今日もハッピーライフが始まる
朝起きてからの一日は散歩から始まる。もちろんずっと毎日続けているし、歩かないではいられない。それにようやく涼しくなってきてとても気持ちがいいよ。
今日はいつものようにエレベータで1階に降りる途中階で、ゴミ袋をもった「コロナおじさん」が乗りこんできた。コロナのことにやたらと詳しいので、そう呼んでる。笑
するとそのコロナおじさんが「これから散歩かね。いいね〜、ハッピーライフが始まるねえ〜」と笑いながらいう。それを聞いてなんだか笑えてきた。
確かにそうかも「ハッピーライフ」か。コロナおじさんご自慢のカタカナ英語で、朝から気持ちがハッピーになってきたぞ。笑
カメラは知的な遊びなのだ
さて今日はカメラの話だ。ぼくはカメラが大好きだ。でもカメラ・オタクではない。
一眼レフカメラを始めた頃は、徹底的にカメラ技術を学んだ。でも学べば学ぶほど疑問を感じるようになった。これでは教科書的な写真になってしまい面白くないと思った。
これはぼくの感想だが、男性は理屈を語る人が多い。一方女性は理屈より感性を大切にする気がする。これはカメラでもそういう傾向があるが、ぼくは理屈より感性だと思う。
念のため付け加えると、「技術なんて必要ない」といっているわけではなく、それがあった上で「感性を磨くこと」の大切さのことをいっているのだね。
結局「カメラは遊び」なんだから、好きなように撮ればいいいいぢゃないか。ファインダーを覗いていいなと思ったら、いろいろ考えるよりすぐにシャッターを切ればいい。
それにカメラ雑誌みたいに、どこかで見たことがあるようなありふれた風景写真を撮るより、自分が面白いと思う写真を撮るほうが断然楽しいに決まってるだろう?
ぼくが愛用しているカメラとレンズたち
今日の本題に入る前に、ぼくが持っている7つのカメラを紹介します。
① NIKON D7500:② NIKON D80:③ SIGMA dp0:④ SONY RX100:⑤ SONY RX100 M5A:⑥ MINOX DCC 5.1:⑦ SONY QX100
これだけあるけど、使っているのは①と⑤だけかもしれない。
いや、これよりもっと使っているのはiPhone12 miniだと思う。ブログはもちろん、どこかへでかけたときに撮る写真はこれで充分だ。
そしてこれがぼくが使ってきたもので、右からiPhone 3GS、4S、5S、8、12mini。iPhoneは6以降どんどん大きくなって行き、理想から遠ざかっていった。
この3GSは日本では二代目で、今から14年ほど前に買ったものだ。裏側が丸くてとても持ちやすかったが、これがジョブズのこだわりだ。あの「恋するフォーチュンクッキー」が入ってたよ。
今のiPhoneはもうそろそろ3年になるけど、最近のiPhoneはデカすぎて使いたくない。だからiPhone13 miniがあるうちに買っとくかなあ。
→ 念のため調べてみた。
iPhone13 miniは少し厚くなり重くなった。違いであるシネマモードの動画は欲しいとは思えないし、その他も買い替えるほどのメリットはないのでやめた。今のところiPhone12 miniは5Gでは世界一小さくて軽い、とても貴重なコンパクトモデルなのだ。
話を戻そう。
そしてぼくが持っているレンズは、すべてNikkorのAPS-Cサイズ Fマウントレンズを使っている。左から
① Nikon オリジナルのタンブラー:② 55-300mm F4.5-5.6 超望遠レンズ:③ 105mm F2.8 マイクロレンズ:④ 18-135mm F3.5-5.6 中望遠レンズ:⑤ 10-20mm F4.5-5.6 超広角レンズ:⑥ 50mm F1.4 単焦点レンズ
レンズは面白いが危険な「沼」だ。これ以上深入りするのは禁物である。
頑張ったご褒美に新しいカメラを買う
さて私メは昨年末に退職、そして今月末には土地建物の売却が完了し、今年末までに会社の廃業を迎えることになった。
