昨日は移動運用のテストということで、実際の運用と同じように、KX2と2本のアンテナAX1とHF40FXWの接続だったり、SWRの調整方法についてなどをチェックした。
AX1はフリード・プラスのアンテナ基台を利用しようと思っていたけど、SWRが下がらすカウンターポイズが必要だということがわかった。
さて今日は、あらたにMP-1も加えて3本のアンテナを比較してみることにした。左がMP-1で右がAX1、その大きさや重さがかなり違う。大きさや長さだけを見るとMP-1の方が性能が上じゃないかと思う。でもこればっかりはやってみないとわからない。
MP-1(MPV-1)はKX2と一緒に買ったものだけど、これはまだ一度も実践で使用したことがない。MP-1の方が性能がよければ、設営時間に余裕があるときに使うことに。そしてAX1は山登りなどコンパクトにしたい場合にという使い分けを考えている。
もしAX1の方が性能がよいということなら、MP-1の出番はなくなるかも。。。
さて、試合会場ではすでに3本のアンテナたちが揃っていて、今か今かと決戦の時を待っている。いよいよだ。とはいえ、残念ながら会社の駐車場は住宅街の中なのでコンディションとしては最低なのだが。。。(-_-;)
3本ともまったく同じ条件で比較することはできないけど、近い場所に置いて、できるだけ高さも合わせて比較してみることにした。真ん中のMP-1は写真では少し低いけど、実際は右のAX1と同じにして使った。
見た目でいうと、やっぱり一番長いMP-1が一番優れているように感じるけどどうなんだろうね。なんだかワクワクしてきたなあ。
ちなみにこれはMP-1のコイル部分で、周波数帯を変えるときに、その高さを上下に変えて調整するようになっている。オールバンドのアンテナだ。
アースはHF40FXWは昨日時点では、基台にマグネットアースを付けてSWRは1.05とほぼベストな形になっている。
右側のMP-1は4方向にカウンターポイズを張るようになっている。左側のAX1は1本のカウンターポイズを使う。当然張り方でSWRが変わってくるけど、それぞれのSWRがなかなか下がらすに困った。
このため、条件的にはよくないけど、とりあえず時間があまりないし、それに今日は受信だけなのでATUで調整して比較することにした。
それから3本のアンテナの切替器を持ってくるのを忘れてしまったので、今回は2本の切替器を使って、勝ち抜き戦で比較していくことにした。この動画を見ると結果がわかるよ。さてさて。。。
まず1回戦はAX1とHF40FXW(モービルホイップ)を比較した。信号が弱い局しか探せなかったけど、AX1の方がかなり良い結果だった。
そして、2回戦のAX1とMP-1はどうかな?
こちらは予想外の結果になった。MP-1よりAX1の方が感度がいい。こうなるとコンパクトで性能が良いAX1を移動運用のときには使うということしかない。MP-1の出番がなさそうだ。
とはいえ、この1回だけで決めるのはあまりにも乱暴すぎるので、これから移動運用するときは、できるだけ条件を整えて比較していくことにしよう。
そして課題が残った。それはカウンターポイズを使っても、簡単にはSWRが下がらないということだ。自宅のリトルターヒルでもそれぞれのバンドに合わせてカウンターポイズの長さを変えて張っているが、ときどき調整をしないといけない。
だから、移動運用となるとますますこの調整が難しいことになる。ヒントになるのは、アンテナ基台とマグネットアースの組み合わせだと、SWRは1.0近くに落ちるということ。
それと自宅のカウンターポイズの張り方と同じようなやり方をしてみるとどうかだ。最終的にはATUを使って運用せざるを得ないが、良い方法を探してみたい。
いずれにしても今日の結果は尊重したいので、AX1というアンテナの優秀さに拍手したいと思う。よくがんばったねAX1君。(ノ^∇^)ノノ☆パチパチパチ