町内会役員の方へのメッセージ
先日書いたブログの続きを書きたいと思います。(お時間がある方は、まずそちらから読んでくださいね!)
たぶん、これを読んでくれている人の中には、ぼくと同じ町内会役員の立場にいて、ぼくと同じような思いを抱いている人も多いと思います。今日はその方たちへのメッセージでもあります。
怒涛の日々だった9~10月を終えて

9〜10月は国勢調査員の仕事に加え、町内会副総代の仕事が山ほどありました。
その副総代の9〜10月の仕事はざっとこんな感じです。
| ⚫︎ 町内の敬老対象の家を訪問し、記念品の贈呈 ⚫︎ ゴミステーションのセッティングと点検、片付け ⚫︎ 総代会の会合へ出席 ⚫︎ 岡崎市広報の仕分け作業〜各組長宅へ配布依頼・配達 ⚫︎ 町内の各事業所を訪問し、町費支払いのお願い ⚫︎ 神社の清掃活動 ⚫︎ 子供会秋祭りの活動 |
もちろん年間になると、学校や地域の組織などの行事も関連してくるし、金銭的なことでもっとたくさんの仕事があります。

それに加えて、9〜10月は国勢調査員の仕事が加わりました。こちらの仕事は体力的な部分も大変でしたが、それ以上にミスは許されない仕事なので、精神的にも重労働でした。
趣味の復活か!?と思ってたのですが⋯⋯
そして11月になり、しばらく休んだ後は『これからは「好きなこと」をして楽しく過ごそう♪』で書いたように、いろんな趣味を楽しむことができました。

こうして趣味を復活させることができ、ようやく普通の暮らしに戻ることができたようで、とても喜んでいました。
⋯⋯ が、そう思ったのも束の間のことだったのです。
ふと我に帰ると⋯⋯ これって無気力症候群!?
ある日、ふと我に帰りました。そして
「また、あの嫌な総代会の仕事が始まるのか⋯⋯。嫌だなあ〜」
という、重くて暗い暗雲が心の中に立ち込めてきました。
冷静に考えると、11月は今までほど多くの行事はないハズです。それでもそういう嫌な重圧感を感じてしまうんですよね。

まるで「車が突然エンストを起こしたのか?」と思うくらい、総代会活動へのやる気がなくなってしまったんです。
これって " 無気力症候群 " なの? トラウマなの? ⋯⋯というか、そんなに重症だったのか!?とあらためて自分で気がついたんです。

中には「なんだ、それくらいのことで!」と思われる方もいるでしょうね。
町内会自治会って必要なのか!?
そうそう、肝心なことですので、少しだけ付け加えておきたいと思います。
そもそも総代とか町内会長とか、そういう組織は「いる?いらない?」の議論はいろいろあると思います。そのことについて、ぼくの意見は「必要だ」と思っています。
ただ、昔からの古いやり方を、今までやってきたからという理由だけで、そのまま続けていることが多いので、それは少しずつ変えていくべきだし、実際に変えています。
ちなみに、ぼくが所属している総代会は飲み食いを一切していません(※)し、収支決算も全て公開してますし、来年から町費を下げる計画もして、とても健全だと思っています。
(※ 追加説明:ぼくの所属している3つの区の連合総代会はしていませんが、その上部組織は今も飲み会をしていて、それに参加するようにと言われていますが、参加してません)
ただ今後の存続のことを考えると、できるだけ役員の負担が少ない運営方法にして、お年寄りに寄り添った町内活動を続けていく。そういうことが必要だと思っています。
今日書いている「嫌な思いや、トラウマみたいなこと」があるにせよ、あくまでも、これはぼくのホントに個人的で一時的なワガママです。
総代会は必要なんだけど、今ぼくが実際にやっている総代の仕事は嫌で仕方がない。なんてワガママなことかと思いますが、これを変えていかないとって思います。
ぼくがあと数年たった頃には、この地域を支えてくれる町内会という存在が、ぼくの頼りになる存在になるはずなんですよね。
ある総代会経験者からの励まし⋯⋯
さて、話を元に戻しましょう。
先日、同じマンションに住む、かつて総代を経験した方にマンションの臨時総会で会いました。その方がぼくの気持ちを察してか、こんな言葉をかけてくれました。

