QSLカードが届いた

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今日は2ヶ月に一回、JARL経由で送られてくるQSLカード(交信証明書)が届いた。これはアマチュア無線をやっている人の楽しみの一つでもある。

それぞれの無線局は、「交信しましたよ」という証明に、相手のコールサイン・交信日時・周波数・運用モード、そして受信情報のRSTリポートなどを記入したカード送りあう。

ただ、そういう事務的な情報を記入して送るだけではなく、それぞれの無線局の個性的なデザインがされていて、それを見るのが楽しみにもなっている。

最初の写真は日本の記念運用局のものだ。これはコールサインの一字目が「8」で始まるもので、各地のいろんな記念の局を設けて運用している。

例えば「8N3HC/3」は姫路城の修理が終わったことを記念して運用されている局。「8J6DON」は博多どんたく港まつりの記念局というわけだ。受け取った殆どがCW運用のものだけど、知らないうちにこんなにたくさん集まっていた。

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そして、こちらは海外の無線局からのQSLカードで、それぞれの国の美しい景色だったり、民族衣装だったり、歴史的なものだったりいろいろあって、とても面白いなと思う。

JA2WIG QSLカード

ちなみにぼくのQSLカードは、ベニヤ板で作った自作のシーカヤックの、完成記念をカードにしてみたものだ。でも、そろそろ新しいQSLカードを作ろうかなと思っているけどね。

ただし、このQSLカードの交換は義務ではないので、必ず届くというものではない。それに国内交信を聞いていると、「QSLカードの交換はされますか?」とか、「ノーQSLでお願いします」というやりとりを聞くことが多いけど、ぼくがやっているDXのCWやJT8では、いちいちQSLカードの交換をどうするかは話題にしない。

つまり、カードは発行するかどうかは、それは「あなたにお任せします」というような暗黙のルールがあるように思う。それもJARLなどのビューロー経由だったり、直接郵送だったり、また紙のカードでなくて、eQSLのようにネット上での交換もある。ただ、やっぱり手に取れる紙のカードのほうがやっぱり嬉しいよね。

DXCCなどのアワードを狙っている人たちは、このカードを集めるのが重要なんだけど、ぼくはそれを目指していないので、世界は広いなあとか、こんなところがあるんだなとか、届いたカードを作った人の想いを感じながら見るのが好きだ。

さて、今日の運用だけど、このところの伝搬状況はいまだによくないので、CWでの交信は期待できない。なのでどうしてもFT8、しかも14MHzでの運用がメインになっている。

それでもやっぱり中国、ロシアを中心としたアジア地域からの局が多いが、状況がいいと北米、ヨーロッパからの電波も届いてくる。PSKレポータでモニターしていると、どこからの電波が飛んできて、自分の電波がどこまで届いているかがわかる。

さっそく、アメリカW4UAT局のCQを確認したので、すかさずコールするとすぐにコールバックがあった。カリフォルニア州リバモアという町に住んでいる、チャールズさんと交信ができた。コールバックありがとう!

JT8ではこれらのことをどんなふうにやっているのか、文字と写真だけだとわかりにくいよね。YouTubeで探してみたけど、わかりやすいのがなかったので、機会があれば、実際に運用しているところを、動画に撮ってアップしてみようかなと思う。

 

相性

最近、CWの左打ちの練習を始めたけれど、やっぱり机上での練習より、実践した方が上達しやすいだろうと思って、今日は7MHzで実際にQSOすることにしてみた。

相変わらずコンディションが悪いけど、広島県廿日市市からJA4VPS局のCQが聞こえてきた。さっそく2回呼んだけどコールバックがないので、出力を50Wから80Wにあげてみるとコールバックされた。 練習不足でミスタッチがあって焦るし、フェージングで聞こえなくなってくる状況の中で、なんとか無事交信を終えた。ふ〜〜。

休むことなく、JF6TUP/6局(福岡県朝倉市移動)、JE8CXM局(北海道帯広市)、JA4MMO/4(山口県長門市移動)と交信できた。まだ慣れないので、初めてCWで交信した時みたいにすごく緊張したけど、やっぱりCWは実践に限るなと思った。それに楽しい!

