QSLカードが届いた

初心に帰ろう

届いた「dp0」

KX2とハムログの連携に成功!

地球儀を買った

マスターの音が復活した!

アレを使ってみた

自分の映像作品を作る Ver.2.0

お気に入りのピアノ音源を探す旅

考えるよりやってみろ

初雪

no image

遊ばれてしまった(-_-;)

AX1 × MFJ-1840T × リトルターヒルの比...

久しぶりのCW交信

JAZZRADIO.comのピアノで癒やされる

no image

春の香り

ローテータの調整をした

KX2にヒートシンクパネルが付いた

美矢井橋河川緑地をホームパークに

猛暑に耐える、えだまめ君

タブ譜をちょっと変えてみた

スウェーデンまで飛んだ

春よ来い!

KX2が届いた

初めての鉄道ジオラマ作り(その11)

YouTubeで流れるBGMの曲名を知る方法

「ギター練習の再開!」そのきっかけ

新しいおもちゃ

「Macbook Pro 14インチ」はUSB-Cでも...

東海QSOコンテストのログを提出した

もう何回目?..の部屋改造をしよう

さあ、作るぞ〜!

CTESTWINでコンテストに参加するぞ

ジャージー島と初めての交信

思い出のキャンプ場、そしてこの先の自分のこと

モービル運用のテスト

仕事場をさらにリニューアルした

今度はウィンドウズが壊れちまった

ヨシタケシンスケさんが教えてくれた

KX2でCWSkimmerを試してみた

あの曲の名前がわからないのだ

メイトンをリペアに出した。しばしの別れ。

部屋の改造をしてみた

今日はサモアと交信できた!

ついに世界6大陸とQSO!

HF6CLとリトルターヒル、2つのアンテナを比較してみ...

JTDX + JT-Get's で Rig Contr...

ぼくの日課

4月8日は「アクアリウム記念日」

「今日のできごと」

iPhoneでちょっとだけ曲作り♪

スーパームーンに心を癒やされる

山下達郎のメッセージに拍手

コンテストとWBCの二刀流? できるのか?

サーバー移行奮闘記 その後

この壁を超えろ!

リニアアンプ 「HARDROCK-50」製作のその後

LogBookとJTDXへ引っ越した

IC-705とCtestwinを連動させた

初めての鉄道ジオラマ作り(その8)

秋の南信州を旅したよ

おじさんは、エレキを始めるのだ〜♪

今日の帆船模型作り日記

常設のレコーディングスタジオを作った

ジュピターはぼくを元気にしてくれる

色が決まらないのだ

DXCC 100 へ リーチ宣言!

今日はアンテナを交換した

今日はDIYを楽しんだ

アウトドアライフと避難生活 Vol.2

「あじさいの里」へ行ってきたよ♪

32ビットを64ビットに変えてみた

CoopHLよ ありがとう!

カメラは知的な遊びだ

岡崎の駅ピアノには、ぼくの求めるものはなかった

充実した日々を送るための実験的な一日

トロンボーン?

ギターヘッドにスマホ(続編)

ほぼ日5年手帳が面白い

手動でKX2のSDRPlay化を試してみた

ジュピターを聴こう♪

no image

最近のお気に入り動画(ロボット音楽編)

「フリードプラス無線室」の改良版

やっぱりCWは楽しい♪

KX2用のコンパクトアンテナ「AX1」

やっちまったぜ。と笑った。

アクアリウムを始めて7ヶ月がたった

DTMで作曲を始めてみた

Bruna Begaliさん ありがとう!

JR岡崎駅にストリートピアノが設置された

初めての鉄道ジオラマ作り(その2)

お花畑のジオラマをつくろう

初めての鉄道ジオラマ作り(その16)

あたふた CQ 初体験記

ニュース番組は観ない

複数の無線機・アンテナ・パドルを使うのは何故だ

ぼくのシャック(無線室)

やっと免許状が届いたゼイ

“ If you can dream it, you ...

アマチュア無線 VN-4002製作記

奇跡のコーヒー

基板の組立が完了
7MHz QRPトランシーバ「VN-4002」の製作は、2枚の基板の組立作業が終了した。さあ、いよいよこの2枚を合体させ、電源を入れ、動作チェックを行うのだ。

こういうときはやっぱり、ワクワク、ドキドキするよね。
カチッとスイッチをいれると、ビープ音とともに表示部に数値が並んだ。よし、ここまではオッケー。とりあえず、表示はされているし、5つの機能ボタンは正常に作動する。周波数も動かせるし、CWも打てて、ちゃんとモニターもできる。

ところが、肝心な「受信」ができないのだ。
どうしてだ!?

