先日は部屋のリニューアルをしたことをブログに書いた。今日は引き続き、アマチュア無線関連のセットアップ後の動作テストをすることにしよう。
久しぶりのFT8運用 45分で広範囲に10局と交信した
まずは、FT8の運用テストだ。FT8はいくつかのソフト連続して起動させている。
V.S.P.EでComPortを共有、JTAlert for JTDXを起動し、自動で使用するソフトが起動する。
この動画ではIC-705を使っているが、同じ内容で連動起動する。(開始時間を指定して再生)
この例はIC-705だけどFTDX10も同様だ。
① V.S.P.E ② JTAlert ③ JTDX ④ JT Linker ⑤ ハムログ ⑥ QRZ.com ⑦ D.S.P.E とこれと同様に7つが問題なく起動した。さあ実際に運用してみよう。
今回はCQを出さずに、こちらから希望の局を狙ってコールすることにした。コンディションもまずまずだったせいか、45分ほどで次の10局と交信することができた。
① 9K9WWA(クエート)
② LZ2KAA(ブルガリア)
③ 5Z4VJ(ケニヤ)
④ F5MYH(フランス)
⑤ VK2BC(オーストラリア)
⑥ FW1JG(ウォリス・フツナ)
⑦ 3D2USU(フィジー)
⑧ UR5LY(ウクライナ)
⑨ OG5O(フィンランド)
⑩ DO9REF(ドイツ)
ヨーロッパ方面はかなり開けていたので、コールするとすぐにコールバックしてくれた。そしてケニア、ウォリス・フツナ、フィジーと、遠くの国とも交信できたのが嬉しい。
とはいえ、FT8ならこういうこともそんなに難しくはないが、ぼくの環境ではDXのCWがいまだによくない。それが残念だ。
それでは次はCW運用テストに行ってみよう!
なぜだ? FTDX10とハムログの周波数が連動しない!?
さて、FT8は問題なく使えるようになったので、次はCWのセットアップの確認をしよう。今回のリニューアルで特に変更した内容はないので、問題なく使えるはずだ。
まずはセットアップからだ。CWで主に使うのは交信記録のログソフト・ハムログだ。
さてと、あれ? なんかおかしいぞ!
FTDX10の周波数とハムログの周波数が連動するはずだけど、まったく違うモードと周波数になっている。(@_@)
それぞれの設定は何も変えていないので、すんなりいくと思ったのになぜだ? 何度も繰り返して確認したが、原因がわからない。
おかしいなあ、FT8はハムログと問題なく連動できていたのに、CWだと周波数が連動しない。FT8とCWで何が違うだろうか?
その違いがわからない。なぜなんだ? でも何か原因があるはずだ。
そこでしばらく頭の中を空っぽにして、何か心当たりはないだろうか? 目をつむって今までの経験を思い出してみた。
八重洲で修理をしてもらった後にヒントがあるかも?
そういえば、3ヶ月ほど前のFTDX10が故障をして、八重洲無線に送り診断と修理をしてもらったことがある。
返送されてきた現物に「修理内容」が同封されていたんだけど、そこに
この2つはUSB接続の素子ですので、パソコンから異常な電圧が加わったか、USBケーブルに送信出力が回り込んだ可能性があります。接続されているパソコンの点検もお願いいたします。
その意味がよくわからないので、八重洲無線に問い合わせてみた。(その結果が「具体的な対策を聞いてみた」で書いてある)
その中で今回の問題で重要なことがわかった。つまり
③ USBはハブ経由ではなく、直接パソコンに接続する。
という部分だ。これじゃないだろうか? ぼくの場合はUSBハブに接続していたので、それが影響したのかもしれない。
さっそくUSBケーブルをUSBハブから直接パソコンに接続を変えてみた。すると問題なく同期することができた。
今回の問題についていろんなサイトで探したが、調べた範囲ではこのことを見つけられなかったので、ぼくのブログに記録しておこうと思った。
FTDX10とハムログの周波数が連動しない問題について
もし、同じ症状でお困りの方がみえたら、次のことを参考にしていただきたい。
それは次の4つだ。これは何かというと要するに「USBケーブルへの回り込みを防ぐ方法」になる。
ちなみにこのUSBケーブルというのは、FTDX10とパソコンを接続するUSBケーブルのことを言う。
① USBケーブルは2mのものを使っているので、できるだけ短いものに変える。
② USBケーブルにパッチンコアを取り付ける。
③ USBはハブ経由ではなく、直接パソコンに接続する。
④ FT8の場合は送信時間が長いので、できるだけパワーをMAX100Wより落として使う。
今回は ③ USBはハブ経由ではなく、直接パソコンに接続する。
という部分でこの通りにしたら問題の解決ができた。参考になれば幸いだ。
また現在は特にトラブルが発生していないとしても、可能なら事前に対策をした方がいいかと思います。