さて、話は変わるけど、今使っている固定運用でのCWパドルは、メインが右側のアメリカBENCHER社のJA2で、とても使いやすい。それに加わったのがCW-EPOという、ハムショップCQオームと日本のGHDキー社のコラボ製品。「打感調整機能付き」というキャッチコピーに惹かれ購入したが、タッチの柔らかさ硬さを無段階で調整できるというもの。


このCW-EPOのオリジナルは、写真のように黒いレバーになっていて、正直言ってあまりカッコいいとは思えないので、「はざいや」で2種類のアクリルを希望の形にカットしてもらったものに変えて使っている。

 

このCW-EPOの発想は素晴らしくて、これまでにないしなやかさ、柔らかさがあって、さすが日本のメーカーだなと思った。ところが打感をいろいろ細かく調節してみたけど、なんとなくぼくには合わない。やっぱり、微妙なところで「相性」というのがあるように思う。これは仕方がないことだよね。

これはギターのピックも同じことが言える。

ぼくが持っているピックは、こんな感じでいろいろなんだけど、まだ他にもたくさん持っている。

ピックはその材質や厚さ、そして形状によって、本当に微妙に弾きやすさが変わってくる。しかもどういう曲を弾くかでも変わってしまう。左側のティアドロップピックの場合、弾く曲や気分によって持ち替えて使うことが多い。

サムピックもいろんな種類のものを持っているし、形を自分で改造したりして自分にあったものを探すけれど、最終的にはお気に入りの3つしか使っていない。下の2つは日本のギターメーカー「タカミネ」が作っているもの。左側がスモールサイズで厚さが1.0mm、右側がミディアムサイズで厚さが1.5mm。

スモールサイズはちょっときつめなんだけど、厚さが薄いのできらびやかな音がして好きだ。ミディアムサイズは指にしっくり納まって弾きやすいし、優しい音がする。

そして、それに最近加わったのが上にある「PICK BOY PEI」というサムピックで、PEIはポリ・エーテル・イミドという聞いたことがない素材なんだけど、これがとても魅力的な音を出してくれる。

購入先のサウンドハウスに書かれている説明では「ピッキングの際に弦の摩擦がスムーズで、音の立ち上がりが良いです。 高音域のクリアーなサウンドを実現しており、歯切れの良さと澄んだ音色が特徴です」とある。

実際に使ってみると確かにその通りで、今までこんな魅力的な音を出すサムピックと出会ったことがなかった。それくらい個性的な音がする。だから今は殆どこれしか使っていないほどだ。なので予備も含めて4つも持っているw。

そして、こんなピックも持っている。たぶん小田和正のCDを買ったときにオマケで付いてきたものじゃないかなと思うけど、本人が使っているものと同じなんだろう。少しぶ厚くて、歌いながらコード弾きするのに適した厚みのある音がする。

ということで、どんな道具もそうだけど、自分と「相性」が良いものを見つけるというのは、とても大切なこと、そしてとても難しくもある。

つまり、それは、どうしたらよい人生を送ることができるかにもつながる。大切なことは、どれだけ「相性のいいもの」を自分のまわりに揃えられるか、ということだと思う。そして、それをずっと実践し続けているか、なんじゃないかなと思う。

でもこれって人間関係も同じじゃないだろうか。そう言えば、いつか読んだ中日新聞の記事でこんなのがあった。これは尊敬する内田樹氏の本の引用で、ぼくの処世術にもなっている。

「ろくでもない世界」の中で自分の周囲に「気分のいい世界」をこしらえれば、いつかは別の「気分のいい世界」「気分のいいやつら」と出会い、拡大していく。遠回りしているように見えても結局、それが公正で人間的な社会につながるという考え方。したがって「『悪い言葉』を語る人間にはついてゆかない方がいい」

たしかにそうだなと思う。「気分のいいやつら」は「相性がいいやつら」でもあるよね。だから、いつかきっとそんな「気分のいいカフェ」を作ろうと思う。

なんか、話を広げすぎたな、今日は……。

 

「練習する」ことの意味

前から思ってたんだけど、そのままにしていたことがある。
それはCWのパドルを左手で打つこと。どうしても「右利き」なので、あまり深く考えることもなく、右手で打つ習慣になっていた。でもログをつけたり、メモに書いたり、トランシーバーの操作をするときは、右手を使うので動きに余裕がなくなってしまう。

前から左手で打つ人を見て、あれができればいいなとは思っていたけど、右手で打ってもそれほど困ったことがないので、あえて挑戦しようとは思わなかった。

でもこうやって左手で打てば、右手をパソコンのマウスやメモ書きも不自由なくできる。それにカッコいい! よし、今日から練習して左手で打てるようにしようと思った。

きっかけはこの動画なんだけど、実際はこれよりもっと短い交信が多いので、受信時間も短いから、両手があきっぱなしということはあまりない。だからこそ左手で打つのが有効なんだよね。

この動画はリバースじゃないけど、リバースのほうがやりやすそうだ(リバースは長点と短点を左右反対にするやり方で、右手でも左手でも人差し指を長点にする)。最初はぎこちなかったけど、すぐに慣れてきた。それになんだか楽しい。よし、これから毎日練習することにしよう。

