今日はようやく、長かった猛暑の日が終わって涼しい日になった。これからは、ぼくの大好きな秋をじっくり楽しめたらいいなと思う。
さてこれまで " マーベルおじさんの「卒酒日記」 " と " ぼくの食べたものでできている " でぼくの健康管理のことを詳しく書いてきた。
この中で、血液検査の結果と断酒の経緯、さらには食生活の改善について書いた。そして7/26から断酒し、2ヶ月たった今も「続けられて」いる。
今日は「その後どうなったのか?」について書いてみたいと思う。
そして、ぼくの断酒や健康管理についての経験が、同じようなことを気にかけている人にとって、少しでもお役に立てるなら幸いに思う。
( ※ 補足追加:最後に10月1日に再検査した結果も追加しました )
まず最初にぼくの生活改善の目的というのは「血圧、脂肪代謝、肝機能、腎機能」の4つを改善するためで、この時に決めたことは以下の4つだ。
① 卒酒(断酒):言うまでもなく酒を断つこと
② 運動:毎日20~30分の散歩、室内ストレッチ
③ 食事:減塩、野菜、大豆食品、海藻類他
④ 水分摂取
これらのことについて、その後どうなったかを書いてみよう。
まずは、卒酒(断酒)について
大好きだったお酒を断ってから、早いものでもう2ヶ月もたった。
でも正直にいうと、いざやめるということを決心してから、実際にそのカウントダウンが始まると、心は穏やかではなかった。
「大好きなお酒をやめる」という一大決心をしたものの、自分がそれほど意思の強い人間ではないことは、自分自身が一番よく知っている。
ひょっとして1週間、いや3日もすると「やっぱりや〜めた!」ってなるかもしれない……。そんな不安さえよぎるのである。
ぼくが20歳になってお酒を飲み始めて約半世紀の間、毎日のようにこよなく愛したお酒だ。しかも病気を患ったという理由ではなく、自らお酒を断つことにしたのだ。
だから、いざとなったらこのブログだって、過去の記事は消しちまえばいいぢゃないか! まだ断酒して間もない頃は、そのくらい弱気になっていたのだ。
とはいえ、そんな不安をよそに、がんばって断酒、運動、食事改善をした。その成果がこのグラフのようにハッキリと現れたのだ。
・6月7日:中性脂肪 390 、γ-GTP 342 (岡崎市検診センター)
・7月17日:中性脂肪 283 、γ-GTP 260 (町医者)
・8月28日:中性脂肪 118 、γ-GTP 72 (藤田病院)
このグラフが示すように、中性脂肪は正常値、肝機能(γ-GTP)もほぼ正常値になった。こんなに良い結果になるとは想像もしていなかったので、我ながら驚いている。
お酒をやめることは大変なのか?
このブログを読んで「お酒をやめたいなあ」と思っている人もいるかもしれない。そして好きなことをやめることは、大変なことだからできるかなあと不安もあるだろう。
ぼく自身も正直いうと、心の底ではそういう気持ちもあった。ところが「だれかに言われてやめるわけのではなく、自分で決めてやめる」となれば意外に大したことはない。
実は断酒してからでも、本当にこのまま続けられるだろうか?という不安な気持ちが巡ってくることがある。「飲みたい」ということではなく「続けられるのか?」だ。
まだ断酒をして間もない頃は、お酒を飲みたいという意識は殆どなかった。ところが日にちがたってくると、特に暑い日になると「ビールが飲みたい!」と思うことがある。
そんな時、ノンアルコールビールがぼくを助けてくれた。お酒をやめる前は、アルコール度数ゼロのビールなんて、そんなので満足できるわけないと思っていた。
ところが、いざ自分がその立場になってみると、ノンアルコールビールで充分満足できるのだ。これって本当に凄いことだと思う。
そして日にちが経てばたつほど、飲みたいという気持ちが少しずつ消えていくのだ。…それと同時にしみじみと「お酒をやめて良かったなあ〜」そう思えるようになるんだよ。
というわけで、卒酒(断酒)については、この先もずっとやめられる自信はある。
ただし、兄と年に2回飲む飲み会は「同窓会」ということで、その時はいいことにしているし、それで元に戻ることはない、ハズ(笑)
運動について
続いて運動について話そう。
