最近になって「できるだけコンパクトにシンプルに楽しむアウトドアスタイル」をテーマにいろんなアウトドアグッズを集め始めた。ところが7月になって、東京ではコロナの感染者数が100人、いやそれどころか200人を超え、九州・岐阜・長野では大雨災害が、関東地方では地震が相次いで発生した。
この先なにかこれ以上に嫌なことが起きるんじゃないのか。なんだか妙に胸騒ぎがする。最初は今年こそキャンプを再開させようと思って始めたけれど、むしろ災害などでの避難生活の方のことを意識し始めるようになった。
突然ライフラインが途切れたことを想定して、そのときに困らないように、それを考えながらいろんなものを集めるようになった。備えよ常に。これは今こそとても大切なことだと思う。
まずはいざというときに欠かせないのはやっぱり電気だろうと思った。そこで「Jackery ポータブル電源 700」を購入した。この電源の能力は700Wh、つまり700Wの消費電力なら1時間ということになるが、実際には500WがMaxなので1時間11分。消費電力が高いものはあまり使用しないので、これで充分だ。
それでも停電になったりアウトドアや避難生活では充電ができなくなるので、このソーラーパネルとセットでというのが必須になる。この「Jackery SolarSaga 100」は最大100Wの大出力。ポータブル電源への充電はもちろん、ここから直接スマホなども充電できるのがありがたい。
ソーラーパネルというのは、表面がガラスのようになっているかと思ったんだけど、こんなふうに丈夫な素材が使われていて耐久性も高いらしい。
そして半分に折りたためるし、厚さも薄いので保管には困らない。
これは充電式の「ベアボーンズ・ ビーコンライト」だ。無段階で明るさの調整ができるし、LOWで200時間、HIで3時間の連続使用ができる。
プリムスのガスランタンも持っているけど、ボンベの予備をたくさん持つわけにはいかないので、こういう灯りがあれば充分じゃないかと思う。
そして、これも充電式の「クリップライト」。明るさの調節で4~14時間の連続使用が可能だ。ちょっとした灯りが手元にあると何かと便利だよね。
そして、これは以前から持っているオイル式ランタンだ。コールマンのランタンのようなまぶしいくらいの明るさより、こんな優しく癒やされる灯りのほうがぼくは好きだ。
2リットル入りのレインボーオイルがあれば、相当長い間使うことができる。これは安心だよね。
そして、これは小さな電気炊飯器「ライスクッカーミニ」だ。0.5〜1.5合までの小さな炊飯器で、これのいいのは取っ手が付いていること。取っ手がない製品が多いけど、小さくても持ち運びしやすいほうがいい。
試しに1合を炊いてみたが20分ほどで炊けた。標準の水の量だと少し堅いかなあ。それでもふっくらとおいしく炊けた。もちろんこれは消費電力が210Wなのでポータブル電源で余裕をもって炊ける。
この「NTS トラベルクッカー」は電気で使用できるクッカーだ。消費電力は350W、これもポータブル電源で使用可能だ。
こんなふうに鍋の中にすっぽりとコンロが納まってしまうので、とてもコンパクトになる。もちろん鍋はガスコンロでも使用できる。
そして、これはコンパクトなカセットコンロ「カセットフー プチスリム「ドゥ」」、とてもコンパクトで使いやすい。そしてi-WANOの「HASAMOCCA」というホットサンドメーカーはこれ一つあればいろんな料理が作れる優れもの。
ちょっと前に本屋で見つけた「リロ氏のソロキャンレシピ」という本に載っていたホットサンドメーカーだけど、これが面白そうだったので購入した。「焼き餃子」や「じゃがバタチーズベーコン」を作ってみたけど、簡単でとてもおいしくできた。
その他これもすでに生産中止になっているが、僕たちが作った「超小型燻製機SDスモーカー」、「ミニコーヒー焙煎キット」もこれから活躍してくれるだろう。でももう作っていないんだ、ごめんね。
真ん中にあるのが、「クロスウォーマー」だ。これは缶詰をキャンドルで温める道具だ。もちろん缶詰だけじゃなく、日本酒やお湯も温めることができる。これは便利というより遊び心がある楽しい商品だなって思う。
非常用だけじゃなく、普段からお酒のつまみのために使っているけど、なかなか楽しい時間だなと思う。ただこのクロスウォーマーに付属しているカメヤマキャンドルは「ティーライトティン」というもので、燃焼時間は5時間。正直言って火力が弱すぎる。
そこで別の種類で「コーヒーウォーマー」というタイプを見つけた。こちらは燃焼時間が半分の2.5時間。つまり火力が2倍だ。こちらを使えばいいということがわかった。
そしてこれが「SDスモーカー1992」、お酒を飲んでいるときにちょっとだけおつまみが欲しいなと思ったときに、30分ほどで簡単に燻製が作れる。これも遊び心がある商品だと思う。けど、ごめん、もう作っていない。
というわけで、最後のほうはどちらかというと、酒のつまみにいいやつばっかりじゃんと思うかもね。たしかにでも万一避難生活ということになったら、ぼくにとってはお酒は精神安定剤なのだよ。ウィスキーがこんなに備蓄ができてるので当分は困らないかもね。笑
そして、これは乾電池と手回し式充電対応のポータブルラジオ「ICF-B09-W」。電池がなくなっても手回し1分でラジオが聴けたり、スマホの充電ができる。
やっぱり何かあったときにスマホの充電ができるというのはとても心強い。最低でも一家に一つは持っていたいグッズだと思う。
それと「簡易トイレセット」も購入した。これもぜひ置いておきたいものだよね。
ということで、いろいろ揃ったけど、まだこれからソロ用のテントやシュラフ、マット、テーブル、椅子、さらにはキッチン用品などたくさん必要だ。その一つをひとつをあれこれ情報を集めながら揃えていくのも楽しいなと思う。
そして、今回のは避難生活を意識した備えだけど、やっぱり今年こそはキャンプと移動運用をやってみたいなと思う。県内のキャンプ場はそれなりの対策を考えて運営しているので、この夏に一度は行ってみたなと思う。
それにしても、この2020年という年がこんなに大変な年になるとはだれも予想できないことだった。もちろん今でもこのコロナウイルスがいつ終息するのか先が見えない。そう思うと滅入ってしまう。
こういうときこそ「意思の力による楽観主義」という心の装備が必要じゃないかな。これはかつて大江健三郎さんが言っていた勇気の出る言葉だ。「自分の意思」で楽観的にものごとを考えないといけないということだよね。まさに今こそそういう気持ちで、少しでも前向きに毎日を過ごしていかなければならないと思う。
そのためにも、自分にとっての「先の楽しみ」を作って、それを一つひとつストックしていくことがいいと思う。さあ、次の「先の楽しみ」を作るぞ! そうだ今日はもう一個つくったよ。また書くね。