それからギターの「練習」方法も今日から変えることにした。

最初はとても無理だと思っていたこの「Angelina」も、練習をずっと続けてきたおかげで、だいたい通して弾けるようになってきた。でも、まだ時々つっかえる。そのつっかえるところはだいたい決まっていた。

ぼくの練習の方法は、最初から最後まで通して弾くことが多い。とにかく「繰り返し練習すること」、それしか上達の道はないと思っていた。

でも、どうやらこれはちょっと違うなと思い始めた。つまり「練習する」ってことは「できないことを、できるようにする」ってことだよね。でも今までは「できること」も含めて繰り返し弾いていた。

だったら、できるところはやらなくていいんじゃないの? って、そんな単純なことに気が付いたんだよね。これって時間の無駄じゃんって……。そうじゃなくて「できない部分」だけを、繰り返し何度も練習して、できるようにするだけでいいんじゃないの? って気が付いた。

あ〜あ、なんでこんな当たり前のことを、今さら大発見したように気が付いたんだろう。ま、いいか。気が付いただけでも……。

今日は3カ所くらいの「弱点」だけを繰り返し練習してみた。短いフレーズなので集中して何度も何度も繰り返し練習できた。そして、当然ながら昨日と比べるとハッキリと上達したことが自分でもわかった。

よし、これからはCWもギターも練習するのは「できないところだけ」を「できるようにする」。ということで、このことはとても大事なことなので、忘れないように、ここに書きとめておこうと思った。

 

プチ移動運用

朝早く、かみさんが市民病院に診断結果を聞きに行くというので、車に乗せていった。その待っている時間を利用して、病院から車で5分ほどの岡崎中央総合公園に行って、ちょっとだけ移動運用することにした。

ここは広大な敷地内に野球場や体育館、弓道場、テニスコート、グランド、美術館など多くの施設がある。その広い駐車場はこんなに見晴らしが良いところにある。

 

アンテナは7MHz用のモービルホイップ、またはマルチバンドのリトルターヒルだが、今日はホイップを使用。これを電動式にして上下させている。アンテナは普段は外していて、使うときだけ取り付けるようにしている。

正面に見える大きな建物が市民病院だ。その向こうは岡崎平野で遠く名古屋まで見通せる。ただし、残念ながら他の三方はあまり開けていないので、移動運用にぴったりというほどではないが……。

まずは、アナライザーMFJ-223でSWRを測ると1.14ということで、準備完了!
さっそくワッチしてみよう。

使ったのはKX2だけど、ついでにVN-4002の方でもワッチすることにした。しばらくワッチするが、う〜ん、あんまり聞こえてこないなあ。コンディションがあまりよくないようだ。その後もワッチを続けると、聞こえてきたのが6エリアのJA6HXW局。多少フェージングがあるけどコールしてみよう。

他の局からもコールされていて、じっとその交信が終わるのを待ってコールすると、コールバックしてくれた。熊本県玉名市から599ということで無事QSO完了。

他には8エリアのCQが聞こえたが、多くの局から呼ばれていた。結局何度もコールしたが交信できなかった。

そこでこちらからCQを何度も出すが、さっぱりコールバックなし。今日は時間切れで残念ながらここまでだ。1局しか交信できなかったものの、やっぱり外での運用は気持ちがいいなと思った。また機会をみてどこかに出かけることにしよう。

あ、そうそうVN-4002の感度もまずまずだった。この無線機のデビューは、せっかくなのでもっとロケーションが良い場所でと思っている。

 

バッテリーがついたVN-4002 赤鬼くん

VN-4002で移動運用するための電源を考えていた。ふとKX2に内蔵されているリチウムイオンバッテリーが、そのまま使えることを思いついたので、さっそく同じ物を自分で作ることにした。リチウムイオンバッテリーとバッテリーケース(保護回路付)、そしてDCプラグなど、一昨日の晩にネットで注文したらもう届いちゃった。早いな。

とはいえ、「作る」というような大げさなことではなくて、ハンダ付けしただけのことだけどね(笑)。充電器もKX2用のものがそのまま使えるので便利だ。充電が終わりテスターで電圧を測ると12.14Vあった。

というわけで、裏側にしたトレイの上に、VN-4002とミニスピーカーと、ミニパドルとバッテリーが乗っかった。VN-4002のビスもステンレス製からスチール製のものに変えて、強力マグネットで動かないようにしたし、その他のものもマグネット式にした。

ケースに納めて一体化する方法もあると思うけど、こういうふうにそれぞれがむき出しに見えていたほうが、手作り感があって面白いと思うけどどうだろう。DIYでアタッシュケースを作って、VN-4002とKX2、他にもアンテナやログ、筆記具などを納めるようにしたら面白いかもね。

