Marvel Tiny Studio は、ただ今工事中!

この部屋は「Marvel Tiny Studio」という、お気に入りのスタジオです。そして奥にあるクローゼットはあえて「隠すのではなく、開放して使う」というやり方をしています。

そのお気に入りの部屋が、現在こうなっています。それには「ある理由」があるので、今日はその話題についていろいろ書いてみます。
マンションの漏水問題について
今回のことは一見すると、ぼくの個人的な話に思えるかもしれないですが、マンションに住んでいる人には、共通する問題かと思いますので、ここに記録しておきます。
最近になってマンションでの「古い銅管」からの漏水が大きな問題になっていて、特に古いマンションでは、この問題があちこちで発生しているようです。
28年経過したぼくのマンションでも、立て続けに2軒の階下へ水漏れが起きました。

この水漏れ対策をするために「配管を交換すればそれで済む」というような簡単な話ではないのです。
問題は、壁からの引き込み部分は「共有部」になるため工事ができません。ですからそこから漏水する可能性が残っているので、対策が不十分ということになります。
このため、ぼくが3月まで管理組合の理事長だったこともあり、現在の問題点とその対策ということで、業者を招いて対策説明会を数回開きました。
その結果、規約の一部を改正して、各戸で「壁の部分も配管工事をしてもよい」ことになりました。これで壁の部分から漏水対策ができるようになったわけです。
漏水時に発生する費用と保険

しかし、この問題を複雑にしていることがあります。
それは万一水漏れが発生したとき、マンション管理組合の保険でも一部補償はされるのですが、それを超えると自己負担となります。この費用はかなりの額になります。
ただし、件数が増えれば保険料は高くなりますし、その保険料増額分の負担を、対策済みの人は負担したくないという話になります。
いざ工事の申し込みが始まると、驚いたことに⋯
それに当然ですが、工事をするかどうかの判断は、最終的に各戸の判断になります。ところがこれが予想外でもあり、今回の問題の最大のウィークポイントでした。
説明会で「これは大変だ!」という機運がかなり盛り上がりました。ですから「下の階に迷惑をかけてはいけない」と思えば、事前に対策を打つという判断になるわけです。
しかしです、実際に蓋を開けてその後の申し込みをみると、工事を請け負う会社からの情報では「たったの4軒しか工事の依頼がない」との報告でした。
つまりすでに工事を終えている2軒を含めて「30軒中6軒、たったの2割」です。しかもそのうちの2軒は漏水が発生したための対策工事です。
つまり、事前に対策をするための工事依頼になると「30軒中4軒、たったの13.3%」となってしまいます。
「水漏れになったら、なった時に対処する」という人があまりにも多いということで、正直驚きました。それぞれの事情があるのはわかりますが 、それにしてもです⋯⋯。
業者の担当者がいうには、他の事例では実際にあちこちで問題が起きてから、そのときになって初めて動き始めるというケースが多いといいます。一体どういうこと!?
今後のぼくの筋書きです
ただしです。この話の続きである「ぼくが書いた筋書き」ではこうなると思います。
つまり30軒中7軒しか対策工事をしないということは、残りの77%でこれから数年の間に、あちこちで漏水が発生する可能性があります。
これはかなり高い確率になりますが、そのときに起こるだろう上下階のトラブルによって、再びこの問題が大きなものに発展していくことになるでしょう。
そうなってようやく、重い腰を上げることになると思います。やれやれと思いますが、問題を先送りすると、その時になって大騒ぎするということになるんでしょうね。
くれぐれもその当事者にならないことを、心から願っています。
我が家も漏水対策をします

さて話を我が家に移します。この写真は、数年前に我が家のリフォームをしましたが、その当時のものです。
その当時の規約により「壁の部分」は共有部分になるため、工事をすることができませんでした。このためやむを得ず、途中から最新の材料で接続していました。
配管はここから風呂場、洗面所、そしてリビングルームのキッチンまでありますが、この先は対策済みなので、わずかにこの部分のみを残すのみです。
しかし、ぼくは迷うことなく工事することを決めました。例えわずかな可能性でもそれが原因となって、下の家に迷惑をかけないようにするためです。
さらに工事業者に聞くと、我が家の上階の住人は工事をする意思がないということらしいです。我が家への漏水の可能性がありますが、その被害がないことを祈るのみです。
ぼくの趣味部屋が一変した

というわけで、工事まで後わずか10日程しかありません。坐骨神経痛は完治していないのですが、痛み止めを飲みながら撤去作業が始まりました。
そして先日、工事業者が事前の打ち合わせで部屋の確認にきました。すると「工事によるホコリが大量に出る」ということで、部屋全体の防塵対策をしないといけないそうです。

そこでさらに作業が必要になりました。これでいいかな。ふ〜〜〜!大変だ。

それ以外にもベランダにあるアマチュア無線のアンテナと、張り巡らしているカウンターポイズも取り外して、ようやく準備完了です。
あなたのマンションは、どうしましたか?どうしますか?
というわけで、今日はマンションの漏水問題について書いてみました。「私のマンションも人ごとではないな」、そう思われた方もいると思います。
工事業者の話では、多くのマンションも同様で、結局はあちこちの部屋で漏水問題が発生してから、初めて全体の工事を実施せざるおえなくなることが多いそうです。
当然ながら、その費用は莫大なものになるでしょうし、費用負担の分担問題にも発展していくことになるでしょう。
だから言ったじゃないの、 ⋯「自業自得」、「因果応報」、「身から出た錆」、「後悔先に立たず」、「覆水盆に返らず」、先人たちのコトワザが浮かんできました。
ここからがリニューアルの始まりだ!
ま、当然ですが、ぼくの場合はこれで話が終わるというわけではありません。

せっかくここまで部屋のリセットをしたわけですから、またとない良い機会になりました。工事が終わったら、クローゼット中のリニューアルをしたいと思います。
どんなふうにしようかな。楽しみですね〜♪