先日は「備えよ常に……」で我が家の地震対策のことを書いた。ただし、アクアリウム水槽の地震対策は、そう簡単にはいかないので、まだ終わっていなかった。
アクアリウム水槽には約60Lの水、そして石や土、水草を含めると、総重量は100Kgを超えるという。もしこれが倒れてしまったら…。あ〜想像したくないなあ (-。-;
今現在は水槽台と壁は1ヶ所だけ固定させてあって、さらに水槽台の上と水槽の間に「滑り止めのシート」を敷いている。ただ、これだけでは地震対策としては不十分だ。
アクアリウム水槽の地震対策
そのための完全な対策というのは、そう簡単ではないと思うけど、とりあえずこの機会に、最低限の対策だけは早めに打つことにした。今日はそのことを書いてみよう。
今回購入したのは次の3つだ。
① ジェックス GEX アクアフランジ 6-30(¥737 × 2 ):フレームレス水槽に取り付けて、水こぼれ・魚の飛び出しを防止する水槽用フランジ
② 塩ビ穴開きフタ 60cm水槽用(¥4,730): 塩ビ製の蓋で、穴があいているので通気性がある。これである程度水の吹きこぼれが防げる
③ サンワサプライ 耐震ストッパー 耐震度7(¥2,936):水槽をベルトで強力に固定
合計金額:¥9,140
まず最初に水槽の縁にフランジを取り付けた。これは元々魚の飛び出し防止、そして水の飛び散りを防止するためのものだ。ただ、これだけでは耐震対策にはならない。
そこで、このフランジの上に、穴開きのフタを乗せることにした。地震で水槽が揺れたときに、水が溢れて飛び出すのを防ぐ目的だ。
購入した穴開き蓋は、このままだとサイズが長すぎて、左の給排水用の器具が邪魔になるので、水槽を閉じられない。そこではんだゴテの熱でカットした。
次にカットした蓋をフランジの上に乗せ、さらに吹きこぼれを防止するために、4ヶ所ダブルクリップで固定した。これで地震の揺れによる吹きこぼれがある程度防げるだろう。
続いて、耐震ストッパーを使って、水槽と壁を固定する。水槽の右サイドにこのように3ヶ所固定した。ちょっとイカツイのが気になるけど仕方がないよね。
そして左サイドにも同じく耐震ストッパーで固定した。固定し終わってから、水槽全体を揺らしてみたが、まったくビクともしないという頑丈さだった。
それでも東北大震災のような、想像を超える震度になれば、果たしてこれに耐えられるだろうかという心配は残る。あとは限りなく床置きに近くするしかないかもね。
これで作業完了! 今可能な限りの耐震対策はここまでだ。もし、より効果的な対策をご存知の方がいましたら、ぜひアドバイスください。
あっ、そうそう作業完了後に、魚たちに餌をあげようとしたんだけど、餌の投入口も作った方がいいと思ったので、追加で細工した。
というわけで、とりあえず完全ではないけれど、アクアリウム水槽の地震対策をやってみたことで、少しだけ心の不安は解消できたかもしれない。
さて、今日はあらためてYouTubeで東日本大震災の動画を観た。あのただならぬ大きな揺れ方をみたら、この程度の対策では不十分な気がしてきた。ほんとキリがないよね。
でも、万が一でもそうなったら、もうキッパリと諦めるしかないかもしれない。それより「自分たちの命をどう守るか」ということが最優先になるのだろう。
アンテナの台風対策
さて、そうこうしているうちに、もう一つの重要な対策が必要になった。
それは台風10号への対策だ。進路が当初の予測より西の方向に移動したが、それでも風がかなり強そうな勢いだ。
我が家のアマチュア無線用アンテナは、ベランダから使用するときだけ、ローテーターで外に出している。ただ完全にベランダの中に入れたとしても、台風の風だと心配だ。
そこでいつも必ず台風が接近したら、アンテナ部分だけを撤去することにしている。今回の台風の風がどうなるかはわからないが、安全のため撤去することにしよう。
アンテナを撤去した後に、取り付け部分に2重のビニール袋を巻いて、雨水が入らないようにしている。今日はこんなに青空でいい天気なんだけどねえ。
というわけで、日本に住んでいる限り、地震と台風はいつやってくるかわからない。そのための安全安心を確保するには「備えよ常に」ってことしかないだろうね。