3Dプリンターの購入候補を変えた

ジャージー島と初めての交信

身近なグリーンライフは楽しいよ♪

初めてのアクアリウム日記(その7)ついに魚たちが水槽に...

VN-4002の収納ケース

スウェーデンまで飛んだ

毎日が心地よく過ごせる部屋に改造した

Bruna Begaliさん ありがとう!

Zショーティー・ジオラマ作り(7日目〜完成)

アナライザーを改造してみた

VN-4002に内蔵スピーカーを入れてみた

アウトドア雑誌「ガルヴィ」が届いた

帆船模型作りも、いよいよ第4コーナーに!

CWのパドルが11個になった

ようこそ、高音質の世界へ!

大切なのは失敗を楽しめるかどうかだ

今日ものんびりJT65を楽しんだ

5ヶ月ぶりにFT8を楽しんだ

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春の香り

京都へお礼参りに行ってきた

「セウタ」ってどこ?

最後の最後は 諦めが肝心?

乾杯しよう!

いつも心に “メメント・モリ”

ふるさとの豊田市に行ってきた

ピアノが教えてくれた「大切なこと」

地図を見るのが好き

グルーブ感こそ全てだ

このお正月休みはギターレッスンで過ごそう

たったの2.5Wで9,554Kmも飛んだ!

こういう解決法もある...

たった2WのCW移動運用で新潟市と交信できた

新曲の練習を再開した

モービル運用のシャックが完成

いよいよ説明書が最後のページに入ったぞ!

FT8とCW その違いってなに?

久しぶりのジュピター号作り

ぼくの日課

ジュピターの製作を再開した

久しぶりにアンテナの調整をした

さあ、外にでかけよう!

ぼくのiPhone

手動でKX2のSDRPlay化を試してみた

移動運用のテストをしてみた

妄想スケッチ

8J1RLのQSLカードが届いた、昭和基地のことをもっ...

ただ今 アマチュア無線を封印中につき

「ホントにいいのか!?」と自分に問え!

大いなる何かに導かれている

CW通信を楽しもう!

おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。

初めての鉄道ジオラマ作り(その10)

三ヶ根山からの移動運用

ギターもいいけど ウクレレもね

退化していくApple

ぼくのシャック(無線室)

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河津桜がほぼ満開だ

アウトドアライフと避難生活 Vol.2 準備完了!

待ちに待ったメイトン嬢がやってきた!

アマチュア無線はCW交信こそが原点だ

初RTTY交信!

我が家に素敵なランタンがやってきた

上を向いて歩こう♪

奇跡のコーヒー

滋賀の旅@雨男

また振り出しに〜♪ いやステップアップなのだ。

スローなCWにしてみよう

空白の2週間。。。

初めての鉄道ジオラマ作り(その4)

シャックのリニューアルで快適だ♪

アクアリウムは「ひとつの生命体」だ

2mと430 そして ハートマト

ギリシャと初めてQSOできた

新しいおもちゃ

Zショーティー・ジオラマ作り(5日目)

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新しいMacがやってきた

FT4の初体験(そしてロシアとの交信について思うこと)

何事も諦めが肝心なのだ

台風対策

何かを作らないではいられない

I am Begali Keys Friend !

ブログのサーバー移行、ただいま奮闘中

がんばった人には九平次を

QRPステーションが楽しい

「他人を疑う前に自分を疑え」という教訓

禁断の領域へ足を踏み入れてしまった

AX1用のキャパシティキャップを作ってみた

ベガリ社に発注完了!

初めての鉄道ジオラマ作り(その7)

漫画ペン先セットを買った

CWの送信練習を始めた

移動運用の準備(その2)

1枚目の基板がほぼ完成

サイレントG きみは陰の主役だ

「あじさいの里」へ行ってきたよ♪

今度こそギターの復活かな

ギタリストは爪が命というけれど

新しい練習方法を見つけた!