秋月電子通商でDCプラグを購入したついでに、006P用のプラグも買った。これを使えば、乾電池でも運用ができるのかもしれないなと思ったからだ。9Vだし容量も800mAhだから、どれくらい使えるかはわからないけど、試してみたいなと思った。それに100均で買った小っちゃなトレイに乗っかったぞ。

そして、これらは100均のタッパにすっきりと収まった。さあ、あとは免許状が届いたら、どこか近くにでかけて、VN-4002のデビュー戦としましょうかね。

P.S.
3月4日(月)仕事から帰るとJARDから郵便が届いていた。先週の火曜日に郵送した「開設保証願書」の保証が適合しましたとの通知だ。このあと1ヶ月後に免許状が送られるとのこと。う〜ん、そんなにかかるのかな?

KX2の時もJARD経由で保証を受けたけど、郵送ではなく「電波利用 電子申請・届出システムLite」で申請したからなのか、申請から10日で免許状が届いたよ? きっともっと早く届くんだろうね。

 

 

「セウタ」ってどこ?

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今日は特に予定がなかったので、久しぶりにアマチュア無線をゆっくり楽しもう。と思ったんだけど、7M帯のCWのコンディションが悪い。こういう時は14M帯のFT8が唯一のよりどころになる。

最初の写真は、FT8というデジタルモードで交信しているところだ。パソコン画面の左から順に説明すると、まず世界地図が見える。これはぼくのシャックからの電波の送受信状況が、リアルタイムで見えるPSKREPORTERというサイトの画像だ。これを見るとどこからの電波が届いているか、逆にぼくの送信した電波がどこまで飛んでいるかがわかる。つまり、その時の伝搬状況が一目でわかるってことだよね。

そして、真ん中がFT8の送受信をするソフト「WSJT-X」と「JTAlert」という優れもので、殆どワンクリックで自動的にいろんなことをやってくれる。さらに右上はHamLogというログ(交信記録)ソフト、その下がQRZという世界中の無線局の情報を知るためのサイト。これらがお互いに連動して、素晴らしい世界を作ってくれている。

起動後はずっとワッチしていたが、ほとんどが日本の国内からの無線局と韓国、中国、ロシア、アジアの局だった。なので、ぼくがこれらの局をコールするとはない。この間ずっとVN-4002関連の作業をしたり、本(ハーレーじじいの背中)を読んだり、ギターを弾いたりして、の〜んびり過ごす。でも、時々パソコンの画面をチラリと見ながらということは続けていた。まるで釣れない魚釣りをしてるみたいだよね。

そんな中、突然夕方5時過ぎに、EA9ACDという見慣れないコールサインが見えた。珍しいコールサインだなあ。QRZで調べてみると、スペインの南、ジブラルタル海峡を挟んだ、アフリカのモロッコの先にある、セウタというスペインの飛地領だ。そこは人口が8万人程度の小さな地域だった。アンテナはでっかいタワーだね(FB)。

ただし、この地域は「フェンスを越えれば、そこはスペイン アフリカ中から移民が殺到」という難しい問題をかかえているとのこと。そんなことは、今日このセウタのアマチュア無線局と交信しなければ、知ることはなかっただろう。ただ珍しい局と交信できたということだけではない。世界はとても複雑なんだと知る。

ということで、実際のWSJT-Xの画面を見て欲しい。15秒間ごとに受信した内容が瞬時にデコードされ、左の画面に同じ時間帯で受信された情報が、一気に表示される。

右側はコールした特定の周波数だけを表示する。黄色い部分が、ぼくからEA9ACD局をコールしているところ。2回目のコールに対して、オレンジ色になっているのが、EA9ACD局がぼくをコールバックしてくれたという感動の瞬間だ!

1回目はぼくから送った信号を「-13」で受信しましたよというシグナルレポート。2回目の「RRR」はぼくから送ったシグナルレポート「-11」を了解(RRR)しましたというもの。3回目の「73」はさようならのあいさつ。それぞれが15秒だから1回の交信が1分半で終わるというのが、このJT8ならではの短い交信だ。

アマチュア無線はCWやFT8、RTTYなどいろんなモードで交信したり、移動運用を楽しんだり、トランシーバーを製作したり、世界のアマチュア無線局と交信したり、いろんな切り口があって本当に面白いなと思う。

ちなみに、ここにはマイクがない。ぼくはマイクで「しゃべる」という交信はやらない。う〜ん、なんでかというと、言葉に表しにくいけど、ま、そういうのが好きじゃないってことかな……。

 

