ギター

フジゲンというブランドは 知らなかった

2019年9月21日

このところ、やっと涼しくなってきて、熱いコーヒーがおいしいなと思うようになった。今日は特に自分で焙煎したコーヒーの旨さが心に染みるねえ〜。

さて、この話の始まりはこの1本の動画からだった。イギリスのポーツマスに住んでいるジェフ・リーブスというオジサンが、ギター1本でいろんな曲を弾いている。

このギターサウンドにぼくはすっかり魅了されてしまったのだ。それに動画の背景や衣装とか、選曲とか、マジでお気に入りになった。それにこのジェフさん、渋くてカッコいい!

で、このアパッチという曲を聴いて、ぼくはベンチャーズのことを思い出した。ぼくの中学高校時代はベンチャーズが全盛期で、たくさんのレコードを聴いていた。時々アコースティックギターでコピーもしていた。

実際にバンドを組んでいた友人もいたが、さすがにそこまでは考えられなかった。むしろ、ぼくはサイモンとガーファンクルのコピーに明け暮れていたからね。(アンジーとか…)

今から8年前にさかのぼるけど、隣町の幸田町にベンチャーズのツアーが来るということを新聞で知って、すぐにネットからチケットを購入した。

会場に入って驚いたねえ。3列34番。この席は端っこの席なので、3列目は前の席がない。つまりステージが目の前の席だった。僕の目の前には見上げるほどの超大型PA(スピーカー)2基がどど〜んと置かれている。ということは? ひょっとしてひょっとする??

まさか。。。

そのまさかと心配していたことが開演直後に起こった。

大、大、大、もう一つおまけに「超巨大な音の塊」がぼくの耳の鼓膜を揺さぶった。もう凄いのなんのって、大好きなベンチャーズサウンドが、本来なら心地よいサウンドが、まるで地獄のような修羅場と化した。

いつまで堪えられるだろうか。いや、きっと慣れるに違いない。そういうもんだ。人間の耳は順応するもんだ。きっと。と言い聞かせるも、すでに鼓膜の領域を超え、脳ミソの奥までその響きがかき回し始めた。このまま最後まで堪えられるのか。その前に意識を失うのか。

そして45分経過。何と天の恵み!神様はぼくに助けをくれた。
15分の休憩が入ったのだ。速攻トイレに向かい。トイレットペーパーを丸め、水道水に浸け、簡易型耳栓を作った。右に2個、左に2個、ジュッと押し込んだ。やった、これはヒット作だ。そして後半が開演した。

ははは、やったぜ! りゅうちゃん!
この耳栓効果のお陰で、後半は本当に楽しく聴けたよ。リードギターのジェリー・マギーがぼくの目の前までやってきて、笑顔いっぱいで弾いてくれた。

ぼくの目を見ながら
「どうだい? 楽しんでるかい?」
とでも言うように、微笑んでくれた。わ〜、感動で涙が出そう。(;_;)

本当に感動的なステージにぼくはすっかり酔ってしまった。やっぱりベンチャーズは最高だ。そして、コンサート終了後、会場を出たぼくに、一つだけ、とてもやっかいなことが起きた。

それは何かというと、耳の穴に押し込んだ耳栓の2つ目が、奥に入り込んで取れない。どうやっても取れないのだ。仕方がなくそのまま聴力ゼロに近い状態で家に帰って、かみさんに取ってもらって事なきを得た。

かみさんに「ばっかじゃないの」と言われた。確かにそうだ。これは面目ない。でも、あの窮地を救ってくれたのは、この特製耳栓なのは間違いないのだぞ。ふ〜、とにかく、ホントどうなるかと思ったが、まいいか (-_-;)

そして、ぼくはこの「ベンチャーズ/ギター・カラオケ」という本を買った。付属のCDにはリードギター抜きのバックバンドの演奏が入っていた。この当時にはすでにサイレントギターを持っていたので、エフェクターを使ってエレキギターの音が出せる。