明日はきっといい日になる♪

今日の帆船模型作り日記

アマチュア無線 VN-4002製作記

第二章へ

さあ、基板の組み立てが完了した
7MHz QRPトランシーバ「VN-4002」の製作は、ぼくの不注意でNJM8202のピンを折ってしまったので、JL1VNQ / 小野OMにお願いしてパーツを送ってもらった。これが組み立て最後のパーツになる。

ハンダ付けを完了して、おもむろに電源のスイッチを入れる。さあ、どうだ!?

「あれ? なんにも 聞こえん・・・」
まったく受信ができないぞ。

送信はどうだ?
SWR & パワー計SX-200にダミーロードにつなぎ、パドルを打ってみる。

「メーターの針が ぜんぜん動かん・・・」
つまり、送信出力が出てるかどうかもわからないってことだ。

ようするに、トランシーバーとしての機能が、まったく働いていないってことになる。さあ、どうする? と言っても自分の能力ではどうしようもない。

トラブルシューティングの極意
JL1VNQ / 小野OMに相談のメールを送ると、さっそく返事をいただいた。
「ここで柴田様に受信機のトラブルシューティングの極意を伝授いたしましょう」
ということで、アナログ受信機のトラブルシュートの、基本中の基本を伝授いただいた。

それは、低周波増幅回路から始めて → 検波回路 → 中間周波増幅回路 → 混合回路 → 高周波増幅回路と外からの信号の流れとは逆方向に、順番に不良の原因を探していくということだった。

と言っても、これを聞いて「なるほど、はい、わかりました!」と言えるノウハウがぼくにあるはずもなく、というかOMはそんなことは百も承知で、具体的なやり方を一つひとつ丁寧に教えてくれた。その内容が、どれくらいわかりやすいかというと、例えば

「Si5351AからのBFO出力がちゃんとKX2で受信(4MHz前後)でき、なおかつDBMのLo入力側であるR31のホット側に、リード線の切れ端などを接触し、よりKX2で強く受信されれば検波回路もまずはOKでしょう」

というように、これならぼくでも何をどうすればよいかが、手に取るようにわかった。

こうやって、ステップごとにチェックした結果を報告すると、次のステップのアドバイスをいただける。このやりとりで製作を始めてから、OMのアドバイスは実に40項目以上にもなっている。

さらに、ぼくの基板の高画質画像を送ると「C70で、左側の端子が十分ハンダ付けされていないような印象です」という具合だ。

他にも「アースパターンに装着するポイントは、ハンダごての熱が逃げやすいので、ハンダがすっと拡がるまで、十分熱が伝わるようにこて先を当てるようにしてください(追いハンダ)」というようにアドバイスしていただいた。

これらの一つずつが、とてもわかりやすいので、何をどうすればよいのかが、初心者のぼくでもよくわかった。そして、確実に前進していった。

全てのアドバイスを受けて
そして、いただいたアドバイスの内容をチェックして全てを手直しをした。その結果はどうかというと……。

  • 受信ができるようになった。→ でも信号が弱い。FTDX3000では59で受ける信号が、聞こえるもののSメーターが振れないくらい弱い。
  • 送信はできるようになった。→ KX2でちゃんとCW受信ができる。ところが定格では3Wの出力なのだが、パワー計のメーターは殆ど振れないくら弱い。

う〜〜ん。あとちょっとなんだけどなあ。

ここまで来ると、もうメールのやりとりだけでは、具体的なアドバイスを受けることが難しい。できることはというと、あとはハンダ付けの精度をあげることくらいしかない。きちんとハンダ付けされているか、ショートはしていないか。部品の向きを間違えていないか。

全部で200個以上もある部品のハンダ付けを一つひとつ確認していくのだ。例によって、iPhoneにマクロレンズを装着して、拡大しながらチェックしていく。

この作業をほぼ朝から晩まで、丸二日続けた。不具合というより、ちょっと気になるな程度のことも、全て一つひとつ修正していく。そして、ついに、もうこれ以上修正できるところはなくなった。

そして、その結果……。
ジャジャ〜〜ン♪
おめでとうございます〜!