運動と言っても、毎日20〜30分の散歩程度のことだ。次のグラフが毎日の散歩の距離を示している。
まだ歩き始めた5月〜7月の間は、いろんな都合やその日の気分によって、散歩をする日としない日があった。それはやむを得ないことだと思う。
ところが、9月の中旬になってから、毎日夕方の4時から散歩を始めて、帰ってからシャワーを浴びる。というのが日課として定着してからは、予定がない限り続いている。
ただし、一つだけ懸念がある。それは後ほど書くことにしよう。
血圧について
続いて血圧も6月7日の検査結果では「高い」と判定されていた。
かつてはこの値が最高で150近く、最低は100を超えていた時期もあった。それでも自覚症状がなかったので、それほど気にしてはいなかったんだね。
その後は禁酒や運動の成果だろう、現在の血圧の値はほぼ正常値になっている。
その後も週に一度程度測定するようにしているが、今のところ大きな変化はない。
食事について
担当の藤田病院の先生は腎臓の専門医なんだけど、腎機能について特別な治療が必要ということではなく、食生活をあらためるようにという程度だった。
続いて栄養士による食事療法の指導も受けることができた。腎機能改善のため「減塩、野菜、大豆食品、海藻類他」など、どういう食事が良いかなど、とてもためになった。
参考本については、それぞれの数値なども詳しく書かれていて、そこまで考え始めると息苦しくなってくる。なので、あくまでも参考程度にしておこうと思っている。
そして、新しく始めた習慣として、食事記録を写真で残すようにした。案外、自分が何を食べたのかについては、忘れてしまうものだ。というか間違いなくすぐに忘れる。
そうなると、事前に献立計画を立てる人でないかぎり、どうしても好みの献立になってしまうことになるだろう。
ぼくの場合も定年後は、朝食と昼食は自分で決めて、自分で作る習慣がずっとあった。だから朝は殆ど食べていなかったし、お昼はラーメン類が多かったんだね。
というより、無類のラーメン好きで、どこのラーメン屋が旨いとか、市販のラーメンもほぼ全て味見して、ランク付けの評価していたくらいだった。
ところが今回のことで、ラーメンはやめたし、食事に偏りが出ないように、時々この食事記録を見ることで、バランスの良い食事が取れるようになったと思う。
それに朝食は納豆ともずくを必ず食べるようになったし、特に野菜サラダが大好きで昼食時には必ず食べている。そして夕飯のメニューもカミさんと決めるようになった。
ただし、腎機能を考慮して、サラダはカリウムの制限のため、少し手間だけど、必ず水にさらしてカリウムを抜くようにしている。これも勉強してわかったことなんだね。
ここまでして、食生活を大幅に変えたものの、ストレスは全く感じない。それどころか、何を食べてもこんなにおいしいものだったのかと、心から幸せを感じているのだ。笑
お散歩の距離と時間が、だんだん長くなっていく……
さて、先ほど運動のことで、散歩の距離が日に日に延びてきたと書いた。
これは自分でも予想していなかったことで、身体が散歩に慣れてくると長い距離でも苦にならなくなる。
やがてさらに慣れてくると「距離の壁」がなくなる。つまり、もうこれくらいでやめようと思わなくなり、どんどん先を歩きたくなるのだ。
このグラフの○印の日は、そのことがあった日だ。知らない道、ちょっと面白い所を歩いていくうちに、夢中になって、その好奇心でもっと先に進みたくなっていた。
そして気がついた時は、あたりがすでに暗くなっていて、心配になったカミさんから " 今ドコ?メール " が届いて驚いた。歩き始めてからもう2時間近くたっていたのだ。
その後、重い足取りでゆっくり15分ほどかかって、ようやく家にたどり着くと、もうヘトヘトになっていた。
散歩を続けていくと、距離が長くなっていくことは、自然なことかもしれないが、それにしても毎日の散歩で2時間っていうのはちょっと長すぎた。
どうやらいつの間にか、自分の中では長いと感じる「壁」がなくなっていたのだろう。つまりそれだけの力がついてきたということなので、それが悪いということでもない。
ただ、ぼくの散歩の目的はそういうことではない。だからこれからは、もっと気楽に無理なく散歩を楽しむことにした。
「お散歩カメラ」に変えよう!