兄弟で会社を創業して30年間続け、なんとか無事に終えることができそうだ。そこでこれまで頑張った自分へのご褒美に、新しいカメラを買うことにした。
それはこれまでのぼくのカメラライフをガラッと一転させる、新しいミラーレスカメラだ。何を買うかは後ほど……。
ミラーレスなら気軽に高性能のカメラを持ち出せる
ミラーレスカメラのことは知っている人も多いと思うけど、あらためて簡単に説明しよう。これはキャノンのサイトにあるイラストなんだけど、これをみれば一目瞭然だ。
一眼レフカメラはミラーやプリズムに光を反射させて、ファインダーを覗いて写真を撮ることができるようにしている。「ミラーレス」はこのミラーがなくなったことで、大幅に小さくなって軽くすることができた。これは画期的なことだった。
もちろん、ミラーがなくなっても電子的なファインダーが存在するので、今までと同じ使い方ができる。小さくて軽くなったことで、高性能の一眼レフを気軽に持ち出せるようになったことが素晴らしいことなのだ。
小さいだけじゃない、大きなメリット
そして、ぼくにとって小さくて軽くなったことより、もっと画期的なことがある。それはこの2つだ。
① シャッターを切る前に仕上がりを確認できる。
これまでの一眼レフカメラは、シャッターを切ってからでないと、明るさやピントなどどんな仕上がりになるかわからない。ところがミラーレスカメラなら、撮る前にどんな写真になるかがわかる。これは画期的なことだ。
② サイレント撮影(無音シャッター)ができる。
一眼レフカメラは大きなシャッター音が出るけど、ミラーレスカメラは(すべてではないが)設定でサイレント撮影を選択できる。これはぼくにとって相当ポイントが高く、これからやろうとしていることにとても役立つ。
さて、前置きが長くなってしまったけど、今度ぼくが買う予定のカメラを紹介しよう。ご褒美だから高級カメラか? いやいやそんなの全然欲しいとも思わない。
レトロなデザインに一目惚れ! Nikon「Z fc」
そのカメラはニコンの「Z fc」だ。(16-50 VR レンズキット 実勢価格 13~15万円 :発売して2年たった現在でも品薄状態)
2年前に発売された当時から、可愛いく個性的なデザインで、特に女性に人気が高くて大きな話題になった。たしかに女性にはそう見えるかもしれない。
でもオジさんにはこの懐かしいレトロさが、なんとも言えず魅力的なのだ。出かけるときはいつも持っていきたい。それほど気に入ってしまったのだ。
今まで一眼レフカメラは、何かを撮るときだけ持っていった。花を撮るために、紅葉の景色を撮るために持っていこうとしていた。それでは自分だけの写真は撮れないのだ。
そうではなくて、いつもカメラを持ち歩いて、何か面白いものを見つけたとき、そのときどきの瞬間を切り取って写真に残す。これが本来の写真の面白さだと思う。
だからこれからは、この小さくて軽く高画質の「Z fc」をいつも持ち歩くことにしよう。
そしてこのクラシカルなダイヤルは、ただデザインだけじゃない。ISO感度、シャッタースピード、そして露出補正のダイヤル、さらにはF値も目視できる。これらを変えながら、実際に撮る前にどういう写真になるかを確認しながら撮れるのだ。
これまでの一眼レフカメラはファインダーを見ながら、レバーなどでそれぞれの値を変えるるやり方だった。それがZ fcはダイヤルで直接セットできる。こんなことができるのはこのカメラだけだし、その遊び心がぼくはとても好きだ。
そして、このカメラはZマウントというもので、このマウントのレンズしか使えない。ただし、ぼくが持っているFマウントのレンズは、このF to Z変換マウントアダプターを使えば使えるようにはなる。
しかしこんな可愛らしいカメラに、デカくて野暮ったいレンズをつけたら興ざめだろう。もしこれらの大きなレンズを使う写真を撮るならD7500を使えばいい。
だからぼくが買うカメラは「DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR レンズキット」を購入してこのレンズ1本を使うつもりだ。(それぞれ単品で買うより、キットなら2万円も安くなる)
