久しぶりに水草のトリミングをした
先日はアクアリウムにクーラーを設置して、いよいよ夏バージョンに入った。そして今日は久しぶりに水草のトリミング作業をした。
ぼくはトリミングを始めると、ザクザク切って止まらなくなる。本当ならもう少し残したほうがいいかもいれない。でもやりだしたら気持ちよくて止められないんだね。
というわけで、今日はこんなにたくさんの水草をトリミングした。これらを植え直して面積を広げる方法もあるけど、今日はとにかくスッキリさせたかったのだ。
アクアリウムを始めて2年になる
さて、アクアリウムを始めてから、はや約2年たった。
最初の頃は週1回必ず水槽の清掃し水替えをしていた。特に寒い時期は水が冷たくてとても辛かったが、それでも怠ることなく毎週やっていた。今から思うと偉いなと思う。
なぜなら、最近では月に一度くらいしかやっていないからだ。さらに水草のトリミングになると、2ヶ月に一度くらいで、ズボラといえばそうなんだけどそれには理由がある。
というのは、まだ始めた頃は、pHやTDS、CO2濃度、硝酸塩、亜硝酸塩、総硬度、塩素など、とにかく神経質なくらい水質の測定をしていた。
そして水草には何種類かの液肥も与えないといけない。それが常識だった。
それでもいろんな種類のコケに悩まされたり、水草が育たなかったり、熱帯魚が死んでしまったりで、アクアリウムって、こんなに難しくて大変な趣味なのかと思った。
コケ対策で行きついた方法
次の動画はアクアリウムを始めてから1年弱の、いろいろ苦労しているようすだ。水草が次々にダメになってしまうし、水草にコケが生えてしまうしで、失敗の連続だった。
その中でも一番の悩みはコケの発生だった。そのためにありとあらゆる勉強して、数々のコケ対策を実践してきたがどれも効果がない。正直いってやめたくなることもあった。
そして、いろいろ調べた結果、最後に行き着いたのが次のことだった。
これは水質検査の表だ。一般的にはpH6~7.5が適正と言われているので、これで問題ないなと思っていた。ところが実はこれでは足りなくて、6.4以下にしないといけない。(過去の記事)
Tom Barr博士のレポートによると「pHを6.4以下に下げる、ということがコケ対策には重要だ」という。そのためにCO2の添加量を適正な値にしないといけないという。
そして、「水草を増やすことがコケ対策になる」と学んだので、水草の種類をどんどん増やしていった。
ポイントはたった2つだけ
こうして学んだ結果、結局コケ対策で最も重要なことは、次の2つのことだけだった。
① CO2の添加量をもっとふやし、 pHを6.4以下に下げる
② 水草の量をもっと増やすことで、コケが生えにくくなる
このことを知り実践していくと、コケに悩まされることがなくなったのだ。たぶんこのことはどの教科書にも殆どない話だと思う。
とくにCO2の添加量は、どこをみても「1秒/1滴」くらいが常識だった。でもぼくはその2〜3倍、時にはもっと増やした量にした。それはpHを6.4以下に下げるためだ。
さらにできるだけ水草を放置して、延び放題の状態まですると、コケが殆ど生えない状態になってきた。
つまり手を加えない方がコケが生えないってことなのか? いやそれだけではない。液肥は与えなくなったし、水槽の水替えや清掃は1ヶ月に1回ほどしかやっていない。
こんなことをやっていたら、絶対駄目だよねっていうことだ。でも、これで魚たちはみんな元気だし、水草も元気、それにコケだって、ガラス面につく緑コケくらいしかない。
全てはバランスである
この水槽の中は小さな自然界だ。地球と同じで、その自然のバランスが崩れると、どこかにそのシワ寄せが出てくる。今この水槽はそのバランスが保たれているのだ。
アクアリウムの常識で言えば、定期的に水替えをし、底床を掃除し、小まめに水草に液肥を与え、水質検査をし、水草のトリミングをする、等々のことをしないといけない。
それでもこうして殆ど手をかけずにいても、結果的に熱帯魚はみんな長生きしているし、致命的なしつこいコケもなくなっている。ただズボラをしているだけなのにね。
今この状態でうまくいっているなら、あえて変化を与えない。それでいいんだと思う。
伸びた水草をトリミングしよう
そうは言っても、必要な手入れだけはしなくてはならない。最近は水槽の水草が伸び放題で、魚たちも泳ぎにくそうにみえる。そこで今日はトリミングをすることにした。
トリミングと言っても、ぼくはコンテストに出品するなんてことはないし、水草のデザインにもあまり感心がないしで、本当に適当にトリミングするだけだよ。
水草の中で一番やっかいだったのは、このヘアーグラスという水草だ。一年ほど前に植えたんだけど、その後地中に根を張り、どんどん広がっていった。
だからそれを防ぐには、小まめに根っこから引き抜いていくしかない。その手間をおしんてしまったぼくの水槽は、知らないうちに全体に広がってしまったのだ。
その結果、こんなふうにショートヘアーグラスが全体に広がってしまった。困るのは魚たちがこれに邪魔されて、自由に泳げなくなってしまうことだ。
しかも引っこ抜いても一部が抜けるだけなので、結局上の部分をカットするだけで終わってしまい、水槽全体にはびこってしまうんだ。もうこうなったどうしようもない。
というわけで、トリミングをしてこんなにスッキリしました。さあみんな、これで泳ぎやすくなったかい? これからもみんな元気でいてね!
夕方の餌やりタイムです。今日もみんな元気だね。
さて、いつかはやらないといけないなと思うリセットですが、とても大変そうなのでなかなか踏み切れません。やっぱり"スボラ"なぼくです。笑