アポジーマイクは ぼくを変える

アポジーマイクは ぼくを変える

2つのApogee MICの比較
この前の「ようこそ、高音質の世界へ!」というエントリーでApogee Micが欲しいなと書いたんだけど、衝動買いするのではなく、その前にいろいろ調べてみることにしよう。本当にこれが必要なのか納得できたら買おうと……。

まず最新のHYPEMICと、その前のバージョンMIC+の違いを比べてみることにした。すると性能的には、アナログ・コンプレッションがあるかないかで、他は全く同じだった。つまりこれはボーカル用の機能なので、ぼくには必要ないよね。


あとは、付属品で専用ケースとポップ・フィルターが最新バージョンには付いている。ケースはいらないし、ポップ・フィルターはいわゆる風よけで、歌うときに出る息の風の音を拾わないようにする、これもいらない。だからMIC+で充分だよね。

もちろんアコースティックギター用のUSBコンデンサーマイクは、他にもたくさんのメーカーのものがあるので、いっぱい調べたよ。でもぼくの中では、性能、使いやすさ、コストパフォーマンスを比較するとこれを超えるものはなかった。

たしかに、24 bit 96kHzという高解像のサンプルレートが、ほんとにそこまで必要なのかどうかまだわからない、でもいずれこれが標準になると思う。とりあえず納得できたので、いつものサウンドハウスで購入することにしよう。

まずは録音で試そう
さっそく届いたよ、Apogee MIC+ ♪
パッケージには「Designed in California」と書いてあるよ、お〜!アップル社と同じじゃないか(ていうかAppleでも売ってる)。さらに「Built in the U.S.A」とある、つまり米国製だ。こういうの最近見かけないよね。

このApogee MIC+ は通常のマイクプラグではなく、USBで接続するタイプで、Macに直接USBケーブルでつないだり、LightningケーブルでiPhoneやiPadに接続して使えるものだ。というかMacやiPhone、iPadの専用マイクと言ってもいいかもしれない。(もちろんWindows10でもUSB接続で使える)

さっそく付属の三脚スタンドにセットして、iPadにつなぎガレージバンドを起動してみる。するとセットアップは特に必要なく、すぐにこのUSBマイクを認識した。おー。

まずは、Windy & Warmを弾いてみよう。さてさて、再生するとどんな音がするんだろう? こりゃ驚いた。めちゃくちゃいい音がする。とても音の迫力があり、Matonギターの音がちゃんと再現できている。こりゃいいわ。なんだかワクワクしてきたぞ。

三脚でテーブルの上に置いて使うと、ギターの位置に合わせにくいので、同時に買ったマイクスタンドにセットしてみる。ギターのどの位置にマイクを置くかで、微妙に音の違いがあることがわかる。これも面白いな。

録画も試そう
それとあわせて買ったiPhoneホルダー。これを使ってApogee MIC+をiPhoneにつなぐと、カメラアプリで高音質の動画が撮れる。最近のiPhoneの動画はHD画質で、設定を1080p HD/60 fpsにするとかなり画質がいい。さらに4K/60 fpsにすると、めちゃくちゃよくなる。ま、そんなのここでは必要ないけどね。

カメラアプリでギターを弾いているところを、動画で撮影して再生してみるとやっぱり音がすごい。今までのとはまるで違った。ということで、Apogee MIC+を購入した価値があったと思っている。よかったね。

さらに音質をあげてみたい
Apogee MIC+にとても満足しているんだけど、ただぼくの頭の中ではもう一つ試してみたいことがあった。それは、コンデンサーマイクを使った生の音と、さらにMatonに搭載されている、AP5システムの音をミックスさせたら、もっと良い音になるかもしれないということ。いや、ぜったいいいに決まってると思うよ。

通常はこういう時はミキサーという機器を使うんだけど、ぼくは持っていないので、他の方法でなんとかできないかと工夫してみた。でもやっぱりハード的にはミキサーなしだと難しいことがわかったので、ソフト的な方法を考えてみた。するとMacの機能でこんなやり方が見つかった。

それはMacの「機器セットを作成して複数のオーディオインターフェイスを組み合わせる」という方法だよ。ユーティリティにある「AUDIO MIDI設定」を使うとMIC+とiMac USBの2系統の入力を機器セットとして1つにまとめ、これ指定すれば可能になるってわけだ、いいなこれ。( 注意:このページの下の方にある「左側に表示されている機器セットを「control」キーを押しながらクリックして、『このサウンド出力装置を使用」または「このサウンド入力装置を使用」を選択します。』というのを忘れないように )

さっそく、この機能を使ってコンデンサーマイクの音と、MatonのAP5から出た音をエフェクターやUSBインターフェイス経由で出てきた音を、Macのガレージバンドに入力してみた。

お〜〜!これはいい。かなりバランスが良く、音の厚みもあって、まるでプロのスタジオで録音したみたいに素晴らしい音になった。エフェクターで細かい音の調整をすると、もっといろんな可能性がでてくる。もちろん動画もこの方法が使える。面白いなあ。

ということで、正直言ってぼくの好奇心が、これらのことをしないではいられなかったわけで、この世界を追求していくときりがないので、これ以上深入りすることはやめておこう。もうこれで充分だ。(と、言いながら、機材を増やさずとも、ギターの多重録音など、まだまだ面白いことがいっぱりありそうだな)

どうして録音録画するのか
結局、ぼくが何をしたかったのかというと、単純に「ギター演奏のレベル」をあげたいということだけだった。そのためにマンネリ化した練習方法を変えてみたいと思ったんだよね。自分で毎日ギターの練習をしていて思うことがある。

もし自分が向こう側にいて、自分の演奏を聴いていたら、観ていたら、どう思うだろうか? ということだった。「いいね!」って言ってくれるだろうか? きっとそんなことはないと思う。

自分では気が付かない癖だったり、ごまかしていることだったり、一つひとつの音をどれだけ丁寧に弾けているのかだったり、トラヴィス・ピッキングのグルーブ感は出ているのだろうかだったり、それ以外にも、弾いている自分はあまりわからない、気が付いていないこともあるだろう。

だから自分で弾いているところを、実際に動画に撮って録音して、これを自分でチェックする。これをもっとしっかりやってみようと思ったんだ。動画は指の動かし方の癖がわかる。自分の癖というのは弾いている時にはわからないもんだからね。

さらに動画ではなく、単に録音の音だけ、耳を澄まして聴いてみると、ものすごくいろんなことがわかるよ。正直言って今回の録画録音で、あまりにも多くの欠点が見つかって唖然としている。まあ裏を返せば、これらを修正していけば、もっとよくなるってことだよね。

とはいえ、ギターの練習はとても楽しい。自分が上達していくのをみるのはもっと楽しい。それに認知症の予防になるかもしれんな。笑