分へメッセージを送ろう。
「メイトンのギターを無事買うことができましたか?」

答えは半年後 ↓
「                      」

 

ギターを弾くのをやめてしまったあなたへ

この10日ほど前から帆船模型作りをしばらくお休みすることにした。その分ギターの練習時間が増えることになるので、ずいぶん前進したように思う。お陰でこの「Windy & Warm」もなんとか一通り弾けるようになった。

大事なのはグルーブ感

ギターの練習は自分の弾いているようすを自撮りするといいと聞いたので、時々iPadで撮って観るようにしている。最初のうちはあちこちでミスをするし、自分では気がつかない悪い癖がいっぱいあるのがわかる。だから自分でも観るに堪えないくらい恥ずかしい出来だった。

でも、どこを直すかを知って、そこを集中的に毎日繰り返して練習していくうちに、少しずつミスが減ってくるし、悪い癖も直ってくるのがわかるようになる。なんとなく練習しているだけでは、同じところをグルグル回っているだけなんだということがわかった。

さらにトミーは「テクニックは大事だが、グルーブ感がすべてだ」と言っている。これはミスなく弾けるテクニックも大事だけど、ノリのよさを感じられるかのほうがもっと大事だ、ということなんだよね。たしかにこのトミーの演奏は抜群にノリがいい。

あーそうかと思って、あえてトミーのように身体を動かしながらノリノリで弾いてみると、不思議なほど、結果に表れてくるようになるんだよね。こうなると楽しいなと思える。ギターってホントに面白いんだよ。

面白いのは結果より過程だ

何が面白いかというと、山登りと同じだよ。登る前に頂上を眺め、あ〜、これからあの山に登るんだなあとワクワクした気持ちになる。でも、登っている途中は本当に苦しいし、長く感じるし、なかなか頂上が見えてこないんだよね。

それがある時点で開けてきて、頂上が見える所に辿り着くことがある。お〜、ここまで来たのかと実感するときだ。まだまだ頂上は先にあるんだけど、一歩一歩登っていけば、必ずあの上に立てるんだとやる気が出てくる。

そして、頂上に辿り着いたときは、これまでの辛さは忘れて、喜びでいっぱいになるよね。もし、頂上まで車で一気に着いたとしても、ぜんぜん嬉しくないよね、あの達成感はないよね。そして登っている途中こそが、山登りの素晴らしさなんだとわかるよね。そして次はどの山に登ろうかと思う。これはギターもまったく同じだ。

メイトンギターを買うぞ!

そして今チャレンジしているのが、この「Angelina」という曲。ほんとうに素敵な曲だよね。トミーは簡単そうに弾いているけど滅茶苦茶難しい。イントロだってぜんぜん小指が届かないんだよ。すぐにこりゃ無理だなと思ってしまう。でも毎日かかさずに練習を続けたら、なんとかイントロだけ弾けるようになった。この瞬間はやっぱり嬉しい!

この曲は全体で51小節あって、繰り返し部分を除いても31小節になる。今は6〜12小節あたりをウロウロしている感じ。でもANDRE先生のガイドがあれば、何とか頂上まで登っていけそうだ。タブ譜はSongsteerで手に入る($9.9/月)。

そして、ぼくの誕生日9月3日までになんとか弾けるようになったら、ご褒美にトミーが弾いているギターを買うのだ。本当に難しいんだけど、まだ半年あるから大丈夫!(できなかったとしても買うつもりだけど:笑)

そして、その次にチャレンジする曲がこの「Only Elliot」という曲だ。ホントいい曲だよねえ。何となく気持ちがパーッと明るくなるような気がする。な〜んて書くと、いかにもすぐに弾けるようなニュアンスにみえるけどD難度、滅茶苦茶難しい。何度もいうけど、これを弾けるように一歩ずつ前に進むのだ、という気持ちこそが大切なんだと思う。

ギターを弾くのをやめてしまったあなたへ

たまたまこのブログを読んでくれて、ずっとギターを弾くのをやめてしまっている人がいたら伝えたい。

「1日たった5分でもいいから、毎日欠かさずギターを弾き続けてみるといいよ。するとね、自分でも気がつかないうちに、あ、弾けるようになっている!とわかるよ」

どんなに忙しくて時間がなくても、どんなに気分が落ち込んでいてやる気がなくても、とにかく5分でもいいから、毎日続けてみて欲しい。ホントにそんなことで変わるの?と思うかもしれない。それでもとにかく最低1ヶ月は続けてみて欲しい。

