アマチュア無線

のんびり楽しむ無線家になろうと思う⋯

期待はずれだった!?「サイクル25」

さて、この図は「SPACE WEATHER PREDICTION CENTER」というサイトにある、太陽黒点数を時系列にグラフにしたものです。

カムバックして再開局した2015年は、太陽黒点数のピークを越えた時期でしたが、今よりかなり少ないですね。それでもCWで海外の局との交信を充分に楽しめていました。

その当時のログの一部ですが、こんな感じです。

こんなふうに、この頃はアパマンハムでも充分にDXが楽しめたのです。その後、時はたちCWでのDXが、特にアパマンハムにはどんどん厳しくなっていったのです。

それでも、冒頭のグラフのように、「サイクル25」に大きな期待をかけていましたが、結果的には期待はずれに終わりそうです。

地球温暖化の影響では?

「いや、まだ終わってない説」、「CW人口の減少説」などいろいろありますが、ぼくはそれ以上に「地球温暖化による電離層の影響」ではないかなと思っています。

地球温暖化によって、大気層の構造変化や温度変化が、電離層の高度や密度、そしてイオンの濃度に影響を与えた可能性があるように思います。

まあそうは言っても、なるようにしかならないので、自分なりの楽しみ方を探っていくしかないのかなって思います。

久しぶりにCWでDX交信ができた!

ということで、最近のアマチュア無線のDXは、CWでの交信が期待できなくなり、殆どFT8が主流になっていますね。それでも時間があるときはCWのワッチしています。

⋯⋯ まあ、ほとんど「あ〜、やっぱり今日もだめか (◞‸◟ㆀ) 」ですけどね。

それでもワッチはしていますが、主に利用しているのが、この「DXSCAPE」というサイトです。そしてこの日見つけたのが、ブルガリアの「LZ372SG」という記念局でした。

さっそくコールすると、すぐにコールバックしてくれました!
本当に久しぶりのCWでのDX交信で、何だか熱い気持ちを感じることができましたよ。

他にもスペインの「A0100IARU」も弱いCW信号で聞こえてきたので、コールしましたがノイズが酷く、交信成立したのかまでは確認できませんでした。

カムバック当時のDX交信 ⋯

さてぼくはアパマンハムですが、カムバック時から「リトルターヒルHP」というアンテナを使っています。普段はベランダ内に格納し、使用時にローテータで張り出しています。

160109_ham

この写真は2016年1月9日、今から9年前に「スウェーデンまで飛んだ」で書いた当時のシャックです。新年早々「SM3NXS」局とCWで交信したことを書いています。

ぼくの無線機そしてアンテナから飛び出していった電波が、海と大地を超え、はるかスウェーデンまで飛んだという事実。これは決してインターネット回線では味わえない世界なのだ。

そしてアマチュア無線にカムバックしたその理由が「CWで世界中の局と交信すること」と、こんなふうに書いています。

ぼくが2年ほど前にアマチュア無線を再開した時の夢が「CWで世界中の局と交信すること」だった。でもCWを覚え、それで交信するという大きな壁はなかなか越えることができなかったのだ。それとアパマンハムなので、アンテナの調整がうまくいかず本当に苦労した。でもとにかく楽しかったのだ。

そして2015年11月18日には「カムバックまでの道のり(アパマンハム)」でアパマンハムのアース問題で苦労した話を書いています。

とにかくこの頃は、CWが楽しくて仕方がなかったのです。その後コンディションが少しずつ悪くなり、CWが聞こえなくなってくるとJT65が始まり、こんなことを書いています。

その後もずっとCWをメインに運用していたのだが、今年はコンディションが悪い日が続いて、さっぱり聞こえないという日が増えてきた。そんな時にJT65というモードでの交信があることを知ったのだ。「じぇいてぃー ろくじゅうご??」知らないなあ。

確かに、新しい方式でしたからとても興味があって、それなりに楽しんではいたのですが、それでもやっぱりCWをメインに楽しんでいました。

しかし現在の状況では、もうFT8以外、つまりCWでのDX交信は、おそらくワッチすることも少なくなっていくと思います。寂しいですがこれが現実ですね。

⋯⋯ というわけで、正直いうと、何だか「オモチャを取り上げられてしまった子供」のような、しょんぼりした気持ちになっています。

では、これでアマチュア無線は終わってしまうのか?

いや、もちろんそんなことはありません! <(`^´)>

この先どうする? アマチュア無線ライフ

大丈夫です! ちゃんと楽しみは準備してありますよ。

それが「移動運用」です。

例えば徒歩での移動運用は、見晴らしのいい所に行って、のんびりCWを楽しめばいい♪

そして、電波のコンディションが悪ければ、のんびり本を読めばいいではないですか!

もちろん、車で好きな場所に移動して、のんびりCWの移動運用を楽しむのもいいんです。

せっかくだからと、たくさんの局と交信するということよりも、少なくてもいいから、のんびりと情報交換を楽しむ交信ができたら、もっと楽しくなるはずです。

のんびり楽しむ無線家になれ!

つまり「 たくさんの局と交信するのを楽しむ」 というのではなく、好きな場所に行って「のんびり楽しむアマチュア無線」というスタイルにするということですね。

ぼくのような「しゃべること」が苦手な人間には、CWという " ぼくの分身 " を使って、交流ができるのは、本当にありがたいことだと思っています。

ですから、固定ではFT8をしますが、自然の中ではデジタル通信(FT8)ではなく、「手と脳を使うアナログCW通信」が一番マッチするのではないかなあ⋯⋯と思います。

例えば、こんなふうにゆっくりしたテンポで、CW運用を楽しんだ後に、コーヒー焙煎をしておいしいコーヒーをいただく♪ ⋯⋯とかですね。

そして、このタイミングに合わせるかのように、腰の痛みもだいぶ和らいできました。あと少しで全快です!

でもがんばらないで、のんびり楽しんでいきますよ!

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