定年退職し、半年たって気がついたこと

焚き火 そして CW移動運用

初めての鉄道ジオラマ作り(その11)

初めての鉄道模型 、面白いぞ〜♪

「あじさいの里」へ行ってきたよ♪

「Prusa i3 MK3S」の組立て(大ピンチの2日...

「Prusa i3 MK3S」の組立て(1日目)

初めての鉄道ジオラマ作り(その5)

AX1のSWRを調整する(その2)

ブログをリニューアルしてみた

「今日のできごと」

8J1RLのQSLカードが届いた、昭和基地のことをもっ...

第2の青春

移動運用のパドルを見つけた

滋賀の旅@雨男

「Prusa i3 MK3S」の組立て(気になる3日目...

意思の力による楽観主義

久しぶりの移動運用を楽しんだ♪

ぼくの電波は北米へ9,716.1 km飛んだ

全国大陶器市に行ってきた(豊田スタジアム)

ウクレレを楽しもう♪

やっとつながった(^^)

お帰りなさい! メイトン姫さま ♡

QSLカードが届いた

梅の花見に行ってきたよ♪

IC-705のために揃えた小物たち

いつか駅ピアノで……

初めての鉄道ジオラマ作り(その17)

おお、もう桜が咲いていた!

気分転換に近くのデンパークに行ってきた

プチ移動運用

移動運用のテストをしてみた

久しぶりにのんびり過ごした休日の午後

送料無料化問題

ジュピターの製作を再開した

なにぃ? ブルートフォース攻撃だと〜!?

みんなの助けを借りてここまで来た

Marvel'sスタジオ:アコギ録音の奮闘記なのだ

お気に入りのピアノ音源を探す旅

アポジーマイクは ぼくを変える

「Prusa i3 MK3S」の組立て(ついに完成!4...

ギターの復活 ♪

YouTubeが教えてくれる

Z fcを持って奥殿陣屋に行ってきた

ぼくのシャック(無線室)

エレガットを衝動買いしてしまった

フリード・プラス 改造計画

5ヶ月待った リニアアンプキットが やっと届いた

こんな日は家でゆっくり過ごそう

クック諸島と交信できた!

3万円のギターがやってきた

CW通信を楽しもう!

あの曲の名前がわからないのだ

AX1用のキャパシティキャップを作ってみた

ぼくの相棒がやってきた

お家で焚き火を楽しもう

鉄道模型、2つの問題が解決できた。

CWのQRP運用を楽しむ

“ If you can dream it, you ...

果たしてフェンダーのビビりは治ったのか

「謎の不調」が解決した

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自宅内移動運用だと?

空白の2週間。。。

C23を探せ!

ローテータの調整をした

相性

毎日が心地よく過ごせる部屋に改造した

この5年で趣味部屋がどう変わったか。

今日ものんびりJT65を楽しんだ

リニアアンプの製作(メイン工程の終了)

色が決まらないのだ

いつも心に “メメント・モリ”

アウトドア雑誌「ガルヴィ」が届いた

人生は楽しむためにある

今年最後の交信、そして来年について

3台の小型トランシーバの比較をしてみた

ぼくが持っている9個のCWパドルの話

クリップでCWパドルを作ってみた

今日もアマチュア無線を楽しんだ

さあ、Angelinaの練習をしよう!

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拝啓、エマニュエルさま

おじさんは、エレキを始めるのだ〜♪

帆船模型作りが楽しくなってきた

縦振りの電鍵

自分の映像作品を作る Ver.2.0(その2)

KX2用のミニパドルキットを作ってみた

テイラーギターを買った理由とそれまでの経緯

ベンチャーズの練習を始めた

アウトドアライフと避難生活 Vol.2

(@_@) こりゃ画期的な改正だ!

AX1用キャパシティハットの改良型をつくってみた

可愛いCWキーを見つけたのだ

何事も諦めが肝心なのだ

孫娘たちと楽しく過ごした2日間

帆船模型「サプライ号」が完成した!

ついにリーチがかかったぞ!

サイレントG きみは陰の主役だ

トロンボーン?

KX2 + MFJ-1708B SDR  + SDRP...

気楽な行き当たりばったりの旅

日記・コラム・つぶやき

「終わってる日」がもうすぐやってくる

「終わる」という言葉

ぼくの仕事は、いよいよ12月20日までで終わる。今日でその残りはあとひと月となった。

ふと、先日「ほぼ日」にイトイさんが書いていたことを思い出した。

いつぐらいからかなぁ、
気の重いことが予定されているとき、
「しかし、それが終わってる日がくるんだ」と思って、
そういう日がくることを遠い目をして待っていた。
(略)
考えてみたら、それはたのしい予定についても同じことで、
どれだけ待ち望んでいても、「終わってる日」がくる。
言い方を変えれば、それって
「諸行無常」ということなのかもしれない。

出典: www.1101.com

この「終わる」という言葉をきくと、嫌なことがあっても、その終わる日があるから救われる。その日を待っていられる。あるいは逆に楽しいことが終わってしまって、少し寂しいような切なさも感じるよね。

