アマチュア無線

AX1用のキャパシティキャップを作ってみた

2022年2月8日

「NO TUNER !」
偶然YouTubeでこの動画を見つけた時、「あっこれだ!」と思った。内容は「IC-705とAX1」の組み合わせで「チューナがなくても使えるようにしたよ」というものだ。

ぼくが愛用しているElecraft社の「AX1」というアンテナはとても優れている(過去のブログ「KX2に使うアンテナを3本の中から選んだ」)。ところが共振周波数がかなり上の方にズレてしまうので、アンテナチューナがないと使えない。

以前書いたブログ「AX1のSWRを調整する(その4:ついにできた!)」と「移動運用の準備(その2)」でもそのことを書いた。この時AX1の共振周波数は7.6840MHzと実際に使う周波数よりかなり高いところにある。

エレクラフト社のロブさんに相談すると、カウンターポイズの長さを変えることで、共振周波数は変えられると言われた。なのでいろいろ試してみたけど全然ダメだった。

もちろんアンテナチューナーを使うことで、無線機とアンテナ間のSWRを下げることができる。でもそれはごまかしてるだけで、 ぼくは全然納得できなかった。

そこで針金でエレメントを長くしてみたり。ビニール線を張ってみたりする方法を試みてみた。こんなんでもそれなりにうまくいくことがわかった。

でもこれじゃセンスないよねえ(笑)。もっといい方法があるはずだよなあと思っていた。そんなタイミングで偶然YouTubeでライナスさんの方法を見つけたのだ。

ライナスさんは「キャパシティハット」と何度も繰り返して言う。そういえば十字の周囲に輪っかが付いたアンテナをみたことあるけどあれのことか。このキャパシティハットを先端に取り付けることで共振数端数を下げることができるらしい。

ライナスさんはこんなふうに長さ11センチのワイヤを十字にして、アンテナの先端にワニ口(ワニの口)クリップで止める方法を教えてくれた。これは素晴らしい!

さっそくぼくも作ってみることにした。まずは2mmのスチール線を11センチにカットしたもの。そして1.25sqのビニール線でも長さを変えたものを使ってみることにした。

スチール線をワニ口クリップに十字形にして中心にハンダ付けする。こうして2種類のキャパシティハットを作った。なぜ2種類かというと、ライナスさんの動画は14MHz(20m)帯でテストしたものだったから。

理論的なことは全くわからないけど、単純に7MHz(40m)帯で使うならその倍の長さにした方がいいかなと思っただけ。これらを使ってさっそく実験してみよう。

実験と言っても外は寒いしコロナが心配で出かける気にはならない。だから暖かい自分の部屋の中で実験することにした。

カメラの三脚にこうやって取り付けてと。2本の長さ10mのカウンターポイズは大きく広げるより、ある程度まとめるようしたほうがいいことがわかっている。

ビニール線の敷き方でSWRが大きく変化してしまうので、少しずつ動かしながらベストの状態を探す。意外なんだけどこんなんでいいんだよね。

そしてキャパシティハットの取り付け方法は、AX1のホイップアンテナの先にワニ口クリップで止めるだけのこと。とても簡単だよね。

SWR計を見ながら、7MHz帯のCWで運用する周波数7.0100MHz付近で値が低くなるようにカウンターポイズを微調整した。

するとこのグラフのように7.0100MHzでSWRが1.14となった。こりゃすごいな!十分使える値だよね。正直言ってここまでSWRが下がるとは思わなかった。

ケーブルをIC-705につなぎ替えてこちらでも計測すると、7.006MHzでSWRが1.0で徐々に上がり7.066MHzでも1.5以下になっている。

そして、キャパシティハットを取り外してSWRを計測すると、中心周波数がぐんと高くなって7.6500MHzまで上がってしまう。やっぱりこれじゃ使えない。

それからもう一つ作ったキャパシティハットは、逆にかなり共振周波数が下がりすぎて使えなかった。でも状況によってはこちらの方が使えることがあるかもしれない。これからも実験を何度もやってみるつもりだ。

というわけで、今回の実験はとても楽しかったし有意義だった。
アマチュア無線の楽しみというのはたくさんあるけど、こんなふうにして、いろいろ工夫したり実験して新しいことを発見することもその一つだと思う。

さあ、着々と移動運用の準備が整ってきている。早く春にならないかなあ。いろんな所へ出かけたいなあ。待ち遠しいなあ。

それにしても12月末に注文していた50Wのリニアアンプと、3週間前に注文したミニパドルが一向に届かない。いつになるのか連絡も全くないし。。。。そう言っていると届くことあるよね。春も注文品も早く来い!

 

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