2mと430(ツーメーターとヨンサンマル)のこと
先日のブログ「3台の小型トランシーバの比較をしてみた」でFT-817は「自宅でも移動でもこれを使うことはないので、車載にして144&430MHzでの運用にする」と決めた。
そこで昔の紙ログを探してみた。このログは1990年のもので、当時は144MHz(ツーメーター)のみで運用していた。以前住んでいたマンションの6階のベランダから、3エレの八木アンテナを西に向けて運用していたのだ。とても賑やかで楽しかったことを覚えている。SSBで3エリア、4エリア、5エリア、0エリアまで届いていたんだなあ。
リグはケンウッドのTR-751で、144MHzの10Wオールモードトランシーバだった。実にカッコよくて当時はかなり高性能のトランシーバだった。今も動くのかなあ。
というわけで、さっそくCQオームでOHM-6800という144/430MHzアンテナを購入した。CQオームはアマチュア無線ショップなんだけど、こういうオリジナル商品をいくつか作っている意欲的なショップだ。
さてと、144/430MHzの世界のことは、もうずっと離れているので殆ど知らない。そこで3年前のCQ誌にあった「144/430MHzの魅力再発見」というのを見つけて引っ張り出してきた。
むむ。その前に表紙の「フェンダー・ギターを生んだハムと支えたハム」というタイトルを見つけた。フェンダーとハムだと?
肝心の「144/430MHzの魅力再発見」のことは後回しにして、こっちの記事のほうが面白そうなので読み始めた。
要約すると、ある少年がお祖父さんのところで、W6DOEというQSLカードを見つけた。お祖父さんに話を聞くと、少年の叔父さんがアマチュア無線をやっていたそうだ。
その叔父さんは、ラジオ修理店をやっていたんだけど、ミュージシャンの友人の影響でアンプなどを作り始めた。その後アンプだけじゃなく、ギター作りを始めた。それが今のフェンダーギターだという。
1959年当時のフェンダー・ギターの工場のようすを、8ミリカメラで撮影したものがあるというので、アクセスしてみた。なんだかノンビリしていていいねえ。
その後、叔父さんのコールサインが失効したので、かつての少年がそのコールサインを引き継いでいる。そのQSLカードがこれだ。もしぼくがこのW6DOEと交信することができたら、どんなにか嬉しいことだろう。
……なるほど、いい話だったな。
さて「144/430MHzの魅力再発見」のことだけど、特集記事では144/430MHzの歴史、D-STAR、WIRES、EMEという内容で、どれもぼくが興味のない話だった。
アンテナはまだ届いていないけど、今のHFアンテナでもある程度は受信できるので、とりあえず少しだけワッチしてみた。144MHzは全く聞こえてこない。今はもう廃れてしまったのだろうか?
430MHzを聞いてみると、トラックの運転手同士の会話が殆どだ。あとはローカル同士のラグチュー。1局だけCQとそれを呼ぶ局とのやり取りがあっただけ。もちろんCWなんてぜんぜん聞こえない。
その後、しばらくメインチャンネルをワッチし続けたけど、まったく声が聞こえない。これが今の144/430MHzの世界なのだろうか? なんだか急にテンションが下がってしまった。(-_-;)
アンテナが届いたらしばらくワッチはするけど、もしこんな感じだったら、車に積んだとしても、あまり使うことはないかもしれない。非常時の通信手段として用意しておくってことになるのかなあ。それとも、せっかくならしばらくの間、430の世界で久しぶりにマイクを持ってみるのか。う〜ん、どうしよ。
忘れられたハートマトのこと
夕方になって、以前使っていたアンテナの基台を撤去するために、南側のベランダに出た。新しいアンテナに使用するためだ。
あ、そうだ忘れてた。見るとハートマトの木はすでに完全に枯れ果てていた。かみさんに何度も言われていたんだけど、それでも放置していたのだ。ところが驚いたことに、ハートマトの実はちゃんと成っていたのだ。
ごめんな、ずっと放置したままで。心からあやまってから収穫した。去年の7月に植えた種が、やがて10月には実が成って、11月には収穫を迎えた。その後、年明けにもまだ実がなっていて、いつ終わりを迎えるんだろうと思っていた。(栽培記録)
それにしても、このトマトの生命力には本当に驚いた。夕食時に心から感謝していただくことにした。その味はもちろん充分に熟していて旨かった!