1曲だけ弾きたい曲をYouTubeで見つけて、できたらタブ譜を探してプリントアウトして、最初のイントロ部分を繰り返して毎日練習する。時間は5分でも15分でもいい。いやむしろ長く弾かないほうがいい。その方が負担が小さくて習慣になるからということと、もう一つは進歩する度合いがあまりにも少しなので、自分では進歩しているのを気がつかないでいるからね。

最初はさっぱりできないと思うけど、毎日練習すれば必ず少しずつ弾けるようになっている。少しできるようになっていると気がついたときには、また次に進みたくなるものだ。そうなったら、もう大丈夫。これを毎日続けることで、自分でもびっくりするくらい上達するよ。

もちろん、マスターできるのは半年後かもしれないし、1年後かもしれない。でも急いではいけないんだ。楽しいと思えるようになったら、期間が長くなろうが気にはならないはずだ。とにかく結果より過程が楽しいし面白いと思えるようになること、それがいいんだからね。結果は必ず付いてくる、まさのその通りだよ。

いとしのメイトン!

ずっと毎日欠かさず続けていること。それはギターの練習と帆船模型作りだ。ホントに飽きっぽいぼくだけど、だいたい30分くらい、忙しい時は最低10分でもいいからとにかく続けると決めている。

時間の余裕がある時にたっぷり時間をかけてやるというより、とにかく少しでもいいから毎日続けることの大切さを実感しているからだ。

今練習しているこのWindy & Warmという曲も、何カ所かわからなくて行き詰まっていたんだけど、最近見つけたこのタブ譜のお陰でかなり前進した。↓
ホントに感謝感謝!

練習は最初から通しでやるということはない。短い時間だから、自分ができないフレーズを重点的にやる。でもできないことを練習するのは苦痛だ。できなくて嫌になるくらい自分の力不足を感じる。

だけど、諦めてはいけない。昨日より今日、今日より明日、できないんだけどとにかくやり続けることで、必ずできるようになっていくものだ。これだけは間違いない。何とか8割くらいまではマスターできたかな。(でも実は残りの2割の方が大変なのかも…)

そしてこの次に練習をチャレンジしようと思う曲がこれ!

トミー・エマニュエルのAngelinaという名曲だ。
なんという素晴らしいメロディーだろう。とはいえ、とても難しい。今のぼくには難しすぎてマスターできる自信はまったくない。それでも挑戦する気になっている。

それはこのAndre van Berloさんのお陰だ。
詳しく丁寧に、しかもとてもわかりやすく奏法を教えてくれる。英語で教えてくれるけど、見ればなんとなく理解できる。ありがたいよね〜。

とにかく時間はかかると思うけど、毎日続けることで、きっとできるようになると信じるのだ。

そして、今年のぼくの誕生日9月3日に、果てしてどこまでできているかは分からないけど、自分なりに満足いくレベルになったら、自分にプレゼントをするのだ。

それが、このMaton(メイトン) EBG808TE。↓

トミー・エマニュエルが愛用しているオーストラリアのギターメーカー メイトンEBG808TE(トミー・エマニュエル シグネチュアー・モデル)だ。

とにかく、このギターの音色がとても好きで、今ぼくが受けているギターレッスンの講師(おおもりさん)もこれを愛用している。

ギター選びのために、YouTubeでいろんなギターメーカーの動画を見比べているんだけど、見れば見るほど、このメイトンが欲しくなっている。ホントに恋い焦がれているのだよ。

いつか、このメイトンでAngelinaを弾くという夢。ぜったい叶えてやるぞ〜〜〜!

P.S.
そうそう、毎日欠かさずやってることがもう一つあった。
それは自分で焙煎したコーヒーをその日のうちに、ドリップして冷蔵庫に保存して、毎日欠かさずに飲んでいる。1回に5杯分の焙煎、これを毎日1杯ずつ飲んでいる。しかも一口ずつゆっくり。とにかく48時間以内に抽出というのがポイントらしい。

ぼくは尿酸値が高く痛風の時限爆弾を常にかかえている。これが年に何回か爆発する。とにかく耐えがたいほどの痛みで苦しむのだ。だからこの記事の効果を自ら試してみたいと思っている。今2週間目だけど、なんか良さそうだよ。っていうか、新鮮なコーヒーは健康によいということはすでに分かっているんだけどね。

(画像をクリックすると拡大)

 