最近の総代会の方はどうですか?と、そして⋯⋯
ある日、まったく知らない3つの区の総代と副総代が集まって、「これからこのメンバーで、町内のいろんな運営をしていきます!」と言われますよね。
いったいどんな仕事をするのか全くわからないし、会社組織のように「目的を持った社員同士が、お互いに協力しあって、前に向かって進んでいく」のとは違うんです。
「だから、この寄り合いが、うまくいくはずがないんです」と⋯⋯。
ぼくが心の中でモヤモヤしていたこと、ズバリを、聞かせてくれました⋯⋯。
それは現実をよく理解している「経験者の心の言葉」でした。
ぼくから見たら、とてもしっかりしていた方でした。ところが先ほどの話を聞くと、心の中ではとても嫌な想いで、ずっと我慢して運営をされていたんだろうなと想像できます。
そのことがわかっただけでも、気が楽になりました。
⋯⋯かと言って、これを「簡単に変えられることではない」こともわかっています。
それでも、この総代会、町内会を末長く続けていくためには、少しずつでも「負担を軽くしていく改革」をしていかなくてはいけないなと思います。
そして、ある校長先生からの励まし
すんません。再び話を戻しましょう。
以前「総代会の重圧〜」でこんなことを書きました。
長崎県立口加高校 校長の「生徒会委員任命式 講話」より「ジャケットみたいなものだ」という言葉を次に抜粋します。↓
立場や役割は一過性のものなんです。私は立場、役割、肩書きといったものはジャケットみたいなものだと思っています。
つまり、一生着つづけるものではないということです。
必ず脱ぐ日、すなわちその立場や役割や肩書が終わる日が来るということです。立場や役割も終わりがあると知れば、そこに全力を尽くし努力できるんです。
この「ジャケットみたいなものだ」、そして「このジャケットも、一生着続けるものではない」という言葉が、ぼくの心の拠り所になっています。
ぼくへの応援歌!
たしかに、このジャケットを今はまだ脱ぐことはできませんが、このままジッと我慢するだけというのも、なんだか悔しいかな?と思っています。
そんな複雑な気持ちを素直に書いてみると、こんな2つの想いがありました。
⚫︎ 肩で風を切って歩け!
これは、かつて会社をやっていた頃に、ある人から言われた応援メッセージです。
アウベルさん これからも
" 肩で風を切って 堂々と 先頭を歩いて行ってくださいよー!"
これにメロディーをつけて、応援歌♪として歌っています。
つまり
「もっと図太くなって、思った事、言いたい事を、堂々と言えばいいぢゃないか!」ってことですね。
たしかに、もっと堂々と思ったことを発言すべきだな。そう思います。
⚫︎ 楽しんでやってやろう!
そして自分に対して、ある戒めの言葉を紙に書いて、あえて子どもの声にしています。
何を偉そうに!⋯ と思う
確かにそうだよねえ〜。これを聞くとまるで孫に諭されているようで、つい「はい、わかりました!」と言いたくなりますよね。笑
こんなふうに、ぼくの心の中では
「肩で風を切って歩け!」と「楽しんでやってやろう!」という、全く相反するような2つの言葉が、グルグル回っているんですよね。
でも、よ〜く考えれば、相反するようですが、両方とも大切なことです。
肩で風を切って言いたい事をいい。そしてメンバーと楽しく運営していく。
⋯⋯そういうことなんだろうなって思います。
特効薬はないってこと?
あれこれ横道にそれながら、長々と書いてしまいました。もっと簡潔にとも思いましたが、思ったことをそのまま書いてみました。
そうそう、ひとつ疑問が残ると思います。それは「町内会のことと、趣味を楽しむとは別問題じゃないのか? 」ということです。ぼくも関係ないことだと思っていました。
ところが、同じ人間の頭の中なんですね。一つの回路が壊れると、連鎖して、他のことにも意欲がなくなってしまうってことがあるんです。
やっぱり、ちょっと疲れているようです。ぼくはそんなに強い人間ではないし、それに、特効薬なんかない!ということですね。
こういう時は無理せずに、ゆっくり時間をかけて休む、ということかなって思います。
「ゆっくり休む時間を作りなさい」

⋯⋯ というわけで、神さまから
「 な〜、りゅ〜じよ。まだお前は疲れが残っているんじゃ!
もう少し休んで力を蓄えてから、またゆっくり活動を始めなさい⋯⋯ 」
そんな言葉で諭されたような気がしました。
冷静になって、今の自分の身の処し方を考えてみると、やっぱりそうかなと納得しました。
こういうときは、無理をせずに、ゆっくり時間をかけて、気持ちをリセットする時間をつくるのが一番いいと思います。
そんなとき、ぼくは何も考えないで、好き場所を散歩するようにしてます。頭の中が空っぽになってリセットできるんですよね。

我が家の近くに、こんな散歩コースがあるんですよ。とても気持ちがイイです!

ただボーッと歩いているだけで、じつは地球から偉大なパワーをもらってます。
⋯⋯ というわけで、ようやくブログを再開したところですが、すみません、やっぱり中途半端な形で再開するより、完全復活してからの方がいいと思いました。
「休む」というのは、「次へのエネルギーを蓄積する」という意味で、重要なプロセスだと思っています。ですから、ゆっくり休んで、また元気に発信したいと思います。
同じ立場の人たちへ
最後に、ぼくと同じ立場にいて、それでも活動を続けてみえる総代副総代、町内会役員の方々、そういう方たちが地域ごとにたくさんみえると思います。本当にご苦労様です。
「頑張る」という言葉はあまり使いたくないのですが、先ほど書いたように、必ずこのジャケットを脱ぐときがきます。その日が来るまであとしばらくの辛抱です。
今、あなたは住んでいる地域のために、みんなの役に立つ仕事をしているんです。だから、きっとこの先いいことがありますよ。お互いに頑張りましょうね!
ではまた!