今日の本題の「ジオラマ作りの再開」のことは、このページの最後の方になるけど、その前にまずはぼくのこれまでのジオラマ作りの経過を、ざっとみていただきたいと思う。
(お急ぎの方は先に進んでください)
今から逆上ること3年ちょっと前。2021年1月24日 ことだ。ぼくが鉄道模型を始めるきっかけになったのが、この小さなZゲージのジオラマセットを見つけたことだった。
こんな小さなものなら大して時間も手間もかからないので、抵抗なく楽しめるのでいいと思っていた。ところがこれがきっかけで、本格的な鉄道模型作りに進んでいくのだ。
ところがいざ始めてみると毎日が楽しくて楽しくて、本当に夢中になっていったんだね。
お花畑のジオラマをつくろう (2021年1月26日)
これから鉄道模型のジオラマ作りを始める。その設計に入る前にやるべきことは「そのコンセプトを明確にすること」だった。つまりどういうデザインにしていくかだ。
それを考えているときに、リビングにあるこの絵が目に入った。ぼくは色鉛筆画家・渡辺美香子さんのこの「ピュアライフ」という絵がとても気に入っている。こういう風景の中で列車を走らせたらとても楽しそうじゃないか! そう思ったのだ。
妄想スケッチ (2021年2月5日)
どんなレイアウトがいいのかをイメージしているときに、何年か前に北海道へ行ったときの「四季彩の丘」でカラフルなお花畑の中を走るトロッコ号を思い出した。
遠くにトロッコ号が見えるけど、こんな綺麗な花がず〜と広がっているところを走ったら、どんなにか楽しいことだろうか、そう思ったのだ。
というわけで、今日最初の1枚ができた。最初のうちは大ざっぱでいいので、だいたいのイメージでどんどんたくさん描いていく。
このスケッチ段階では、実際にそれができるかどうかはあえては考えなくて、とにかく自由に思ったことを描くことだけを考えていけばいい。
その後の「鉄道模型作り」の記事は次のようになる。
※ 以降はリンク先を開く場合、マウスの右クリックで " 新しいタブで開く" でみることをオススメします。
2021年
・2月15日「レイアウト台が完成した」でジオラマを乗せる台を作り
・3月10日「鉄道模型は実験を楽しみながら」でいろんな実験をしたり
・3月12日「カッコいいぞ!DD51 1000 A寒地 JR北海道色」で設計のためのテスト
・3月20日「AnyRailというレイアウトソフトを使ってみた」でレイアウト設計勉強
と少しずつ準備をしていった
レイアウトが決まった!( 2021年3月26日)
次に「AnyRail 6」というソフトでレイアウトの設計から始まる。頭の中で描いたものをスケッチしていろんなレイアウトを描いた。そしてようやく決まったのがこの形だ。
こうして作ったものを3Dで見るとこんな感じになる。いろんな角度から見ながらこれでいいかをチェックすることができるので面白いよ。よし、とりあえずこれでいこう!
さらにこのレイアウトを元にジオラマを作っていくので、どこに何を配置するかをスケッチしていく。
テーマは「MoMo Parkの中を走る愉快な観光列車」と名付けた。鉄道模型というとその多くは街の中を走らせているけど、ぼくは公園の中を気持ち良く走らせようと思う。
この「AnyRail 6」で作ったパーツリストをプリントアウトすると、どのレールが何本いるのかも一目でわかる。レールの本数は54本、線路長は7.75mになった。
このソフトは50本までは無料で使えるけど、これを超えると6,500円のライセンス料が必要になる。わずか4本のオーバーだけどこれは仕方がないな。
パーツリストから金額をを計算をしてみると、ライセンス料も含めて全部で31,888円の予算になった。さっそくこれらを注文することにしよう。
その後はこの基本切開図をもとに少しずつ製作が始まったのである。
・3月28日「レイアウトボードができた」で台の上にボートを作り
・4月3日「(その1)製作開始!」でいよいよ製作が始まった!