今日の帆船模型作り日記

アマチュア無線は休眠状態

休日は、朝一番に無線機の電源を入れて、電波の状況をワッチすることから始まる。全てのバントをチェックしてみるものの、やっぱりどこもほとんど聞こえてこない。残念。諦めるしかないな。

世界中のアマチュア無線家はこういうとき、いったいどうしているんだろうなあ。ビッグアンテナを持っている人は、そんなの関係ないと楽しんでいるんだろうか。ないものねだりをしても仕方ないけど。

(と、ずっと思いこんでいた。実は夕方近くにアンテナをベランダの外に回転して出してワッチしてみた。すると聞こえる。それほどたくさんではないものの、CWが数局CQを出して交信していた。いつもワッチするときは、あえてアンテナはローテータを動かさず、ベランダの内側に収納したまま聞いていた。だいたいのようすはこれで分かると思い込んでいたからだ。なんだ、そういうことだったのか)

帆船模型作りは休まない

というわけで、こういう時は帆船模型作りをするという、いつものパターンになる。帆船模型作りは甲板上の細かい装備などの製作にかかっている。船体作りの単純作業と違って作業はとても細かいけれど、こちらのほうが作る楽しみが大きい。

まずは、鉋台作りだ。
小さなパーツを切り出し、瞬間接着剤で組み立てていく。車輪は軸が角材なので全ての軸を丸くしてはまるようにする。プラモデルなら最初からこんなことをしなくてもいい。でもこんなに手間はかかるけど、木製だからできることだし、そこが帆船模型らしいなと思う。

そして、甲板上の他のパーツも切り出して、やすり掛けをする。

これを塗装するのだが、いつものように塗料が臭いとクレームが入るので、これは会社でやることにしよう。

塗装を待ってからの作業は後回しにして、いよいよマストの取り付けの予備作業をした。マストが入ると、いよいよ帆船模型らしくなってきたぞ。

毎日、ほんの少しの作業なんだけど、その積み重ねでここまでやれてきた。ちょっと前に「1日1ミリでもいいから前に進もう」と書いたのを思いだした。今日はその地道なことがこれほど大切なことなんだとあらためて実感する。

「君をのせて」はここまできた

ギターの練習「君をのせて」も最初のころは全然できなかったけど、なんとかこの動画の再生範囲まではできるようになった。

ぼくが今レッスンを受けているフィンガースタイルの奏法とはかなり違うので、この曲は一見それほど難しくないようにみえるけど、実はとても難しい曲だと思う。

それでも1日1ミリの気持ちで積み重ねることがとても大切なんだとあらためて感じる。でも楽しいよ〜♪

今年もあと1週間ほどになった。

今年は初孫が産まれて、ついにおじいちゃんになった。あ〜、ついにそんな歳になったんだなと複雑な気持ちだけど、やっぱり孫は可愛い。

生活が大きく変わったのは、3月に4ヶ月かかったリフォームが終わって新しい生活になったこと。家をリフォームをすることは、自分自身のリフォームにもつながり、毎日が楽しくなった。

さらに趣味の無線室も自分で作り直してみた。思いのほか居心地がよくなったので、休みの日はずっとここにいる。

JAZZ RADIO.COMを1日中流して、本を読んだり、帆船模型を作ったり。アマチュア無線を楽しんだり、ギターの練習を再開したり、何だか青春時代に戻ったような気分になる。環境というのがどれほど大切なものかとあらためて実感した。

どう生きるか

そして、今年1年は「どう生きるか」ということをいろんな角度から考える年でもあった。それに関わる書籍をたくさん読み、自分なりにこれからの人生をどう生きるかを考えた。

先日、2018年の会社の休日スケジュールを考えたが、初めて1月から3月を全て3連休にしてみた。事業規模を大幅に縮小して兄と2人だけになったので、なんとかなると思う。

今まで25年以上、会社のためにがんばってきた。だから、これからはもうがんばらないで、のんびりやっていこうと思う。そして何年か後にはMarvel’s Cafeを始めたいと思っているが、その準備もゆっくりやっていこうと思う。

つまり、人生というのは、いかに先の楽しみを自分で切り開いていくか。そういうことではないかと思う。自分の人生は人に与えられるものではない、どう生きるかは全て自分自身が決めているのだから……。

君たちはどう生きるか

帆船模型作りも船体作りがほぼ終わった。

いよいよ次の工程に入ることになる。その最初は甲板(デッキ)上のパーツ作りからだ。後部デッキの格子作りや、大小のカーゴ・ハッチの組立て、キャノン砲、旋回砲、前部デッキのハッチ、やりだしビット、後部マスト・ビット、後部デッキ・ピンレールその他、急に細かい作業になってくる。