というわけで、これからは「歩くことが目的」ではなく、「写真を撮ることを目的」にした「お散歩カメラ」に変えることにした。
もちろん今までも散歩をしながら、気に入った場所があると、こんなふうにiPhoneで写真を撮ってInstagram " マーベルおじさんの「お散歩カメラ」" にアップしていた。
ところがこの写真は、あくまでも休憩をとったときに " そのついでに撮って、ついでにアップした " だけのことだった。だからとにかく歩くことが目的になっていたんだね。
でも、これからの散歩は、写真を撮ることを目的にして、アチコチ身近な場所を歩くことにしよう。その方が楽しいし長続きするような気がする。
そうそう、もう一つ変えたことがある。それは「距離を測定することをやめる」こと。「今日は何キロ歩いたか?」の記録を取ると、それを延ばそうという意識が働くからだ。
それならと、散歩する時に便利だと思って、つい最近購入した「活動量計」も、明日から使うことをやめた。そして毎日の散歩記録ももうつけるのをやめよう。
何ごともほどほどにというではないか。
……というわけで、これからは散歩しながら写真を撮る、そういう「お散歩カメラ」スタイルに変えることにした。それがいい!
よしそれなら「お散歩カメラ」で使うカメラは、比較的軽いZ fc(約600g)またはRX100(約300g)を、その日の気分によって使いわけることにしよう。
というわけで、今日は「Z fc」を持って散歩にでかけた。Z fcは比較的コンパクトなので、肩にかけても重いとは感じることはないのがいい。
そしてじっくり構えて撮るというより、歩きながらシャッターを押すという撮り方なので、プログラムモードを選択した。そして今日のレンズは24mm f/1.7単焦点レンズだ。
さあ、さっそく今日の散歩の途中で撮った写真の中から、何枚かを紹介しよう。
ハツユキカズラ:いつもウォーミングアップで立ち寄る柱公園に咲いていた可愛い花。
メランポジウム:この花もそのすぐ近くで咲いていた。色鮮やかだね。
マリーゴールド:岡崎駅近くの線路沿いでひっそりと咲いていた。とても綺麗だね。
そして今ではとても珍しくなった「火の見櫓」を見つけた。ぼくが子どもの頃には街のあちこちにあって、よく登ったものだ。
これは、その火の見櫓すぐ前の由緒ある綿積神社だ。
そしてこれはJR岡崎駅近くにある、アンダーパスができる前にあった踏切。開かずの踏切だった。
↓ ↓ ↓
その後、開通してまだ2週間ほどのアンダーパス。これができたことでどれだけ便利になったことか。右側は自転車と歩行者用。
というわけで、いろいろあってぼくの散歩は、この「お散歩カメラ」のスタイルに落ち着きました。
ぼくが散歩をする理由はとにかく楽しいからです。
そしてこの街のことをより深く知ることで、より愛着も深まることが何よりいいことだと思います。これからもずっと続けていくからね〜!
P.S. その後について
その後の経過確認のために、10月1日に藤田病院に行って血液検査をしてもらいました。
結果はこの通りです。
前回はγ-GTPの値が正常値より少し高い値だったけど、今回はさらに下がって正常値64以下の53になりました。やはり結果が出るまでは安心できないですからね。
そして中性脂肪は前回同様で正常値の範囲でした。腎機能については正常値より少し悪いものの、年齢的にみると問題はないので、今のまま維持するようにとのことです。
最後に、先生から「努力した結果ですね」と言ってもらえ、その外も特に問題はないので、運動や食生活については、このまま続けてくださいとのこと、これで一安心😁
今後も時々経過を確認するものの、断酒を続け、食事にそれなりの配慮をし、散歩を続けることで、このような健康を維持できればいいなと思っています。
そうそう、病院内にあった自動演奏ピアノのコーナーは、殆ど誰も来ない場所にありました。ぼくは自分の診察時間が来るまでここで楽しく過ごしていました。
ちなみに、この病院では順番が近くになると、スマホにメッセージが届くサービスがあるんですよ。