CW通信を楽しもう!

CW通信を楽しもう!

しばらくFT8はお休み
相変わらず太陽の黒点数が少ないので、伝搬状況も悪く、アマチュア無線家泣かせの状態がずっと続いている。その中で唯一「FT8」という微弱電波でも交信可能なデジタルモードは、すごいブームになっていて、ここに世界中の無線局が集まっている。その中で14MHz帯は海外との交信も安定している。(CWはだめだけど)

ぼくの無線設備でもヨーロッパ、オセアニア、アメリカからも電波が届くし、こちらの電波もPskReporterで遠くまで届いているのがみえる。とはいえ、それでもビッグアンテナを使うわけではないので、なかなかマッチングしてくれない。いくらコールしてもコールバックがないという状態がずっと続いている。つまらないなあ…。

だから、しばらくはDX(海外)通信は諦めて、国内でのCW通信に切り替えることにした。とはいえ、こちらも状態はけっしてよくはないけれど、フィールドを変えたいなと思った。

7MHzCWに移動しよう
というわけで、周波数帯を下げて7MHz帯でのCW交信に移ることにした。ところがこの7MHz帯はずっと使っていない周波数帯なので、アンテナの調整をしなおさないといけない。

ベランダに設置しているリトルターヒル(スクリュー・ドライバー・アンテナ)というアンテナのSWRをアナライザーで計り、できるだけ小さな値(1.0に近づける)に調整しないといけない。

このために、アンテナのアース線(カウンターポイズ)の張り方を調整して、この値を最適にしてやる必要がある。でも、アンテナは外にあるしアナライザーは部屋の中にあるので、ぼくはSkypeを使って調整している。

Skypeは便利な道具
Skypeというのは、インターネットを経由して、文字や音声や映像をつながっている相手と、リアルタイムでやりとりできるというもの。まずは1台目のiPhoneでアナライザーの数値をモニターして、この映像をもう1台のiPhoneにSkype経由で見えるようにした。これは便利だ!


今現在のSWRの値が2.0なので、これを最低でも1.5以下、可能な限り1.0に近づけるように調整する。これは何のためにそうするのか、簡単に言うと無線機から送り出す電波を、できるだけロスがなくアンテナに乗せるということなんだよね。

ベランダにはこんな風にリトルターヒルというアンテナが設置してある。このアンテナは周波数帯によって中のコイルを電動で動かし、その周波数に同調させるという優れもの。アメリカ製でとてもしっかりできている。

これをローテーターで回転させて、普段はベランダの内側に収納しておき、運用時に外側に出してやる。このアンテナそして20m以上ある高さのお陰で、ぼくは海外の無線局との交信を楽しめている。本当に感謝しているよ、ターヒル君。

ぼくの調整方法
さて、このアンテナを最適に使うには、先ほどのSWRの調整が必要だ。実はこのマンションにはアースをとるところがないのでとても苦労した。

そこでアンテナのアース側からカウンターポイズを、バンドごとに必要な長さにカットして、こんな感じで浮かせて整合を取っている。それぞれのバンドごとに、こんなに細いリード線で、それもたったの1本だけでいいというのが驚きだ。この方法に辿りつくまで本当にいろんな試行錯誤(過去の記事)をした。見つかってしまえば何のこともない、とても簡単なことなんだけどね。

アース線をいったんエアコンのパイプを中継ポイントとして固定させた後、それから先はこんな風に無造作に置いてあるだけ。

モニターを見ながら、少しずつSWRが下がるように、アース線の中継位置を上下させたり、床のアース線を微妙に動かして探る。人が見たら何やってるんだろうって思うようなことだ。こんな不細工な方法でやっているかと思うと、ちょっと笑えるよね。

さあ、運用開始!
よし、バッチリSWRが1.0になったところで、作業は終了。さっそく運用開始することにしよう。

さすがに状態はよくはないものの、ワッチを開始すると数局が交信をしていた。さらにJクラスターでモニターしてみると、どの周波数でどの移動運用局が出ているかがわかるのでさっそく探してみた。

さっそくこの中から、JA7KGE/7局(山形県尾花沢市移動)が出ている周波数に合わせてみる。するとすでに多くの局がコールしていて、パイルアップ気味の様子だった。しばらくワッチを続けてから、タイミングをはかってコールしてみた。

「DE JA2WIG」とコールすると、「2 ?」と返してきた。もう一度「JA2WIG」とコールすると、「W ?」と返してきたので、2度続けてコールしてみたら、ようやく「R JA2WIG GM UR 599 BK」(了解しました。JA2WIG局、おはようございます。あなたの信号は599で届いています。どうぞ!)ということで無事に交信することができた。

その後、九州の鹿児島市のJM6EKY局と交信することができた。こんなに遠くまで飛んでくれて、やっぱりCWは楽しいな。今までは海外にどうしても気持ちが向かっていたんだけど、しばらくは国内通信を楽しむことにしよう!