帆船模型作りのいわば醍醐味といえる工程に入っていくのだ。しかし、これは大変そうだなあ。なんかワクワクするというより、ちょっと憂鬱な気分にもなってきた。

帆船模型作りも6月から作り始めてもうすぐ7ヶ月になる。
いったい、これが本当に楽しくてやっているのか、なんのためにやっているのか。正直言ってわからなくなってきた。すごく楽しいとも思えないし、かと言って嫌々やっているわけでもないし。それにこれが完成したからと言って、どうなるということもない。

こんなことを言ってもなんにもならないけど、そんな気持ちにもなってきた。ただ、ここで投了するわけにはいかないだろう。今はそれしかないな。(変かな?)

そんなこと思いながらカーゴ・ハッチ作りにかかった。
3種類の木板を切り出して、組立てる。そしてそれぞれの端に1mmの穴を開ける。そして金属のピンを短くカットし、あらかじめ金属パーツの輪っかの部分をカットして黒く塗装したリングを通し、ピンを曲げ、1個1個差し込んで接着していく。

これは一見大したことはないように見えるが、ぼくにとっては恐ろしく細かい作業だ。外科手術を行っているような作業が38個も連続する。あ〜、こういうの苦手。

というわけで、甲板上に取り付けたカーゴハッチ類。なんとなく、帆船模型としての姿がそれらしくなってきた。

ともかく、根気がいる。なので、せいぜい一回20分が限界だ。それ以上やるのは苦痛になってくる。それを時間をおいて何回か作業をするが、そんなに嫌ならやめればいいのにとさえ思う。

それはギターの練習も同じだ。
最近始めた「君をのせて」という曲は中級程度の難易度だ。でも、最初から弾けるわけではない。とりあえず、2小節が精一杯で、これを練習を繰り返しやって、ある程度マスターしたら、次の2小節の練習を繰り返す。

それを少しずつ長く弾く練習になっていくのだが、これはとても根気がいる練習だ。

しかも、次の日になると、前にやったことができなくなっている。それでもまた最初から練習をする。そうすると、前よりは早くできるようになる。そうなると少しだけ楽しい。

そんなことの繰り返しなんだけど、とにかく短い時間でもいい。あきらめないで、毎日少しずつでも練習をすること。それがマスターへの唯一の道なんだと思う。これは帆船模型作りもまったく同じことがいえる。

いや、考えてみたら、人生はすべてが根気よく、たとえ短い時間でもいいから、練習や勉強や仕事を積み重ねていくこと。それが結果的によい人生につながっていくのだと思う。

つまり、今のぼくは「過去のぼくの積み重ね」だ。ぼくの後には2万人(日)以上のぼくがいて、その一人ひとりが今のぼくを作っているんだなと実感する。

それはわかる、でも楽しくない帆船模型作りや、地道なギターの練習をしていて、これがなんのためになるのだろうか。これが自分の人生にとって、いったいどういう意味があるんだろう。

こんなことを感じてから、夕方本屋に行ってこの本を買った。
君たちはどう生きるか」というマンガ本だ。

一気に読んだ後、ぼくは無性に走り出したくなった。
いてもたってもいられない気持ちだ。

ぼくの人生をどう生きるか。
帆船模型作りも、ギターの練習も、アマチュア無線の挑戦も、そしてこれらのことをブログに綴ることも、そして、仕事を通じてぼくが活動している全てのことも「どう生きるか」というテーマのぼくの答えなんだと思う。

人は、自分の行動を自分で決定している。
その結果、苦しいことや辛いことがあるかもしれない。辛いと感じるのはそれが正しいことだと思って行動した結果だから。自分で決めたことだからこそ、それを乗り越える意味があると自分が知っているからだ。

つまり、どう生きるかは自由だ。でも自分が決めた人生というのは、自分はこうなりたい。そう思って決めたはずだ。

帆船模型だって、きっとこんな細かい工作は大変だし、自分に向いてないと思う。でも、だからこそこれに挑戦して成し遂げる価値はある。そう思って始めたはずだ。

ギターの練習だって、アマチュア無線だって、仕事だって、すべてがぼくが決めた生き方の結果なんだと思う。

もっと言えば「今の気分」でさえ、自分で決めているってことだ。
あ〜、大変だけど楽しいなあ〜。と思うのか。
あ〜、めんどくさいなあ〜。と思うのか。
その思いの違いは自分で決められるし、その思い方で180度その先の気分が違うということがわかる。