もちろん楽譜が載っているので、練習をすればベンチャーズの曲をバンド演奏ができるというわけだ。面白いよねえ。でも結局仕事が忙しくて、殆ど手を付けずにそのまま眠っていた。

それが、この最近の流れで、ぼくはまたこの本を探し出して、練習し始めたのだ。これがなかなか楽しいのだ。

エレキギターがなくても、サイレントギターからエフェクターを通すことで、まるでエレキを弾いているような音が作れる。でもやっぱりエレキギターではないんだよなあ〜。

このジェフの動画を観るたびに、いいなあ〜、こういうの弾きたいなあ。まるで催眠術にかかったように、だんだんぼくはスクワイヤというエレキギターが欲しくなってきた。このスクワイヤというのは、フェンダーのブランドの一つで、低価格帯のものだ。だからサウンドはフェンダーになる。

このラインナップの中で、ぼくはこの「Classic Vibe '70s Stratocaster Natural」がいいなと思っていたのだ。値段も5万円前後、これなら無理なく始められそうだ。

そんなことを考えていた時に、メイトン姫の引き取りの日を迎えた。せっかく島村楽器に行くなら、そのときにエレキギターのコーナーに寄って、スクワイヤを試奏させてもらおうかなと思った。

対応してくれたギタースタッフに
「ベンチャーズのコピーをやりたいんだけど、5万円前後のを探してるんだ。スクワイヤ(フェンダー)がいいなと思ってるんだけど、どうかなあ?」
と伝えた。

すると意外な答えが返ってきた。それはスクワイヤは東南アジア、中国などで作られていて、正直言って、最初はわからないけど、長く使っていると問題が起きてくることが多いという。

同じ価格帯だったら「日本製」がおすすめだという。使っているパーツや加工精度のレベルがやっぱり違うという。そしてこの「フジゲン」というメーカーのことを教えてくれた。ぼくは全く知らなかったけど、この会社はとても品質が優れていて、長く使っていても問題になることが少ないという。

ぼくはブランドの知名度のことは特に気にしなくて、自分の基準で、弾きやすさと、音と、デザインが気に入ればいいだけだった。さっそく試奏させてもらった。めちゃくちゃ弾きやすい。音もいい。

お店を後にして、やっぱり詳しいことは知ってる人に聞いてみるもんだなと思った。もちろん最後に決めるのは自分だ。少し考えてみよう。

家に帰ってから、気になっていたフジゲンというメーカーのことを調べてみた。この会社のホームページから、長い歴史の中で培ってきたスピリットが伝わってきた。素晴らしいじゃないか。ぼくはすっかり気に入ってしまった。

さらに、こんな動画を観ながら、やっぱり日本のメーカーというのは、世界でも最も優れた技術と、きめ細やかな配慮が他とは違うと思った。ぼくも日本のメーカーの端くれだけど、同じ精神が流れている。

よ〜し、いろんなことを考えると、このフジゲンのFGN JST7で決まりかな。

な〜んて妄想が膨らんでいく。妄想というのは困ったものだ。歯止めが効かない。しかも、どんどんこれを現実に近づけようとするのだ。でももう一人のぼくが抑えを効かす。

今はフィンガースタイルを楽しんでいるんだろう? それに他の趣味もいっぱいあって、時間がいくらあっても足りないじゃないか。

「うん、たしかにその通りだ!」
確かにメイトンが帰ってきたばかりじゃないか。練習したい曲がいっぱいあるぞ!

でも、もう一人のぼくが言う。
「そうは言うけど、今やりたいことをやらないで、いつやるの!?」
やりたいことを、やれるときに、やれるだけやったらいいじゃないか。

たしかに、その通りだ。う〜ん、どちらの言うこともわかる。

ということで、人生というのは、こういうことの連続なのである。その結果がどうであれ。自分が考えた結果に従って進む。それでいいのだ。

しばらく、考えることをやめて、いつものように「潜在意識くん」に引き渡しすことにしよう。彼がきっと素晴らしい答えを導き出してくれることだろう。

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