アマチュア無線

自分のハムライフを見直してみた

KX2 + MFJ-1708B SDR + SDRPlay + Win4K3」で、これまで苦労と時間とお金をかけて、KX2の運用をより快適にしようとしたこと、そして最終的にはMFJ-1708B SDRがうるさくて使えないと書いた。

その後、この音を何とか少しでも遮音できないかと、遮音ボックスを作ってみた。でも望み通りのものにしようと思うと、これはかなり大変なことだとわかった。

そこで、自分の中でけじめをつけることにした。「もうこれは使わないでおこう」と。それだけじゃなく、この機会に「ぼくにとってアマチュア無線というはどうあるべきか」もう一度自分の考えをここで整理してみることにした。

そこで自身の中にある思いを洗いざらいノートに書き殴ってみた。「何がやりたいのか?」、その最初に書いたのが「CWを楽しむこと!」というシンプルなものだった。そのために「良い環境」そして「スキルUP」が大切と書いた。

要は何のためにアマチュア無線をやっているかというと「楽しむために」という原点を再確認したのだ。そのためには、楽しめるスタイルを見つけその環境作り、そして自分を磨き続けることで生まれる楽しさがあると書いたのだ。

ぼくは2つの局免を持っている。一つはFTDX3000で100Wの固定局、もう一つは50Wの移動局だ。KX2とFT-817、そしてVN-4002は移動運用のためにある。でも実際は移動運用は殆どしていない。

とにかくあるときは、家の中でQRP運用だとか言って、いかにも移動先で運用しているかのような中途半端なことをしていた。それならもっと外にでかけろよ、と思う。そのこともあって、フリード・プラスを改造したのだ。とにかく運用スタイルをはっきり区別させよう。

それでこの3つのスタイルに分けてみた。
①自宅でのFTDX3000のCW運用、②キャンプ場や車内での移動運用、③山登りや旅行での身軽な移動運用。こんなふうに整理できたら、ぼくの頭の中が一気にスッキリした。このために何が必要なのか何がいらないかが見えてきた。

まず「①自宅での運用」はFTDX3000とパソコン、そして数々のソフトウェアやWeb情報を駆使して、世界中の無線局と交信を楽しむ。ここではKX2は必要ないだろう。

次に「②キャンプ場や車内での移動運用」で考えていたのが上のイメージだった。KX2にSDRPlay、MFJ-1708B SDR、そしてパソコンという組み合わせだ。

しかし、静かなキャンプ場で、もしくは車の中で、あの「カチカチ音」はあまりにも違和感がありすぎる。それに、これだけのものをキャンプ場や車に持ち込むのはどうみても違うような気がする。そこでぼくはこの切替器の使用を断念した。

これらを実現させるために、約3万6千円の費用が無駄になった。さらに音が小さい切替器の購入を考えていて、それが約4万2千円だ。でもちょっと待てよと思った。

(写真はアイコムのサイトから)

そこにお金をかけるくらいなら、いっそSDR搭載の「IC-705」を買えばいいじゃないかと。実勢価格は115,800円だ。これ1台あれば、SDRPlayも切替器もいらない。パソコンだっていらない。

わざわざパソコンを持ち込んで、Win4K3を使ってのウォーターフォール画面は必要ないし、ハムログだってノートに手書きでいい。もしくはiPhoneのログソフト「HamMemo」があればいい。

というわけで、このIC-705は近い将来に購入する予定だ。このIC-705とKX2を比較するのは全く意味がないことだ。たしかにそれぞれコンパクトだけど、それぞれのコンセプトは似て非なるものだと思う。

そして「③山登りや旅行での身軽な移動運用」は、KX2と優秀なアンテナAX1があれば充分だろう。結局これが本来のKX2が一番得意としている使い方だろうと思う。実に計量コンパクトで気楽に運用できる無線機だ。

これからのぼくのアマチュア無線の楽しみ方は、この3つのスタイルで楽しんでいこうと思う。そして最初に書いたもう一つの大切なこと「スキルUP」は正直言って全然進んでいない。いやそれどころかスキルダウンしている。

最近のCWの交信は、特に国内交信ではコールサインと599と73で終わってしまうことが多い。それにコールサインだってFTDX3000もXK2も画面に表示されている。だからスキルも何も必要なくなってきているのだ。

いや、ところがそういう問題ではないのだ。今は殆どできなくなってしまっているけど、DXでのCW交信では名前やアンテナやリグの紹介とかもしあうことがある。

ぼくはそういう時は焦ってしまって、勝手に「TNX 73」で逃げだしてしまった経験があった。そんなことにならないように、聞き取りだったり、送信だったりがもっと自由にやりとりできるようにしておかないといけない。そうでなければ安心してDXなど楽しむことができないのだ。

これからもう一度、送受信のスキルアップをこれから再開していこうと思っている。それはそれでとても楽しいことなんだね。

ということで、使うことがなくなったこれらのグッズ達がお蔵入りとなった。どなたかに安く譲ろうかと考えたけど、自分が使えないと評価したものを、他人さまにどうぞとはとても言えないだろう。思慮が足りずにこんなことになってしまったが、ここにやってきた彼らには詫びをいれて蔵に入ってもらうことにしよう。

「人生にとって無駄なことは一つもない」という言葉がある。今回いろいろ経験したことも、一見時間とお金の無駄のように見えてしまう。でも考えてみれば、今回のことで、今までのことを振り返り、これからのことを考えるきっかけになったのだ。それはそれで悪くはない。

それに振り返ってみれば、ぼくの人生や会社の運営で「無駄なこと」と見えることの方が多かったように思う。無駄を惜しまなかったから得られたことがたくさんあるのだ。

だからいつも「考えるよりやってみる」だった。当然無駄に終わってしまったことが多い。ところがそこから得られたことがあまりにも大きかったように思うのだ。それでいいのだとぼくは思う。

 

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