考え方ひとつで、全てのことへの対し方が変わるものなんだなあ。良い本に出会えたなあ。

P.S.
「走り出したい」と書いたが、実際のこのストーリーでは、おじさんがコペルくんの話を聞いて、じっとしていられなくなり、走り出すというシーンがある。

そのことで思い出したことがあるので、ここに書こう。

今から5年程前に会社の20周年記念のイベントをやった。その時に記念コンサートで2人のシンガーソングライターを招待した。その後打ち上げで飲み明かしたのだが、後日その女性シンガーソングライターからメールが届いた。

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お二人のやってこられた事、いまやっておられる事を垣間見ると、私は何だか走り出したいような気持ちになります。

うまいたとえになっていないし、伝わりにくいかもしれませんが、私には、アウベルクラフトという飛んでる飛行機を見ているようです。

色んな場所へ飛ぶための、アイデアと装備の探求。その積み重ねの20年。
積み荷には、楽しさがいっぱい。

絵を見たり、音楽を聴いて、走り出したい気持ちになることがたまにあります。それは「まるで生きているようなもの」を人の手で作り出した感動、衝撃を受けるせいだと最近思います。自分の見ている世界の姿を変える出会いです。
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この気持ち、わかるような気がする。
走り出したくなるような感動や衝撃を受けると、人はじっとしていられないのだ。もう一度、そういう装備をしなくてはと思う。

1日1ミリでもいいから前に進もう

帆船模型作りもなんとかここまできた。
ブルーワークの色で悩んだ末、結局カーマインレッドにした。その後、甲板の板張り、舵作り、チンバヘッド、キャップレール、ブルーワークキャップ、外部腰板、窓枠、後部デッキ格子セット、各部の塗装など、細かい工作をこなし、今日時点でこんな感じまで進んだ。

ここまで来ると、帆船模型らしくなってきた。おおカッコイぢゃないかと我ながら自己満足(笑)

正直言うと、このサプライ号の製作情報はネットで探しても殆ど見つからない、だから、この3週間ほど苦労したことの一部始終を、このブログに書くつもりで写真やメモを集めたが、余りにも長くなりすぎるので、興味のない人にはつまらないものだと思うのでやめた。

とにかく、あまりにも分かりにくいというか、簡素すぎる不親切な説明書しかないし、作り方の図面の情報も少なすぎるので「さっぱりわからん」ということの連続だった。

でも裏を返せば、それだけ考えることが多くなるので、頭の体操にはなった。かなり脳が鍛えられたと思う。今は何でも手取り足取り親切すぎる世の中だから、自分で考えることが少なくなった。だから、こうやって突き放され、そんなこと自分で考えろと言われると、むしろこっちの方が、これからの時代はいいんじゃないのかとさえ思う。

とにかく、毎日ほんの少しでもよいから、前に進もう。「例え1ミリでもいいんだよ」と思えることが、今のぼくの大きな推進力になっている。

帆船模型作りだけではなく、ギターの練習もそうだ。

このWindy and Warmという曲はチェット・アトキンスやトム・エマニュエルのバージョンが有名だけど、ぼくはこのロレンゾのをコピーしている。

実はこのバージョンの前にギターのレッスンを受けているおおもりさんのバージョン(YouTube非公開)を練習していて、こちらはほぼマスターしたので、さらに難易度の高いロレンゾのバージョンに挑戦している。

とにかく最初は全く何もできなかった。何をどうやっているのか、さっぱりわからない。でも、毎日ワンフレーズだけでもいいんだと、ごく一部分だけを繰り返し練習した。ちょっとだけでもできるようになると嬉しい。すごく嬉しい。だから楽しくなるのでまた続けたくなる。

そんなことを毎日毎日繰り返していると、あれほど雲の上の存在だった曲が、少しずつ弾けるようになってきた。すると、またやる気がでてくる。これは全てのことに言えるだろうな。

でも、ぼくは長くは練習しない。せいぜい2,30分くらいしかやらない。そのくらいでちょうどいいんだと思う。がんばってはいけないのだ。

そして、去年の11月に「ギターの復活♪」で「天空の城 ラピュタ」の主題歌「君をのせて」を最初の曲にしようと決めていたんだけど、いつのまにか風化していたことを思い出した。これも練習再開!

帆船模型サプライ号とこのWindy and Warmと君をのせてはあと半年くらいしたら、なんとか完成するのだろうか。その日を楽しみに毎日前に進んでいこう。