腰痛が(ほぼ)回復しました ♪
約10日ほど前に「腰痛とFT-817 復活作戦・その2」で腰痛になってギターの練習をしばらく休んでいた。その後短期間でかなり回復できたので、今日から練習を再開した。
今日はどのようにして回復させたのか、そして過去の経験について少しだけ書いてみようと思う。一言でいえば「自分のことは自分が一番よくわかっている」ってことだね。
ぼくは年に一度の健康診断を受けていて、その結果で今の健康状態をチェックするけど、値が悪いからといってすぐには医者にいかない。それは基準値が違うからだ。
例えば血圧は基準値より高かった。しかし日本高血圧学会のデータをみると、ぼくの値は正常値となる。基準値は一般平均の統計的な値であって、ぼくの正常値とは違う。
基準を超えたと言われ、身体に害があるかもしれない薬を飲み続けている人がいかに多いかだ。だからぼくは自分の値を、ずっと自分の統計で観察して自己管理している。
自分のことは自分が一番よくわかっている
今回の腰痛も同じことが言える。
ぼくはこれまで腰痛や坐骨神経痛で苦しんだ経験が何度もある。特に坐骨神経痛の痛みは、なったことがある人ならわかるけど、耐え難いほどの痛みだ。でも克服した。
(過去に坐骨神経痛関連で書いたこと)
こうした過去の経験から「自分のことは自分が一番よくわかっている」と思っている。
どの部分がどのくらい痛いのか。どこの筋肉を緩めるとどのくらい効果があるのか。どの方法が一番効果があるのか。そして原因は何なのかなど。
結局、医者や接骨院の先生は、自分の痛みではないので、患者の痛みはどこがどれくらい痛いのかは分からない。今までの知識や経験で治療しているだけに過ぎないのだ。
だから自分が自分を治療するなら、どこをどうすればいいのかがわかる。つまり自分が詳しく勉強して自分を治せれば、それが一番いいんだということがわかったんだね。
どのようにして自分で治療するのか
腰痛というのはとても複雑だ。どのようにして治そうかと思ってネットで検索しても、あまりにも大雑把すぎて、どうしたらいいのか答えを見つけることはとても難しい。
なので、より詳しく調べるためには「原因」を考えることだ。痛みには必ず原因あって結果があるから、その痛みの原因をさぐることから始める。
ぼくの場合はギターの練習で、足を組んでの練習を長時間ずっとやっていたからだ。しかも楽譜を見ながらなので身体が下を向きがちになって、姿勢がとても窮屈だった。
そこで「足を組むと痛める筋肉」などで検索してみると「腰方形筋」がその場所らしいということがわかる。
「アトラス解剖学アプリ」で腰方形筋を探すとかなり奥の方にある筋肉だね。そこでYouTubeで検索するといろんな先生が教えてくれるので、自分にあったのを見つける。
その一つがこの腰方形筋トリガーポイントという動画だった。
この方法を試してみると、とても効果があった。これ以外の他の動画もいろいろ探して、専門家の解説を観ながら、自分にあった方法を見つけていくんだね。
今回は10日ほどでかなり軽くなってきたので、ギターを弾いてみると問題なかった。もちろん足を組まないで、少し高い椅子に変えて右足を低い台に乗せて弾くようにした。
これからしばらくは様子をみながら、少しずつ練習時間を増やしていこうと思う。
ギターの練習は仕上げの段階に
「雨降る窓辺で」の練習を始めて1ヶ月ちょっと、ようやく全部弾けるようになった。若い頃なら、こんなに長い時間はかからなかっただろうけど、それは仕方がないこと。
それでもやっとここまで来れた矢先だったのに、腰痛で中断してしまった。と言ってもまだ譜面通りの弾き方を覚えただけに過ぎない。これがゴールではないんだね。
ギターというのは、まずは弾けるようになるまでが第一段階で、そこからはいかにして人に聴いてもらえるレベルにあげていけるかだ。
まずミスなく弾けること、そしてできるだけ良い音を鳴らせるか、さらには抑揚や強弱をつけて、音楽的な完成度をあげていくことだ。でもこれは簡単ではない。
そこでぼくはいつも自撮りを行うことから始める。最初は下手すぎてとても聴くに耐えない酷い演奏だ。でもどこがどう悪いのか、どうしたらよいのかがよくわかるんだね。
もし自撮りをしないで練習していたら、きっとどこが悪いか分からないまま、ただ繰り返し練習するだけだったと思う。
今回の自撮りでの修正ポイントは以下の内容だ。
・50%以下のゆっくりした速さで弾いて、ミスなく確実に弾けるようにすること
・ミスなく弾けるようになったら徐々に早くしていくこと
・一音一音をもっと大切に弾いて、できるだけ良い音を出すこと
・右手は指先でこすった感じなので、角度を変え指をもっと曲げて弾くこと
・右手の小指はピンと伸ばさないで曲げておくこと(カッコ悪い)
・左手の薬指の押さえ方が弱いので、意識して強く押さえる
・左手の小指の開きが不十分なので、その部分の重点練習をすること
など、こういう具体的なことが自撮りすることでわかるんだね。たぶん自撮りしないとここまで気が付かないないと思う。
例えば今までは右手はこんなふうにして弾いていた。別に悪いと思ったことがなかった。でもこういう弾き方だと、どうしても指の先でこすったような音になってしまう。
そこで少し角度をつけてみた。そして指を丸くしてはじいてみると、音が良くなるし大きな音が出る。最初は慣れないのでぎこちないけど練習すればよくなっていく。
こんなふうに自撮りをしながら練習を積み重ねていくと、少しずつ進歩していくのが、自分の目や耳でちゃんと実感できるので、それが楽しみにもつながっていくんだよね。
腰痛治療もギターの練習も共通することがある
ここまで書いていて、そういえば最初に「自分のことは自分が一番よくわかっている」と腰痛の治療のことを書いたけど、これはそのままギターの練習でも同じことが言える。
何事も自分という内側からだけで物事をみるのではなく、自分を外からみて「今の自分のここはこうした方がいいんぢゃないの?」って客観的に思えたらいいよね。
つまり「自分のことは自分が一番よくわかっている」というのは、外から自分をみることができて、初めてそう言えるんじゃないかなあ。
とはいえ、生きているといろんなことがあるけど、マーベルおじさんは毎日楽しく過ごしています♪