なーんてことにはならなかった。

残念だが、いまだに問題は解決せず。とりあえずは受信も送信もできているのに、それぞれが充分なパワーを得られていないのだ。間違いなくどこかに原因は存在するのだけど、それがぼくには見つけられない。

さあ、この先、どうする!?
今はテスターと目視チェックだけで原因を探っているわけだから、この先は、オシロスコープやシグナルジェネレータなどで原因を探るしか方法はない。オシロスコープを買ってもいいとは思うが、どうするかだ?

でもぼくの心の中は決まっていた。「もう、限界だな」と…。
精神的にはまだまだ大丈夫だけど、ぼくのスキルではもう限界だなということだ。かと言ってこれで終わりにするつもりはない。

そうではなく、これ以上オシロスコープを購入して続けるより、もう1セット新たに購入して「今までの経験を生かして、もう一度最初から作り直そう!」それが一番よいと思っていた。

するとOMからの返事がこうだった。
「オシロなどない中で、ここまで出来たことは、とてもすごいことだと思います」
と、かえって暖かい言葉をかけていただき、さらには「ただ私の経験上、これ以上は測定器がない中では、なかなか解消は難しい印象でもあります」
ということだった。やっぱり…。

そして、
「ですので、一度実物を拝見させていただくと、原因がはっきりして、それが今後にも生かされるような気がします。その上でもう1セット作ることも良いですし」。

ということだった。つまり、ただこのまま終えて新しいものを作るより、今回の原因をはっきりさせた上で、次に生かしたほうがよいということだった。もちろん、ぼくとしてはこの上ないありがたい言葉だった。

ということで、ぼくの「赤鬼マーベル君」は一旦精密検査のためにドッグ入りすることになった。そして、OMに今回の原因を調べてもらい、次のチャレンジにつなげることにしよう。

貴重な体験だった
今回の製作経験で、トランシーバーを作るということと、その後の修復を行ったということだけでなく、ぼく自身もいろんなことを学んでいくことができた。これぞアマチュア無線ならではの貴重な経験ではないかと思う。

それにぼくが未熟だったから、こんなふうにまともに完成させることができなかったものの。でも、だからこそ体験できた貴重な数々。これはきっと神様がぼくにくれた宝物なんだと思っている。感謝感謝!

部品一つひとつがどんな働きをするのか、回路図の見方、正しいハンダ付けの仕方、正しいコイルの巻き方など、それに皮肉にも、パーツをうまく付け直しする技術も習得した(笑)。これらはとても貴重な体験だったし、楽しい経験だった。ここまで、とても親切に指導していただいたJL1VNQ / 小野OMに感謝の気持ちでいっぱいだ。

ということで、7MHz QRPトランシーバ「VN-4002」の製作は、まだ終わりではない。これから第二章が待っている。とても楽しみだ!

P.S.
今日のコーヒーは深煎りコスタリカ。コーヒーの焙煎は難しいようで、簡単。簡単そうで、難しい。これはどんなことでもいえることで、どんなことも、楽しんで(※面白いなって思って)取り組もうという気持ちがあるかどうかで、結果が大きく変わってしまう、ってことじゃないだろうか。

さて、この記事を読んでくれた人で、まだCWの免許を持っていない人がいたら、ぜひ免許取得のチャレンジをして欲しい。そして、このQRPトランシーバーの製作にもチャレンジして欲しいと思う。

ぼくのような知識も技術もない人間でも、気持ちされあれば、こういうことが楽しめるってことも知って欲しい。ぜひとも!

※ 「楽しむ」という言葉が、最近よく使われているけど、意外に伝わらない言葉だなと思うようになった。もっといい言葉はないだろうか。

 

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