VN-4002用のバッテリーを作ろう

7MHz QRP CWトランシーバ「VN-4002」が完成したので、JARD経由で申請も完了した。最近はだいぶ春らしくなってきたことだし、無事に免許がおりたら、外にでかけて移動運用を楽しんでみようと思っている。

さて、それで、移動運用の時のバッテリーをどうしようかなと思ったんだけど、ふとKX2に内蔵されているバッテリーが使えるかも? と思った。

KX2には、リチウムイオンバッテリーが内蔵されていて、充電する時はこれを取り出して専用の充電器を使って充電するようになっている。

リチウムイオンバッテリーを取り出すとこんな感じになる。10.8V 2600mAhと書かれている。しかも、うまいことに充電用のDCプラグが付いているのだ。

だとすると、このままVN-4002に使えるのかな。さっそくVN-4002に差し込むと、当然なんだけど使えた。お〜、素晴らしい!…。 かと言って、その都度KX2から取り外して使うというのも面倒だよね。

よし、それじゃということで、KX2用のバッテリーKXBT2をエレクトロデザイン社で調べてみると、わ〜ぉ! 14,689円もするのか。輸入代行だからだよね。

それならば、自分で作ってみることにしようかな。さっそくネットでパーツを探して購入することにした。

あるある。みんな簡単に見つかったよ。便利な時代だよね。
まずリチウムイオンバッテリー、安いのは粗悪品が多いらしいので、パナソニック製にした。パナソニック NCR18650Bリチウムイオンバッテリー 1,400円を3本、ポイントがあるので楽天市場で購入。3400mAhだからXK2用より長持ちしそうだ。

さらに18650バッテリーホルダー 1,130円(送料300円)をバッテリースペースで購入。DCプラグは秋月電子通商にて60円で(安いけど送料が600円なので、ついでに他のパーツもいろいろ)購入した。合計で6,000円ほどだけど、ポイントがあって3,000円で揃えることができた。自作ならケースはなくてももっと安くできるかな。

よし、これでKX2とVN-4002の2台を持っていって、移動運用を楽しむことにしよう。この春はどうやら楽しく過ごせそうだなあ。やっぱりアマチュア無線、しかもCWはいいなとあらためて思う。(関連して移動運用の準備完了モービル用のシャックが完成いう記事もぜひ)

 

いとしのエレン ♪


今日は「W1YL/7 」アメリカのエレンさんと交信した。
夜7時すぎに7MHzのCWをワッチしていて、あー今日も全然聞こえないなと思っていた。ぐるぐるとダイヤルを回すと偶然にも7.010でCWが聞こえた。「え!? W1だと? 聞き間違えたかな」フェージングがあったけど、次は強力に「W1YL/7 」と聞こえた。

あれ? アメリカの局がその7エリアに移動して運用してるのかなあ。とか思ってグーグルで調べると、遠隔操作でアメリカ国内で運用しているらしい(QRZCQ)。詳しくはわからないけど、だめもとでコールしてみた。

すると、なんとコールバックしてくれちゃった(@_@)。
こちらへのシグナルレポートは569だった。名前とかも送ってくれて嬉しい。そしてこちらのレポートとか、名前とかを送ろうとしたが、突如おかしくなった。同時に動かしていたCoopHPというCW用のソフトが暴走しだしたのだ。急にWPMが9になって超スロー。

それとか、¥¥89¥¥89¥¥89……とか打ち出したよ。すぐさま、WPMの数値を動かしてUR 599と打つも、また暴走しだした。あかん!ソフトを終了させて、とりあえず 73 TU E Eと送った。女性には88と送らないといけないのに、ぼくも暴走したな^^;。

結局もうこれ以上打つのをやめた。エレンさんもきっとなんじゃこれ、って思ったことだろう。エレンさん、ごめんなさい。やがて信号はフェージングで消えた。これって交信成立なのかな?(少なくとも、ぼくの心には成立としっかり刻まれたので、それでいいと思う)

ちなみに、QRZでは

Licensed since 1946.  Primary mode c.w.  Formerly W2RBU, W6YYM, KH6QI, W1YYM.  Member FOC, Florida Contest Group.  Married to W1CW (SK) and  mother of K4OJ (SK).  ARRL Hq. staffer for 26 years.  DXCC, WAC., WAZ. Operating remotely as W1YL/7.  Do not use LoTW. QSL direct (with SASE) or via the W1 Bureau.

