なに? 断酒記念日ですと?( °Д°)

7月26日はぼくの「断酒記念日」という特別な日です。(8月6日の最新検査結果を待ってから、これを書こうと思ったので、少し遅れました)
今日はそれを祝って、仲間たちが集まって乾杯してくれました! 「なになに? 断酒に乾杯ですと〜?( °Д°)」 ⋯ いえいえ、もちろん冗談ですよ(笑)
これはぼくが作った自作カヌーが完成して、その浸水式に仲間が集まってくれ、乾杯でお祝いをしてくれたときの風景です。誤解のないように⋯⋯(笑)
思い返すと、1年前に断酒をして今日まで、長いようで短い時間でした。でもこの断酒を決断してくれた一年前のぼくに「よくやった!」と心から褒めてやりたいと思います。
というわけで、今日は断酒をしたこの一年を振り返ってみたいと思います。そして「断酒したいと願っている」あなたの背中を、少しでも押すことができるなら幸いです。
去年から健診の施設を変えてみた

毎年6月は我が家恒例の健康診断の時期です。これまで毎年ずっと岡崎市の「はるさき健診センター」で受けていましたが、去年から近くの町医者に変更しました。
その理由はこの大きな施設で検査を受けると、大勢の人が来るため、待ち時間がとても長く、半日仕事になります。だからもっと短時間で終わるようにしたかったのです。
さらにあくまでも検査専門ですから、検査結果は郵送で送られてくるだけです。これが結果的に良かったのか?悪かったのか?ですが⋯⋯。

というわけで町医者で検査を受け、2週間ほどたったので、検査結果を聞くために再びその町医者を訪れました。ちなみにその先生は、とても明るく気さくなので好きです。
結果は①中性脂肪、②γ-GTP、③クレアチニン、④eGFR、⑤尿酸の5項目がH判定でした。実をいうとこの結果は過去のデータからある程度予想していた数値です。
そして医者なので当然のことですが、この結果をみて「大きな病院に行って、精密検査を受けなさい!」と、またそれだけでなく、半ば強引に診察の予約までしてくれました。
もちろん予想していたので「ちょっと考える猶予をください」と言って、その場を回避することもできたのですが、その時ばかりは素直に指導を受けることにしたのです。
神の声が聞こえた?
というのも、ぼくは前年の9月に70才になりました。いくら自覚症状がないと言っても、この結果を見れば「沈黙の臓器」たちに負担をかけていることはわかっていました。

いやそれだけではなかったのです。心の中では「これから先も、健康で長生きして、4人の孫たちと楽しく過ごせますように!」と、密かに願っていて

「な〜、りゅ〜じよ! そう思うんだったら
今のうちに 何とかしないと! 手遅れになってしまうぞ!」
そんなふうに、神の声として聞こえたような気がしたのです。

こうして、わが家の近くにある「藤田医科大学岡崎医療センター」へいくことになったのです。さらにそこから「断酒への道」を進むことになります。
ついに断酒を決断した!

ぼくは自他とも認める大の酒好きでした。嬉しいときも、悲しいときも、辛いときも、いつもお酒がありました。そして50年の間ぼくを支えてきてくれたのは、いつもお酒でした。
その大好きな酒を、最後のストックがなくなった時点で絶つことにしたのです。
(さすがに、この洋酒がなくなるまでは待てなかったので、廃棄しましたよ:笑)

とにかく、経験のない断酒を決断をするわけですから、段階的に減らすことにしました。ところがこの数日間の長かったこと、さらにその精神的な辛さは想像以上でした。

こうして、いよいよ最後の50ccです。ひと口ひと口を口の中に含み、しみじみ味わいながら飲みました。そして最後のひと口。これで " おしまい " ……。
その後、数日がたちました。恐れていた「禁断症状」みたいなものは全くありません。どうやら無事に軌道に乗ったようです。お陰で熟睡できたし、目覚めもいいんです。
その後の飲酒について
その後は飲酒の機会がありました。昨年秋のジャズストリートの打ち上げでは、周りの人たちがおいしそうにお酒を飲んでいるのに、ぼくはノンアル柚子ソーダでした。

でも辛いとか、一緒にお酒を飲みたいとか、そんなことは全く思わなかったのです。
また断酒を始めた当時は「断酒」ではなく「卒酒」と言っていました。お酒を一旦卒業するけど「機会があれば、飲むこともありますよ」という意味ですね。

ですから12月には兄と居酒屋にいき、久しぶりにお酒を飲みました。とても楽しく過ごしたんですが、翌日の二日酔いの辛さで、もう飲むのはやめようと思いました。
その姿を見たカミさんが「まるで別人みたいに、精彩のない顔をしていた」とつぶやいていました。そうなんだ、やっぱりな!
そして1年が経過しましたが、不思議なことに「お酒を飲みたい!という気持ち」は全くありません。その後も今日まで、完全にお酒のない生活が普通になりました。
⋯⋯ が、

ただし、今でも夕食時に飲んでいる「Asahi ZERO」。これだけは欠かせません。というより、これはぼくにとって理想のビール(とは呼べないけど)です!
今まで殆どのノンアルコールビールを飲みましたが、これは正に救世主と言えるものです。もうこれ以外は飲めないですね。アサヒさんありがとう!
その後の血液検査の経過
その後も定期的に通院して、血液検査は続けています。

例えばγ-GTPはこのグラフのように劇的によくなり、最新の検査でも良好の通知です。なお、グラフには載せていませんが、実際は2ヶ月に一度、通院して検査を続けています。

同じく中性脂肪も劇的に良くなり、その後の経過も良好です。(それにしても、2年前の数値があまりにも異常すぎて、驚きました ( °Д°))
ただし、腎機能を表すクレアチニン、eGFRの値ですが、これは悪くなることはあっても良くはならない値ですから、このままの数値を維持すれば良いというところです。
ちなみに、これらの数字と合わせて「尿蛋白」が出ていると危険信号ですが、ぼくの場合はその心配はないとのことで、とても安心しています。
過去の卒酒(断酒)の履歴
というわけで、無事に断酒をすることができ、そして健康的な毎日を送ることができて、とても幸せに思います。もちろんこのまま続けていくことば間違いありません。
最後に、ぼくがなぜお酒をやめることを決断したのか、そしてお酒をやめるまでの経緯、さらにはその後に経過についてここに残しておきます。何かの参考になれば幸いです。