・4月7日「(その2)スタイロフォームの上にベニヤ板」
・4月11日「(その3)池の穴を開ける」
・4月16日「(その4)勾配部分を作る」
左側の池、堤防部分、コントローラーの配線が完了した。
・5月8日「(その5)分岐点で脱線!?」
・5月12日「(その6)土手のやりなおし」
・5月18日「(その7)8の字部分の土手部分が完成」
・5月22日「(その8)トンネル部分を作る」
・5月28日「(その9)土手にパウダー」でしばらくお休み
・6月8日「(その10)トンネル作り」で再開
・6月12日「(その11)池を作る」
・6月14日「(その12)池の水のシミュレーション」
・6月15日「(その13)池の底を剥がした」
・6月21日「(その14)牧場の草をどうする?」
・6月26日「(その15)牧場の草地つくり」
・7月19日「(その16)全体の3分の1くらいだろうか」
右奥の山とトンネル、牧場、芝生公園、線路のバラスト(砂利)、道路など項目別で3分の1くらいまできた。
・7月26日「(その17)ここまでできた」
ジオラマ作りを再開し、実際に走らせてみた。これは楽しい〜♪
・8月15日「(その18)全工程の半分くらい」
・9月14日「(その19)建物作りに入った」
というわけで今現在のジオラマはこんなふうになっている。
・10月18日「(その20)ほぼ完成」
とりあえず「ほぼ」」と書いたのはまだここには人がいないからだ。
芝生で遊んでいる家族や、キャンプ場にもボート乗り場や駅にも人がいない。それができて初めてこのジオラマが完成となる。だから「ほぼ」なんだね。
この駅舎はもっと大きかったのを小さな駅舎に作り直している。駅の名前はMoo Moo Parkだ。
ここは池のボート乗り場とカフェ。ボート乗り場に人がいないので寂しいね。ボートは全部手作りだし、桟橋は大したことないように見えてとても苦労した。
芝生広場にはバーガーショップ、パン屋さん、そしてキャンディー屋さんがある。ここでみんなが遊んでいたら楽しいよね。
ここはMooMoo牧場だ。実はこの牧場が運営している施設という設定なんだね。駅名もそうだったでしょ?
その左には芝生のキャンプ場がある。ここで楽しくキャンプする家族を作りたい。
ここは展望台だ。見晴らしがいいなあ〜♪
お花畑が綺麗!ここにも大勢の人で賑わっているといいよね。
ここに貸別荘が2つある。まあ、すぐ横に線路があってちょっとうるさいかもね。笑
そして山の上にはぼくの無線小屋兼別荘がある。こんなところに住みたいものだぜ。
というわけで、山の上の別荘まで作ったところで現在中断している。
ここまで作ったジオラマで実際に列車を走らせた動画をご覧ください。
ついにジオラマ作りが再開する!
さて、ここまで前置きがずいぶん長かったね。でもこの先に進むには、どうしてもここまでの経過をお見せしておきたかったのだ。
そして、今までずっとジオラマ作りをお休みしていたのは「わけ」がある。ここには人がいないのだけど、その理由はジオラマの人形が手に入らなかったからだ。
ぼくが作っているのはZゲージという1/220サイズのもので、一般的なのがNゲージで1/150 というサイズ。販売されているNゲージの人形を使うと209cmになってしまう。
そこで足をカットしたりして使うことになるが、頭デッカチになるのでちょっと不自然になってしまう。なのでZゲージ用が見つかるまでずっとお休みをしていたんだね。
やっと1/200の人形が手に入った!
そしてつい最近になってアマゾンで偶然見つけたのが「Happy Spring 模型 人 100体 セット (1/200)」というものだった。これでようやく再開することができそうだ!
この人形をそのまま使うのではなく、アイロンで少し形を変化させることでいろんなポーズが作れそうなのでやってみた。
そして色を塗るとこんな感じになる。本当に小さいので色を塗るのは大変だけど、少しずつやっていこうと思っている。
というわけで、これからジオラマ作りの仕上げが始まる。どうぞお楽しみに!