さらに詳しく症状を調べてみると

① C49あたりを指で押さえても、ハム音が確認できない。
② Sメータもフルスケールのままだ。
③ Q1とQ3のVG2Sの値が正常値2Vなのに、0.1Vにしか上がらならない。
④ 送信は出力が出ていない。
⑤ 周波数ステップが変えられない。

これ以外にも不具合があるかもしれないけど、ともかく全然あきまへんわ (=_=)

原点に戻ろう
とにかく一度原点に戻って、コントロール部の基板の動作チェックからやり直すことにした。キャリアの確認はソニーのゼネガバ受信機ではなく、無線機KX2でよりわかりやすい方法に気がついた。どうしてこんなことも気がつかなかったんだろう。

そして、大きなミスを発見。U2(Si5351Aクロックモジュール)の向きが正反対になっていた。これを付け直したところ、うまくいった。3つのキャリアをはっきり受信できたのだ。つぎに送信周波数とKX2の受信周波数を会わせて、パドルを打ってみると強力に受信することができた。大きな前進だ。

しかし、それでもやっぱり受信ができない。

失敗を楽しむのだ
とはいえ、ぼくはこの状況を楽しんでいる。うまくいかないことを、いかにして乗り越えていくか。これは何にもない平凡な人生を生きるより、厳しくて波瀾万丈な人生を生きるほうが、より「生きる価値」があるということと同じだ。

今まで新しい商品を開発してきたときは、いつだってそうだった。ほとんどうまくいったことなんかない。むしろ失敗の連続だった、でも、それを乗り越えていく過程で、いろんなことを学んでいった。それが大きな宝物だったと思う。だから、今回もこの難関を乗り越えることを、じっくり楽しもうと思っている。

まずは、回路図と現物のチェックから始まる。ダイオードの向きは間違っていないだろうか、一つひとつ確認していく。それ以外にも配線ミス、ハンダ付け不良など、丹念に修正していった。

一つ直すと、その都度電源を入れて確認する。だめならまた次をチェックするという具合だ。この積み重ねで少しずついろんな問題が解決し始めた。

① C49あたりを指で押さえても、ハム音が確認できない。(未解決)
② Sメータもフルスケールのままだ。→ 解決!
③ Q1とQ3のVG2Sの値が正常値2Vなのに、0.1Vにしか上がらならない。→ 解決!
④ 送信は出力が出ていない。→ 解決!
⑤ 周波数ステップが変えられない。→ 解決!

さあ、どうする?
これらの作業は、時間を忘れてしまうくらい集中してしまう。でも、ぼくはそもそもこういう知識があまりないので、それはそれは面白かった。いろんなことを知ることができたのは、とても面白かったのだ。失敗がなければ知ることはなかっただろう。

とはいえ「受信ができない」という問題はまったく解決していない。あれこれやっていくうちに、もう夕方近くになっていた。気がつくともうヘトヘトになって、精根尽き果ててしまっていた。それなのに、いっこうに解決する気配はなさそうだ。さあ、これからどうする?

奇跡のコーヒー?
こういうときは、とにかくコーヒーを飲むしかないな!と思った。そのコーヒーの名をぼくは「奇跡のコーヒー」と呼んでいる。なぜかというと、行き詰まったときにこのコーヒーを飲むと、いつも必ず思いもよらない、ものすごい解決方法が見つかったからだ。

よし、とにかく気分を変えて、おいしいコーヒーを飲めば、きっと何か閃くことだろう…。そう思って焙煎したコーヒー豆を、ミルで挽いてドリップで淹れた。いい香りだ。すでに気分はリラックスしていた。今日のコーヒーはコスタリカの深煎り。トロッとした濃厚な味、そして豊かな香りで、ぼくはすっかり元気になっていた。

奇跡は起きるのか
元気になって考えついた。あとは、もうこれしかないと…。
この回路でとても重要な部品、U7のオペアンプNJM8202をいったん取り外すことにしたのだ。このNJM8202はこんなに小さなパーツなので、慎重に何度もハンダ吸い取り線を使ってハンダを取り除いていく。まるで外科手術のようだ。


(写真をクリックで拡大)

そして取り除いた後の基板を、綺麗にフラックスクリーナーで掃除した。そして、NJM8202の8本のピンをピンセットでまっすぐにのばすのだ。

そうやって、もう一度これ以上ないくらい、正確にハンダ付けをし直しするのだ。これできっとうまくいくはずだ。

細い8本のピンを、とにかく慎重に、まっすぐにのばす。けっして慌てるなよ、ゆっくりでいいからな。

すると…。

「あっ」

それは一瞬のことだった。
なんということだろう。ピンセットで動かそうとした、その瞬間。ピンセットがスコ〜ンとすべってしまった。

「あれま…」(@_@)

あろうことか、みごとにピンが、根本から、ちぎれて飛んでしまったのだ。

なんと、奇跡が起こるどころか、まるで真逆のことが起こってしまった。

「やっちまったぜ」(@_@)

起こってしまったことは、仕方ないさ。
それにひょっとしたら、この部品は壊れていたのかもしれないから、新しいものに変えたらうまくいくかもしれない。

ま、こんなときは、ははは、と笑うのがいいさ!(心は泣いている?)
これだから、人生は楽しいのだよ。と笑ってしまえばよいのだ。

あきらめない
ということで、もう一度、JL1VNQ / 小野OMにお願いしてパーツを送ってもらうことにします。どもすみません。小野さん。<(_ _)>

この二日間は、久しぶりに「精根尽き果たす」経験をした。ものすごく疲れたんだけど、なんだか悪い気はしない。そして、完成するまであきらめないぞ!っと。

 

 

-アマチュア無線, VN-4002製作記
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