この「Z fc」でやりたいこと
これを機会にあらためて「自分らしい写真というのは何だろうか?」そのテーマから始めてみようと思っている。これは哲学的でもあり、魅力的なことでもある。
そして以前にも書いたとおり、「HDR写真」と「ミニチュア風写真」の2つを楽しむつもりだ。
HDR写真というのは、カメラの明るさを変えて複数枚撮り、明るい部分と暗い部分を含めて合成し、とても面白い写真を作ることができるのだ。「Photomatix Pro」というソフトを使えばそれが可能になる。
これはぼくが作った蒸気機関車模型「ジュピター号」だが、カラーをデフォルメしてこんな写真になった。
そして、ここは会社の工房の写真で、ちょっと薄汚れた感じの絵画風にしている。こんなふうに素材によって、より面白い写真に変えることができるんだね。
ミニチュア風の写真や動画はいろんな方法で作れる
そして「ミニチュア風写真」というのはジオラマ風写真とも呼ばれるけど、街の写真をまるでミニチュアやジオラマみたいに見せるものだ。
これはiPhoneの「Photograph+ 一眼トイカメラ」を使ったミニチュア風の写真で、iPhoneでも作れる。
そしてぼくの持っているカメラRX100M5Aのピクチャーエフェクトの「ミニチュアエフェクト」を使っても撮ることができる。
さらにソフト的に加工して作ることもできるのだ。
これは「チルトシフトスタジオ」というWindowsの無料ソフトでハウステンボスに行ったときの写真を加工して作ったもの。
そして、これはPhotoShopで加工した写真だ。
やりたいことは「ミニチュア風の動画」
でも今回ぼくがチェレンジしようと思っているのは、静止画ではなくミニチュア風「動画」で、写真より動く動画のほうが断然面白いと思うからだ。
これには、撮影した動画をソフトを使って加工するものと、カメラに特殊なレンズをつけて動画を撮る2つの方法がある。
ソフトを使う方法はいろいろあるけど、ぼくがやっているのは「Filmora」という動画編集ソフトを使った方法だ。
まずは一眼レフカメラの動画で「タイムラプス」という機能を使って、1秒ごとにシャッターを切ってこれをつないで動画にする。
この1秒ほどの動画は3分ほどかけて撮ったもの。あえてこんな手間をかけるのは、普通の動画よりコマ送りの動画の方が、よりミニチュア風になって面白いと思ったからだ。
これを「Filmora」で編集して、周囲をボカし彩度やコントラストを調整して作る。このソフトはまだ不慣れなので、データをiPhoneにAirDropで送り、VLLOというアプリで少し編集しBGMを入れて、40秒ほどの短い動画を作りYouTubeにアップした。
ただし、問題はこれを撮影するとき1秒ごとに、カシャッ カシャッとシャッター音が鳴り響いてしまうことだ。これじゃ街中では音が大きく迷惑になると思う。それがZ fcを使うことでサイレント撮影ができるのだ。
もうひとつの方法はチルトシフトレンズを使って動画を撮影する方法だ。
この動画のように「TTArtisan Tilt 50mm f/1.4 ティルトレンズ」を使うと、ミニチュア風の動画も撮影できる。このチルトレンズはミニチュア風の写真も撮れるけど、他にもいろんな使い方ができる優れものだ。面白いなあ。
さあこれから始まるぞ、楽しいハッピーライフ
というわけで「今日から3つのクラブができました」で書いた中の「Ryu's おもしろ写真クラブ」の活動がいよいよ始まるのである。決算業務や土地の売却契約の目処が立つ今月末くらいには手に入れる予定だ。
そしてこれからだんだん涼しくなっていくので、でかける機会を増やしていくつもりだ。とりあえず来月は疲れを癒やすために、三重県のとある温泉旅館を予約した。
さあ、おじさんは新しいカメラを手に入れることで、楽しみで仕方がないのだ。いよいよ、これから楽しい「ハッピーライフ」が始まるのだ!笑