5ヶ月ぶりにFT8を楽しんだ

Zショーティー・ジオラマ作り(6日目)

ブラインドタッチ奏法について

IC-705+HARDROCK-50で移動運用を楽しん...

8年ぶりにフェイスブックを再開した

移動運用でFT8もやってみるかい?

焚き火&ウィスキーを楽しみたい!

星の写真を撮るのが楽しくなった

お帰り〜!マスターくん

CWの壁を越えろ!

久しぶりに家族旅行を楽しんできた ♪

大切なのは失敗を楽しめるかどうかだ

ジュピター号よ、前に進め!

身近なグリーンライフは楽しいよ♪

QRPトランシーバのバージョンアップ完了!

ほんとにそうなの?って思うようにしている

IC-705とハムログの問題が解決した。

初めてのCWDXコンテストにチャレンジしてみた

久しぶりにアンテナの調整をした

no image

「楽しむ」ということ

「東海QSOコンテスト」に二刀流で参加した

FTDX10:申請の四苦八苦中に故障者リスト入りとなっ...

定年おじさんの「夏休み自由工作」

今日から3つのクラブができました

「Prusa i3 MK3S」の組立て(気になる3日目...

今年最後?の移動運用を楽しんだ

HARDROCK-50の申請完了!

手作り好きな ぼくの魂に火がついた

レバノンと初交信

IC-705をフリード+の車内に常設化してみた

QSLカードが届いた

VLLO(ブロ)という動画編集アプリを使ってみた

大いなる何かに導かれている

今年中にやっておきたかったこと

ギターヘッドにスマホ(続編)

秋の天体ショー、さあ リベンジだ。

DXCC 100達成! 申請完了!

今日もアマチュア無線を楽しんだ

「キルホーマン」と「じゃがバタチーズベーコン」

CW Skimmerを使ってわかったこと

タブ譜をちょっと変えてみた

コンパクトチェアとKX2、トホホな移動運用 (-_-;...

伊勢に行ってきた

手動でKX2のSDRPlay化を試してみた

夜でもギターの練習ができるのだ

我が家に素敵なランタンがやってきた

アポジーマイクは ぼくを変える

ジュピター号の製作開始

ぼくの日課

仕事場をさらにリニューアルした

九州の旅に行ってきたよ

“ If you can dream it, you ...

VN-4002が無事 帰ってきた

Angelinaの練習を再開した

いとしのエレン ♪

新しいおもちゃ

セットアップでエラーの連続だぜ (-_-;)

KX2に新しいノブが付いた

no image

いかんいかん

Z fc か Z f か、どちらを買うべきか!?

今日の1枚

さあ、いよいよ次の曲へ!

思い出のキャンプ場、そしてこの先の自分のこと

広大なDAWの世界を旅する、定年おじさん

弦高の調整を自分でやってみた

新しい練習方法を見つけた!

KX2 と Win4K3 Suite、そしてノートパソ...

どーでもいいことに一生懸命になる

携帯基地局問題

地図を見るのが好き

ついに世界6大陸とQSO!

DIYでキャスター台を作った

初めての鉄道ジオラマ作り(その14)

可愛いCWキーを見つけたのだ

初めての鉄道ジオラマ作り(その19)

趣味って楽しいの?

今日はFTDX10のQSOデビュー記念日

AX1用のキャパシティキャップを作ってみた

南極昭和基地 8J1RL と交信できた!

今日も桜を見てきた

初めての鉄道ジオラマ作り(その15)

1日1ミリでもいいから前に進もう

Ham Radio Deluxeを使い始めた

「空港ピアノ」みたいに弾きたい

QRPステーションが楽しい

蒲郡でトリ貝と写真の本を買ってきた

さあHDR写真を始めよう!

IC-705のために揃えた小物たち

待ちに待ったメイトン嬢がやってきた!

今日は3つのエンティティが増えた

部屋の窓からお花見

カメラを持ってデンパークへ!

3Dプリンターはこれに決めた!

