活字本よりコミックの方がこころを動かすかも
最近、キンドルで読み始めた「新ブラックジャックによろしく」が心にグサグサと突き刺さる。この本を読むと病気や死というものを、真剣に意識せざるおえない状況がせまってくる。
先週の週末はこれを読んでいる途中で、なぜか突然いてもたってもいれらず、部屋の模様替えをしたくなり、1時間以上かけてシャックの向きを東向きから、北向きの窓側にかえた。
窓から空がみえるっていいな。それにレイアウトがかわるとこんなに居心地がよくなるのかとびっくりしている。たぶん、この本に書いてあるメメント・モリ「私は明日死ぬかもしれない」という気持ちが潜在意識に働きかけたのだろう。
「潜在意識」と「顕在意識」
ここで少しぼくの体験談をお話ししよう。
よく潜在意識と顕在意識のことが言われるのだが、潜在意識というのは自分自身でもなにを考えているのか、まったくわからない。
顕在意識は自分の意識の中にあるので、常にわかっている。嫌だけど、あれをいつまでにやらないといけないなあ。とか、常にいろんなことを意識しながら思っていることだ。
でも潜在意識は自分ですらわからない。ところが、この潜在意識というのはとてもタフだ。休むことを知らない。仕事をしながらでも、食事をしながらでも、寝ている間でも常に働いている。
だから、この隠れた大きな力こそが、いざとなったときにとても大きな働きをしてくれるのだ。とはいえ、その潜在意識というか潜在能力をどう引き出せるのか。出せないで終わるのか。そこがもっとも重要な話となる。ま、これはいつか書ければと思うが……。
ということで、先日はその「顕在意識」では思っていなかったこと。つまり自分でも考えていなかったようなこと、おまえは今こういうことしないとダメだろうということが表にでてきて、ぼくを動かしただ。
コミックは侮れないぞと思います。
おー、ニューカレドニア
今日は21MHzでJT65を聞きながら、続きを読んでいたのだが、コンディションが悪くアジアの局しか入感してこない。それで21MHzのCWに切り替えてワッチをはじめると、FK8CEという局がCQを出していた。
QRZCQで調べてみると、ニューカレドニアの局だとわかり、すかさずコール! 多くの局がコールしていたのだが、ぼくのコールサインJA2WIGを呼んでくれた。おー!心臓がバクバクする。あの憧れのニューカレドニア。むかし「天国に一番近い島」という本でみたニューカレドニア。いつか行ってみたいなあ。
そして、しばらくワッチを続けると、YO3FRIという局がフェージングの中から聞こえてきた。調べてみるとルーマニアの局だ。すかさずコール。何度かJA2?と聞いてきたので、続けて2回コールするとRR JA2WIGとコールしてくれた。こちらも初ルーマニアだ。女性の局長さんだね。
というわけで、これで38カ国目の交信達成だ。やっぱりCWのほうが達成感があっておもしろいなあ〜。
アワードという世界
アマチュア無線の世界ではDXCCという米国アマチュア無線連盟が発行しているアワード(賞)がある。DXをめざす世界のアマチュア無線家はそのアワード取得というのをひとつの目標にしている。
でも正直いうと、ぼくはそういうものにはほとんど興味がない。ただ、かと言ってそういうものを毛嫌いしているということでもない。そのアワードを取得するためにはQSLカードの交換(最近では電子QSLでも可)して、それを添えて申請することで取得できる。
このアワードは100の地域と交信することが条件だ。国ではなく地域(エンティティ)だ。じゃあぼくの場合はどうなんだろうとHamLog Queryというソフトで調べてみると42エンティティだった(国は38カ国だが)。
いろんな国のアマチュア無線の局と交信したいという想いは、結果的にいつかそういうアワードの取得という楽しみにつながっていく。これはごく自然なことなのかもしれない。のんびりやっていきたいと思いう。