最近よく観る「Thomas (K4SWL)」のこの動画では、トーマスが「IC-705とElecraft AX1」の組み合わせでPOTAを楽しんでいる。こんなふうにあちこち気楽に移動運用を楽しめたらいいよね。
さて、前から気になっていることがある。それはトーマスがIC-705に使っているオレンジ色のスタンドだ。ひょっとしてこれは3Dプリンターで作ったんじゃないのかなあ?
そう思って「Thingivers」のサイトを探してみた。ここには多くの人が自分で作った3Dプリンターのデータをアップし、それを誰もが無料で使えるように公開している。
さっそくIC-705で検索してみると「Stand for IC 705 HAM Radio」が見つかった。やっぱりそうか。さっそくデータをダウンロードして作ってみることにしよう。
PrusaSlicerというソフトでデータを開き、Gcodeに変換する。このデータをSDカードに書き込み、3Dプリンター「Prusa i3 MK3S」でプリントする。さあ、どうだ?
何じゃこれ?。。。(-_-;)
何回やってもこんなふうに失敗してしまうのだ。一段目の定着が悪くてすぐにヒートベッドから剥がれてしまう。そこでどうしたらいいか原因を考えてみた。
これが元の設計データなんだけど、これだと最初の方はすごく狭い面積で造形していくので、どうしてもベッドから剥がれやすくなるのでは?と思った。
そこで向きを変えてこういうふうにしたらどうだろう。これなら一段目からの造形は広い面積になるから定着しやすくなるような気がする。とにかくこれでやってみよう。
思った通り、この方法でうまくいったぞ! うまくいくと嬉しいよねえ。
できあがったものを4mmのボルトで取り付ける。穴の位置もぴったりあった。
さっそくできあがったスタンドを使ってみた。この方がすっきりしていいぢゃないか。かさばらなくなって持ち運びも楽になったし、操作もこちらの方がやりやすい。
今まではこのZ型の雲台「Andoer Aluminum Alloy 雲台」にのせていたんだけど、これが意外にかさばるし重い。高さや角度が調節できるのでいいかなと思ったけど、そういう調節機能をほとんど使うことはなかった。
というわけで実際にプリントしているところを少しだけYouTubeにアップしてみたよ。3Dプリンターっていろんなものが作れて本当に便利だよね。
この次は「Fusion 360」というCADソフトを使って自分で設計できるようにしたいなあ。勉強しないとなあ。