(グーグル翻訳)
1946年以来ライセンスされています。プライマリモードc.w。 以前はW2RBU、W6YYM、KH6QI、W1YYM。 フロリダ州コンテストグループのFOC会員。 W1CW(SK)およびK4OJ(SK)の母親と結婚しています。 ARRL Hq。 26年間スタッフ。 DXCC、WAC、WAZ。 W1YL / 7として遠隔操作。 LoTWを使用しないでください。 QSL直接(SASE付き)またはW1ビューロー経由。

ということで、日頃の整備を怠ったために、なんともひどい交信となってしまったな。エレンさんって、後で調べたらすごい人らしい……。とはいえ、アマチュア無線というのは、こういうことがあるから面白い、やめられないな。

ずっと続いていた伝搬状況の氷河期がそろそろ、上向きになってきたのだとしたら、これほど嬉しいことはない。今年はもっと積極的にやろかな。

VN-4002が無事 帰ってきた

完動に感動!?
ドッグ入りしていたVN-4002が、JL1VNQ / 小野OMの診断を受けて帰ってきた。
さっそく、まずは受信のテストをしてみる。どこでもパドルがマグネット式なので、100均で買ってきたミニスピーカーの底にもマグネットを貼って、金属トレイにセットした。なんだか、みんな小ちゃくって可愛いよね (^^)。

よし、アンテナも接続してスイッチオン!お〜、聞こえる聞こえる。普通に聞こえることがなんと嬉しいことか。そして比較のために FTDX3000で同じ周波数に合わせてCQの局を聞いてみた。驚いた、まったく遜色ない受信感度で受信できる。素晴らしい!感動してしまった。

こんなにいっぱい問題が…
当初は診断のみお願いして、原因がわかったら必要なパーツ等とともに返却いただく予定だった。(状況によっては、もう1セット購入して一から作ろうとも思っていた)でも、問題点が1つならいいけれど、いくつかの問題がありそうな場合は、いちいちこちらに返して、また次の診断となると、とても面倒なことになりそうなので、OMが機転をきかせて、不具合を順に解決していただく結果となった。

その不具合内容は以下の通り

  1. BFO出力が出ていない。 → カップリングコンデンサC9が割れて信号が通っていなかった。
  2. Lo出力波形がおかしい。 → C13も割れていた。
  3. 感度に乱れがあった。 → トリマコンデンサTC2の接触不良。
  4. 出力がまったく出ない。→ バイファイラ巻きコイルの巻き始め同士をつなげて第2端子としてしまったので、インピーダンス変換トランスとして作動せず。
  5. その他、各コイルや装着不良が疑われる箇所の追いハンダなどの修正。

ということで、ぼくのハンダ付けのやり方や、コイルの端子処理が間違っていたことが原因だった。ぼくの力のなさを痛感する。

送信は…?
つぎに送信のテストをしてみた。まだ申請前で電波は出せないので、SWR & パワー計 SX-200とダミーロードをつないでパドルを打ってみた。するとパワー計のメーターはしっかり力強く振れてくれた。嬉しさで思わず「やった!」と叫んだ。

アクリル板をつけた
これで送受信とも無事確認できた。ついに完成したので、基板の上下に保護用のアクリル板を取り付けた。おー、かっこいいぞ〜!

基板の底側のアクリルには、滑り止めの樹脂パーツが付いた。こんな細やかなところまで配慮されているのが、いいなと思う。

LCDには周波数はもちろんのこと、機能ボタンの操作で、いろんな機能の設定ができる。とりあえず内蔵キーヤーのモード設定とCWピッチの調整を行った。

素のままがいい
さて、このあとはケースをどうしようかと考えてみた。アルミのケースに納めたり、木を使ってみるのもいいなと思ったり、アクリル板を加工して周囲を囲むのもいいかもなと思った。

でも、思いとどまった。いや、せっかくいろんなパーツが、それも全て自分が作ったものたちが見えているのに、これらを隠してしまうのは、どうなんだ?と…。

やっぱり、こういうのが見えていた方が、むしろ断然かっこいいよね! それが一番いい。よし、このままにしておこう。

電池で動かす
ちなみに、このVN-4002は13.8Vで3.5Wの送信出力があるが、9Vでも1.9Wの出力がある。ということは、006Pの乾電池でもいいわけだ。仮につないでみて、送受信のテストをしてみた。

ちなみに、20分ほど送受信を繰り返してみたけど、まだ意外に長く使えるのかもしれない。これでいいなら、プラグ付きの電池ボックスみたいなのがあれば、持ち運びには便利かもしれない。みんなどんなやり方をしてるのだろう。

いちおう、ぼくの車にはKX2の移動運用のために、アンテナやバッテリーなどの準備はしてある( モービル運用のシャックが完成 )。これをそのまま使えば問題ないけど、そうではなくて、歩いてどこかに行って、ホイップアンテナで電波を出せたらいいなとも思っている。ま、これはゆっくり考えることにしよう。