カメラは知的な遊びだ

「腑に落ちる」までノイズ対策を続けたい

北海道に行ってきた

メイトンをリペアに出した。しばしの別れ。

去年のぼくが教えてくれたこと

3Dプリンターの購入候補を変えた

無線機たちに もっと愛を!

アマチュア無線 VN-4002製作記

第二章へ

さあ、基板の組み立てが完了した
7MHz QRPトランシーバ「VN-4002」の製作は、ぼくの不注意でNJM8202のピンを折ってしまったので、JL1VNQ / 小野OMにお願いしてパーツを送ってもらった。これが組み立て最後のパーツになる。

ハンダ付けを完了して、おもむろに電源のスイッチを入れる。さあ、どうだ!?

「あれ? なんにも 聞こえん・・・」
まったく受信ができないぞ。

送信はどうだ?
SWR & パワー計SX-200にダミーロードにつなぎ、パドルを打ってみる。

「メーターの針が ぜんぜん動かん・・・」
つまり、送信出力が出てるかどうかもわからないってことだ。

ようするに、トランシーバーとしての機能が、まったく働いていないってことになる。さあ、どうする? と言っても自分の能力ではどうしようもない。

トラブルシューティングの極意
JL1VNQ / 小野OMに相談のメールを送ると、さっそく返事をいただいた。
「ここで柴田様に受信機のトラブルシューティングの極意を伝授いたしましょう」
ということで、アナログ受信機のトラブルシュートの、基本中の基本を伝授いただいた。

それは、低周波増幅回路から始めて → 検波回路 → 中間周波増幅回路 → 混合回路 → 高周波増幅回路と外からの信号の流れとは逆方向に、順番に不良の原因を探していくということだった。

と言っても、これを聞いて「なるほど、はい、わかりました!」と言えるノウハウがぼくにあるはずもなく、というかOMはそんなことは百も承知で、具体的なやり方を一つひとつ丁寧に教えてくれた。その内容が、どれくらいわかりやすいかというと、例えば

「Si5351AからのBFO出力がちゃんとKX2で受信(4MHz前後)でき、なおかつDBMのLo入力側であるR31のホット側に、リード線の切れ端などを接触し、よりKX2で強く受信されれば検波回路もまずはOKでしょう」

というように、これならぼくでも何をどうすればよいかが、手に取るようにわかった。

こうやって、ステップごとにチェックした結果を報告すると、次のステップのアドバイスをいただける。このやりとりで製作を始めてから、OMのアドバイスは実に40項目以上にもなっている。

さらに、ぼくの基板の高画質画像を送ると「C70で、左側の端子が十分ハンダ付けされていないような印象です」という具合だ。

他にも「アースパターンに装着するポイントは、ハンダごての熱が逃げやすいので、ハンダがすっと拡がるまで、十分熱が伝わるようにこて先を当てるようにしてください(追いハンダ)」というようにアドバイスしていただいた。

これらの一つずつが、とてもわかりやすいので、何をどうすればよいのかが、初心者のぼくでもよくわかった。そして、確実に前進していった。

全てのアドバイスを受けて
そして、いただいたアドバイスの内容をチェックして全てを手直しをした。その結果はどうかというと……。

  • 受信ができるようになった。→ でも信号が弱い。FTDX3000では59で受ける信号が、聞こえるもののSメーターが振れないくらい弱い。
  • 送信はできるようになった。→ KX2でちゃんとCW受信ができる。ところが定格では3Wの出力なのだが、パワー計のメーターは殆ど振れないくら弱い。

う〜〜ん。あとちょっとなんだけどなあ。

ここまで来ると、もうメールのやりとりだけでは、具体的なアドバイスを受けることが難しい。できることはというと、あとはハンダ付けの精度をあげることくらいしかない。きちんとハンダ付けされているか、ショートはしていないか。部品の向きを間違えていないか。

全部で200個以上もある部品のハンダ付けを一つひとつ確認していくのだ。例によって、iPhoneにマクロレンズを装着して、拡大しながらチェックしていく。

この作業をほぼ朝から晩まで、丸二日続けた。不具合というより、ちょっと気になるな程度のことも、全て一つひとつ修正していく。そして、ついに、もうこれ以上修正できるところはなくなった。

そして、その結果……。
ジャジャ〜〜ン♪
おめでとうございます〜!

