今日もエレクラフト社のアンテナ「AX1」のSWR測定実験を行った。昨日の測定では中心周波数が7.7800MHzだったので、これをもっと下げるにはどうしたら良いかを考えた。
エレメントの長さを長くする方法は簡単ではないので、とりあえずカウンターポイズの長さを長くしてみることにした。ひょっとしてそれで何かがわかるかもしれない。
今日は午後から仕事の合間に会社の床で長さを測ってビニール線のカットをしてみた。
AX1に付属のカウンターポイズの長さは10.06mなので、ぼくが自宅で使っているカウンターポイズの長さに合わせて10.18mと少し長くしてみた。たったの12センチしか変わらないけど、これでどうなるかを調べてみようと思ったのだ。
ビニール線も少し太くして、取り付け用の端子も付けた。さあ〜、いざ実験開始!
まずは、オールキャスト仕様でやってみよう。MP-1用のカウンターポイズは5mで4方向に、そしてAX1付属の10.06mを2本、そして今日作った10.18mを1本、合計7本のカウンターポイズで試してみよう。
さあ、ちょっと欲張りなオールキャスト仕様はどうだろう。
結果は中心周波数が7.4600MHzでSWR 2.30。中心周波数は少し下がったようだ。でもオールキャストだと返って因果関係を見つけるのが難しくなる。そこで、新しく作ったカウンターポイズ10.18mを1本だけにして、いろんな張り方でどう変わるかを確かめてみることにした。
最初の方法はSWRはさほど下がらないけど、中心周波数は下がった。7.0520MHzの位置でSWRが4.42という値だ。もうちょっとというところだろうか。
この時の張り方は、全体に浮かした状態にして、端っこを入り口のドアの上部に挟んでみる方法だった。端っこの高さを上げると中心周波数は下がるってことだろうか?
同じく端っこを高くして、そこから地面に這わすようにしてみた。するとSWRが下がって1.03まで落ちている。でも中心周波数は逆に7.6200MHzと高くなった。このときの張り方はどうかというと。
同じくドアの上部に挟んでいるけど、さっきのと違って浮かせてはいない。その後いろんな張り方を試してみたけど、そのたびに数値がころころ変わってしまう。
とにかく中心周波数とSWRの両方ではなく、まずは中心周波数を下げることをやってみよう。カウンターポイズの長さを長くすると中心周波数は下がるようなので、もっと大胆に長くしてみるといいかもしれない。
そこで、①カウンターポイズの長さをもっと長くして、少しずつカットしながら変化をみていく。それで解決しないなら、次は②エレメント長くするために、簡易的に何かを使って長くして変化をみていくということかな。引き続き実験をしていこうかなと思っている。
……と、三脚を使った方法についていろいろやっているけど、一番楽なのは車の上にある基台にセットして使う方法だと思う。それに高さも確保できる。
モービルホイップなら、すでにベストな調整ができている。ところがAX1になるとこうならないのだ。
これがAX1のSWRで中心周波数が7.8400MHzになってしまう。しかもSWRは3.13。なぜだろうと思う。これが解決できればいいなと思うので、次のテーマにしよう。
まあ、どうしてもAX1でないといけないというわけではない。そのときの状況でモービルホイップでもいいかなと思う。柔軟に考えるのがいいだろうね。
自宅に帰るとIC-705が届いていた。ようこそ、いらっしゃい!
今日はちょっと疲れたので、開封は明日か明後日かな。じっくりいろいろ試してみることにしよう。そうそう、その前に申請が先だよね。