国勢調査員 日記・コラム・つぶやき

国勢調査員の苦労話と心温まる話

これも「人生の恩返し」なのだよ⋯

⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯

↑↑↑ 先日は国勢調査員になったこと、そしてその調査の準備のことを書きました。

今日は、遡ること3ヶ月前ほどの今年の6月始め、国勢調査員になったときのこと、そして最近あった心温まる話のことを書いてみたいと思います。

とにかく最初は嫌で嫌でしかたがなかったんです。
なんでこんなことを、ぼくがやらされないといけないんだ!
とね。

そして、その気持ちを鎮めようと、冷静になって過去の出来ごとを思い出しました。

例えば、去年の11月に「人生の恩返しをする3年間にしよう!」で書きましたが、副総代の選出で、運悪く当たりくじを引いてしまったことです。

「 71才を過ぎて、これからはのんびり、好きなことをやって生きていこう!
そう思っていたのに、青天の霹靂というか、天国から地獄という気持ちです
 」

と書いています。そして、こうも綴っています。


くじ引きで " 当 " を引いてしまったときは
目の前が真っ暗で、どん底に落ちたような気持ち
になりました。でも、いつまでもそんな暗い気持ちでいるわけにはいきません。

これから、町内のいろんな行事の参加や、ボランティアでの仕事がたくさんできます。

まだ隠居生活には早すぎるんだよ
それより精一杯、今までの恩返しをしなさい!

そう言われたんだろうなと思っています。

そうです。
今までの恩返しの年」、そして「任された」と思えば、それはそれで良いことかもしれないな。そう気持ちを切り替えました。

どうやら、ジャズストリートのボランティアから、その流れは決まっていたんでしょう。

どんなことも、気持ちの持ちようで、前にも後ろにも進めます。でもどうせなら、前を向いて、しっかり堂々と歩いて行きたいと思います。

(※ ちなみに、今年はジャズストリートのボランティアと、国勢調査の仕事の日程が重なってしまったので、ジャズストリートには参加できません。とても残念です)


ほんとにその通りだと思います。人生というのは、考え方しだいで気持ちが前向きになれるか、後ろ向きになるのか、大きく変わってしまいます。

いずれにしても、この仕事はあと1ヶ月ほどで終わるんです。それまでは悔いが残らないように、精一杯、役割を果たしていこうと思っています!
(いいぞ、りゅうちゃん、がんばれよ〜!)

担当指導員の訪問を受けた

そして昨日の夕方は、ぼくの受け持ち区域の担当指導員がやってきました。調査票などが、正しく記入されているか? などのチェックを受けるためです。

準備した全ての調査書類を入念に確認してもらいました。
そして「完璧です!」とお墨付きをもらい、必要書類をコピーして終了です。

他の地域はわかりませんが、国勢調査に携わる人に任せっきりではなく、こんなふうに市の職員さんが細かくフォローしてくれているのは、とても心強いものがあります。

実は、先日訪問した国勢調査員で驚いたことがあったそうです。

それは訪問すると、調査書類が全て「白紙状態!」だったそうで、どんなふうに書けば良いのか、その指導に来てくれたと思っていたそうです⋯⋯ ( °Д°)!?

今この時期でこんなふうだと、調査開始に間に合うのかどうか、とても焦ったそうです。いろんな人がいるもんですね。笑

その後の雑談で、これまでの体験で困っていることなどの話をしました。するとここでは書けない裏話のアドバイスなどを聞くことができて、とても参考になりましたよ。

そしてぼくが担当する100世帯以上というのは、やっぱり平均より多い軒数だそうです。

最後に「まだこの先、大変だと思いますが、がんばってくださいね!」と励ましてくれました。とても嬉しかったです (´∇`)

あの疑問が解けました!

さらに今朝は、ちょっといいことがあったので、そのことも追記したいと思います。

毎週金曜日の朝は、プラごみの収集日なので、少し離れたゴミステーションに捨てにいきました。その途中で、たまたま外で草取りをしていたオバさんと挨拶をしました。

その方は、月末に岡崎市広報を配っている組長さんの一人ですが、この周辺の住人の人柄のことを詳しく教えてくれました。

そうだ!と、先日の出来ごとも聞いてみました。「この先、○軒目の方ですが、お庭が荒れているし、雨戸も閉まったままなんですが、住んでみえるんでしょうか?」と⋯。

すると「○○さんというお爺さんなんですが、ご病気で入退院を繰り返していて、今の状態の詳しいことはわからないんですけど⋯」ということでした。

そうか〜、これで疑問だったことがハッキリ解けました。

さらに先日「腹がたった奥さんの話」をしました。すると、やっぱりそうかと納得しました。このへんは訪問販売など、胡散臭い人が歩いていること多いんだそうです。

普段はとてもいい人で、やっぱり「この地区の副総代の○○です」と言えば、問題なく対応してもらえただろう、ということもわかりました。相談してみて良かったです。

なるほど!これで悶々としていた、いろんな疑問の全てが一気に解けた気分です!

人は「人と人の繋がりで」助けられている

続いてゴミを捨てた後、いつも広報の配布をお願いをしている組長さん(お婆さん)が偶然出かけるところでした。そこでこの周辺のことを聞いてみました。

すると笑顔で「この一角に住んでみえる人は、みんなとてもいい人ばかりなので、安心してくださいね」と話してくれました。

「それを聞いてとても安心しました。何せぼくが初めて訪問するお宅ばかりなので、どういう人が住んでるのか全然わからなんです。とても不安だったんです」

「そうですよね、ご苦労さま。でもみんないい人ばかりですよ、安心してくださいね」と優しく笑顔でアドバイスしてくれました。

このお婆さんの笑顔で、ぼくは本当に嬉しくて、目に涙をいっぱい溜めて、感謝の言葉を伝えました。これで心の中の曇りが一気に晴れました!ホントに良かったね!

今日会った人たちのお陰で

人は、人と人の繋がりを大切にすることが、とても大切なことなんだ。
そしてその繋がりによって、助けられている

という教訓を深く心の中に刻み込みました。

みなさんへのお願い!

最後に、これを読んでくれたあなたに、ぼくからお願いがあります。

あなたのお家に国勢調査員が訪問したときは、できるだけ笑顔で「ご苦労さまです!」と声をかけてあげてくださいな。きっとそれがとても励みになるはずです。

そして、この体験談の続きや無事終わったことを、またこうしてブログに書くことができればいいなと思います。

P.S. 予行演習みたいな出来ごと

実は、国勢調査が始まる一週間前の9/13(土)は「敬老の日」の行事がありました。総代と副総代のぼく、そして民生委員の3人で対象者宅を訪問し、記念品を届けます。

この対象地域が、ちょうどぼくが国勢調査で訪問する地域と重なります。そこでせっかくの良い機会なので、国勢調査員証を首から下げて訪問しました。

「今度の土曜から、国勢調査が始まりますが、私がこの地域の担当になります。通帳を見せてくださいとかの詐欺が狙っていますから、くれぐれも注意してくださいね」

と注意を促しました。すると「はいはい、わかりました。くれぐれも注意しますね」と笑顔で話してくれました。みんないい人ばかりで、とてもいい予行演習になりました。

これで一気に気持ちがほぐれました。もう大丈夫です!


国勢調査員になった過去の記事(古い順)

↑ 2025年8月15日
↑ 2025年8月22日
↑ 2025年9月10日
↑ 2025年9月12日(この記事)
↑ 2025年9月24日
↑ 2025年10月3日
↑ 2025年10月23日
↑ 2025年10月30日

 

-国勢調査員, 日記・コラム・つぶやき
-