初QSO日
今日は2016年になって初めて無線室に入った。電源を入れて下のバンドからワッチしてみた。こういう時期でも安定しているはずの国内バンド7MHzはひっそり静まりかえっていた。やはりこの時期のコンディションはとても悪いようだ。10MHzは少しだけ聞こえていたようだ。さらに14、18、21、24、28MHzの各バンドは本当にひっそりしていた。
もう一度10MHzにもどって、じっくりワッチを始めた。非常に不安定でしばらくの間は聞こえてくるのだけど、10分もすると聞こえなくなる感じだ。それでも聞こえてくるなら可能性があると、少しずつダイヤルを回しながら、ワッチし続けた。
おー! スウェーデンだ
すると、偶然スウェーデンのSM3NXS局のCW信号が入ってきた。すかざずコール!! すると一発でぼくのコールサインJA2WIGを呼んでくれた。おー! 新年早々幸運なことだ。その後、すぐに聞こえなくなったのだが、これがアマチュア無線ならではの醍醐味だよね。
ぼくの無線機そしてアンテナから飛び出していった電波が、海と大地を超え、はるかスウェーデンまで飛んだという事実。これは決してインターネット回線では味わえない世界なのだ。
その後しばらく聞いていたのだが、フィリピンの局とマレーシアの局と交信をしたのが最後で、まったく聞こえなくなってしまった。
これで30カ国
ぼくが2年ほど前にアマチュア無線を再開した時の夢が「CWで世界中の局と交信すること」だった。でもCWを覚え、それで交信するという大きな壁はなかなか越えることができなかったのだ。それとアパマンハムなので、アンテナの調整がうまくいかず本当に苦労した。でもとにかく楽しかったのだ。
そして、去年の5月にウクライナの局と念願のDX交信を果たした。あの感動は今でも忘れることはない。その後少しずつ交信を重ね、これまで30カ国のアマチュア無線局と交信できた。
素敵なQSLカード
アマチュア無線の楽しみは他にもある。交信をした局から届くQSLカードを集めることだ。それぞれの局が工夫していろんなカードを作って送ってくれる。
特にぼくが好きなのは記念局が発行するカードだ。富岡製糸場が世界遺産になった時の記念局、北陸新幹線が開通した時の記念局、姫路城が修復された時の記念局など、どれも期間限定で開局し発行される貴重なカードだ。記念局がCQを出すと、多くの局が交信したいので、パイルアップとなるので、交信できたときはとても嬉しいよね。
というわけで、アマチュア無線というのは、いろんな楽しみ方がある。これからも少しずつ紹介していきたいなと思っている。