3台の小型トランシーバーたち
これで移動用のトランシーバーはFT-817とKX2とVN-4002の3台になった。それぞれの優れた機能や特徴があるので、その都度使い分ければいい。でもやっぱり、この小ささ、軽さ、そして手軽さは断然VN-4002が群を抜いている。

重さを比較してみると

  • FT-817ND :1,170 g
  • KX2          :368 g
  • VN-4002  :149 g

たしかに、FT-817もKX2もオールバンドだし、オールモード、しかもいろんな機能も豊富だ。でもぼくはCWしかやらないし、いろんな機能があっても使いこなすことはない。むしろシンプルで使いやすくて、小さくて軽いのが欲しいと思っていた。

それに、何よりも手塩にかけて自分が作ったとなれば、我が子のように心が通う。今の時代、何でもお金で手に入るかもしれない。でも、こういう暖かい体温を感じれるものを使うってことの特別感は、やっぱりほんとに貴重なんじゃないかなあ。

ということで、このVN-4002を使うには免許の申請が必要だ。さっそくその準備に取りかかることにしよう。

乾杯!
気分的にはビールで乾杯したいところだが、まだ昼間なので昨日焙煎したブラジルサントスNo.2とコロンビア・スプレモを2:1でブレンドしたコーヒーをいただく。その名は「早春の香りブレンド」お〜、すっきりしてうまい!

さあ、これから少しずつ暖かい日が増えてきて、春に向かっていく。また一つ楽しみが増えたなあ。そして、このキットを開発配布していただいたJL1VNQ / 小野OMに心より感謝感謝!

P.S.
そういえば、昨日買ったCQ誌にこんな記事が…。

ちょっと嬉しい。

第二章へ

さあ、基板の組み立てが完了した
7MHz QRPトランシーバ「VN-4002」の製作は、ぼくの不注意でNJM8202のピンを折ってしまったので、JL1VNQ / 小野OMにお願いしてパーツを送ってもらった。これが組み立て最後のパーツになる。

ハンダ付けを完了して、おもむろに電源のスイッチを入れる。さあ、どうだ!?

「あれ? なんにも 聞こえん・・・」
まったく受信ができないぞ。

送信はどうだ?
SWR & パワー計SX-200にダミーロードにつなぎ、パドルを打ってみる。

「メーターの針が ぜんぜん動かん・・・」
つまり、送信出力が出てるかどうかもわからないってことだ。

ようするに、トランシーバーとしての機能が、まったく働いていないってことになる。さあ、どうする? と言っても自分の能力ではどうしようもない。

トラブルシューティングの極意
JL1VNQ / 小野OMに相談のメールを送ると、さっそく返事をいただいた。
「ここで柴田様に受信機のトラブルシューティングの極意を伝授いたしましょう」
ということで、アナログ受信機のトラブルシュートの、基本中の基本を伝授いただいた。

それは、低周波増幅回路から始めて → 検波回路 → 中間周波増幅回路 → 混合回路 → 高周波増幅回路と外からの信号の流れとは逆方向に、順番に不良の原因を探していくということだった。

と言っても、これを聞いて「なるほど、はい、わかりました!」と言えるノウハウがぼくにあるはずもなく、というかOMはそんなことは百も承知で、具体的なやり方を一つひとつ丁寧に教えてくれた。その内容が、どれくらいわかりやすいかというと、例えば

「Si5351AからのBFO出力がちゃんとKX2で受信(4MHz前後)でき、なおかつDBMのLo入力側であるR31のホット側に、リード線の切れ端などを接触し、よりKX2で強く受信されれば検波回路もまずはOKでしょう」

というように、これならぼくでも何をどうすればよいかが、手に取るようにわかった。

こうやって、ステップごとにチェックした結果を報告すると、次のステップのアドバイスをいただける。このやりとりで製作を始めてから、OMのアドバイスは実に40項目以上にもなっている。

さらに、ぼくの基板の高画質画像を送ると「C70で、左側の端子が十分ハンダ付けされていないような印象です」という具合だ。

他にも「アースパターンに装着するポイントは、ハンダごての熱が逃げやすいので、ハンダがすっと拡がるまで、十分熱が伝わるようにこて先を当てるようにしてください(追いハンダ)」というようにアドバイスしていただいた。

これらの一つずつが、とてもわかりやすいので、何をどうすればよいのかが、初心者のぼくでもよくわかった。そして、確実に前進していった。

全てのアドバイスを受けて
そして、いただいたアドバイスの内容をチェックして全てを手直しをした。その結果はどうかというと……。

  • 受信ができるようになった。→ でも信号が弱い。FTDX3000では59で受ける信号が、聞こえるもののSメーターが振れないくらい弱い。
  • 送信はできるようになった。→ KX2でちゃんとCW受信ができる。ところが定格では3Wの出力なのだが、パワー計のメーターは殆ど振れないくら弱い。