このぼくにももうすぐその「終わってる日」がやってくる。

「春愁」という言葉の意味と解釈

そして、以前読んだ五木寛之氏の「孤独のすすめ」の中にあった、こんな話のことも思い出した。

「春愁や老医に患者亡き日あり」

若い頃どこかの大病院の院長として活躍され、名医とうたわれた医師がいる。定年退職後もまだまだ人の役に立ちたいと、自宅に診療所か医院を開かれた。日々、あのおばあちゃんはどうしているだろう、あの子の体調はどうかと考えて過ごしているうちに、やがて年月がたち、老いもさらに深まってきた。

ある日いつものように白衣を着て診察室で待っているけれど、どういうわけか患者さんが誰も来ない。看護師さんに「どうしたんだろう。今日は誰も来ないねぇ」というと、「そうですね。最近は新しい立派な病院もありますからね」と、つれない返事。

「たしかにそうだ。そのうち、こういう日が続いて、いつか誰ひとり訪れる人がいないときが来るんだろうな」などと思いながら窓の外を見ると、桜がちらほら散り始めている。やわらかい陽ざしの中でぼうっとしながら、老医師がしみじみ来し方行く末を考えている風景。

出典: www.amazon.co.jp

五木寛之さんはこの句について

「春愁」という言葉はとてもいい。春爛漫の中で何となく感じる愁い。味わい深いものです。人生の最後の季節を憂鬱にとらえるのではなく、穏やかに、ごく自然に現実を認め、愁いをしみじみと味わう。こうした境地は、まさに高齢者ならではの甘美な時間ではないでしょうか。

そう言っているんだね。
ぼくはこの解釈がとても気に入っていて共感する。年は離れているけど、この老医師と今の自分の境遇が重なるからだ。

「春愁」という言葉の意味は「春の季節に、なんとなくわびしく気持ちがふさぐこと」だけど、今のぼくは「穏やかに、ごく自然に現実を認め、愁いをしみじみと味わう」という気持ちが素直に理解できる。

でもね。正直言うと、今は「終わる日があるから救われる」という気持ちと、「楽しいことが終わってしまって、少し寂しいような切なさ」の両方あって、とても複雑な気持ちを感じている。「うん、そうそう私も」って思う人もいるだろうね。

さらに、日刊スポーツの『五木寛之氏が説く「孤立ではなく孤独であれ」の意味』でこう言っている。

タイトルだけで誤解してはいけない。五木氏は穏やかに言葉をかみ砕くように話し始めた。「孤独というのは、独りになるといっているのではなく、和して同ぜず。皆と一緒に仲良く物事を進めていくなかで、均一化せず、自分を失わず、自立しろということです」。

同じ「孤」の字でも、仲間から外れて存在を失う「孤立」と意味が違う。「合唱やコーラスで違った声の人たちが、ソプラノ、アルトといったパートを失わずにハーモニーを作る。それが孤独の身近な例ですよ」。

出典: www.nikkansports.com

ぼくが思っていることと同じことを言ってくれた。孤独と孤立は違う。ぼくは「我が道を行く」とか「あえて棘の獣道を進んでいく」そういう生き方をしていて、それがそのままぼくの会社の生き方でもあった。もちろんこれからの人生も変わらない。

ぼくの退職後について

さて定年退職後は何をする? ぼくの場合はこれまでもいろんな趣味があって、時間がいくらあっても足りなかったので、ぜんぜんというかむしろありがたいくらい。

今お休みしている鉄道模型も再開できるし、料理も始めるし、カメラも本格的に再開したい。それに平日の旅行やキャンプができる特権をもらえるなんて、どれだけ嬉しいことかと思っているよ。

もちろんぼくの夢「小さな楽しいカフェをつくること」は諦めていない。理想の場所はいまだ見つからないけど、時がくればいつか授けられるもの。それでいい。

ちなみに、これは手作りのお店を営業していた頃のもので、オモチャ箱をひっくり返したような面白いお店だった。外には小さなログハウスがあり、石窯も2台、そしてオープンカフェがある。こんな楽しいカフェがつくれたらいいなあ。

他にもいろんなことを思うけど、あんまり欲張らずに、頑張らずに、むしろこれまでよりシフトダウンして、ゆっくり人生を楽しんで行こうと思う。

最後に「旦那が毎日家にいることでストレスがたまる問題」はなさそう。あえてきいてみたけど、むしろ毎日家にいる方がいいと言われた。その方が安心なんだろうね。とはいえ、ぼくは休みの日はほとんど自分の部屋で遊んでいる。だからかな。

というわけで、以前にも話をしたけど、ぼくにとって「第二の人生」というものはない。むしろ「これまでいっぱい働いたからたっぷり時間をあげるね」……神さまがそう言ってぼくにご褒美をくれるんだと思っているよ。

残りあと一ヶ月、いろんな想いをしみじみ味わいながら、大切に過ごしていこう!

 

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