なーんてことにはならなかった。

残念だが、いまだに問題は解決せず。とりあえずは受信も送信もできているのに、それぞれが充分なパワーを得られていないのだ。間違いなくどこかに原因は存在するのだけど、それがぼくには見つけられない。

さあ、この先、どうする!?
今はテスターと目視チェックだけで原因を探っているわけだから、この先は、オシロスコープやシグナルジェネレータなどで原因を探るしか方法はない。オシロスコープを買ってもいいとは思うが、どうするかだ?

でもぼくの心の中は決まっていた。「もう、限界だな」と…。
精神的にはまだまだ大丈夫だけど、ぼくのスキルではもう限界だなということだ。かと言ってこれで終わりにするつもりはない。

そうではなく、これ以上オシロスコープを購入して続けるより、もう1セット新たに購入して「今までの経験を生かして、もう一度最初から作り直そう!」それが一番よいと思っていた。

するとOMからの返事がこうだった。
「オシロなどない中で、ここまで出来たことは、とてもすごいことだと思います」
と、かえって暖かい言葉をかけていただき、さらには「ただ私の経験上、これ以上は測定器がない中では、なかなか解消は難しい印象でもあります」
ということだった。やっぱり…。

そして、
「ですので、一度実物を拝見させていただくと、原因がはっきりして、それが今後にも生かされるような気がします。その上でもう1セット作ることも良いですし」。

ということだった。つまり、ただこのまま終えて新しいものを作るより、今回の原因をはっきりさせた上で、次に生かしたほうがよいということだった。もちろん、ぼくとしてはこの上ないありがたい言葉だった。

ということで、ぼくの「赤鬼マーベル君」は一旦精密検査のためにドッグ入りすることになった。そして、OMに今回の原因を調べてもらい、次のチャレンジにつなげることにしよう。

貴重な体験だった
今回の製作経験で、トランシーバーを作るということと、その後の修復を行ったということだけでなく、ぼく自身もいろんなことを学んでいくことができた。これぞアマチュア無線ならではの貴重な経験ではないかと思う。

それにぼくが未熟だったから、こんなふうにまともに完成させることができなかったものの。でも、だからこそ体験できた貴重な数々。これはきっと神様がぼくにくれた宝物なんだと思っている。感謝感謝!

部品一つひとつがどんな働きをするのか、回路図の見方、正しいハンダ付けの仕方、正しいコイルの巻き方など、それに皮肉にも、パーツをうまく付け直しする技術も習得した(笑)。これらはとても貴重な体験だったし、楽しい経験だった。ここまで、とても親切に指導していただいたJL1VNQ / 小野OMに感謝の気持ちでいっぱいだ。

ということで、7MHz QRPトランシーバ「VN-4002」の製作は、まだ終わりではない。これから第二章が待っている。とても楽しみだ!

P.S.
今日のコーヒーは深煎りコスタリカ。コーヒーの焙煎は難しいようで、簡単。簡単そうで、難しい。これはどんなことでもいえることで、どんなことも、楽しんで(※面白いなって思って)取り組もうという気持ちがあるかどうかで、結果が大きく変わってしまう、ってことじゃないだろうか。

さて、この記事を読んでくれた人で、まだCWの免許を持っていない人がいたら、ぜひ免許取得のチャレンジをして欲しい。そして、このQRPトランシーバーの製作にもチャレンジして欲しいと思う。

ぼくのような知識も技術もない人間でも、気持ちされあれば、こういうことが楽しめるってことも知って欲しい。ぜひとも!

※ 「楽しむ」という言葉が、最近よく使われているけど、意外に伝わらない言葉だなと思うようになった。もっといい言葉はないだろうか。

 

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