う〜〜ん。あとちょっとなんだけどなあ。

ここまで来ると、もうメールのやりとりだけでは、具体的なアドバイスを受けることが難しい。できることはというと、あとはハンダ付けの精度をあげることくらいしかない。きちんとハンダ付けされているか、ショートはしていないか。部品の向きを間違えていないか。

全部で200個以上もある部品のハンダ付けを一つひとつ確認していくのだ。例によって、iPhoneにマクロレンズを装着して、拡大しながらチェックしていく。

この作業をほぼ朝から晩まで、丸二日続けた。不具合というより、ちょっと気になるな程度のことも、全て一つひとつ修正していく。そして、ついに、もうこれ以上修正できるところはなくなった。

そして、その結果……。
ジャジャ〜〜ン♪
おめでとうございます〜!

なーんてことにはならなかった。

残念だが、いまだに問題は解決せず。とりあえずは受信も送信もできているのに、それぞれが充分なパワーを得られていないのだ。間違いなくどこかに原因は存在するのだけど、それがぼくには見つけられない。

さあ、この先、どうする!?
今はテスターと目視チェックだけで原因を探っているわけだから、この先は、オシロスコープやシグナルジェネレータなどで原因を探るしか方法はない。オシロスコープを買ってもいいとは思うが、どうするかだ?

でもぼくの心の中は決まっていた。「もう、限界だな」と…。
精神的にはまだまだ大丈夫だけど、ぼくのスキルではもう限界だなということだ。かと言ってこれで終わりにするつもりはない。

そうではなく、これ以上オシロスコープを購入して続けるより、もう1セット新たに購入して「今までの経験を生かして、もう一度最初から作り直そう!」それが一番よいと思っていた。

するとOMからの返事がこうだった。
「オシロなどない中で、ここまで出来たことは、とてもすごいことだと思います」
と、かえって暖かい言葉をかけていただき、さらには「ただ私の経験上、これ以上は測定器がない中では、なかなか解消は難しい印象でもあります」
ということだった。やっぱり…。

そして、
「ですので、一度実物を拝見させていただくと、原因がはっきりして、それが今後にも生かされるような気がします。その上でもう1セット作ることも良いですし」。

ということだった。つまり、ただこのまま終えて新しいものを作るより、今回の原因をはっきりさせた上で、次に生かしたほうがよいということだった。もちろん、ぼくとしてはこの上ないありがたい言葉だった。

ということで、ぼくの「赤鬼マーベル君」は一旦精密検査のためにドッグ入りすることになった。そして、OMに今回の原因を調べてもらい、次のチャレンジにつなげることにしよう。

貴重な体験だった
今回の製作経験で、トランシーバーを作るということと、その後の修復を行ったということだけでなく、ぼく自身もいろんなことを学んでいくことができた。これぞアマチュア無線ならではの貴重な経験ではないかと思う。

それにぼくが未熟だったから、こんなふうにまともに完成させることができなかったものの。でも、だからこそ体験できた貴重な数々。これはきっと神様がぼくにくれた宝物なんだと思っている。感謝感謝!

部品一つひとつがどんな働きをするのか、回路図の見方、正しいハンダ付けの仕方、正しいコイルの巻き方など、それに皮肉にも、パーツをうまく付け直しする技術も習得した(笑)。これらはとても貴重な体験だったし、楽しい経験だった。ここまで、とても親切に指導していただいたJL1VNQ / 小野OMに感謝の気持ちでいっぱいだ。

ということで、7MHz QRPトランシーバ「VN-4002」の製作は、まだ終わりではない。これから第二章が待っている。とても楽しみだ!

P.S.
今日のコーヒーは深煎りコスタリカ。コーヒーの焙煎は難しいようで、簡単。簡単そうで、難しい。これはどんなことでもいえることで、どんなことも、楽しんで(※面白いなって思って)取り組もうという気持ちがあるかどうかで、結果が大きく変わってしまう、ってことじゃないだろうか。

さて、この記事を読んでくれた人で、まだCWの免許を持っていない人がいたら、ぜひ免許取得のチャレンジをして欲しい。そして、このQRPトランシーバーの製作にもチャレンジして欲しいと思う。

ぼくのような知識も技術もない人間でも、気持ちされあれば、こういうことが楽しめるってことも知って欲しい。ぜひとも!

※ 「楽しむ」という言葉が、最近よく使われているけど、意外に伝わらない言葉だなと思うようになった。もっといい言葉はないだろうか。