「フリード・プラス 改造計画」と題して、新しく手に入れたこの車の後部に車内泊ができるように、そしてテーブルを置いてコーヒーを飲んだり、移動運用のベースになる場所を作ることにした。
前回はその具体的な設計をしたり材料集めするところまで書いた。今日はいよいよそれを実行するところを書いてみよう。
フリード・プラスは後部座席を倒すと、こんなふうにフラットなスペースになる。ただ問題は高さ25mmの段差が前後にあること。このデコボコを埋めないと快適に過ごせないので、これを何とか解決しないといけない。
その前にテーブルの製作から取りかかろう。
フリード・プラスの後部にはこんな「ユティリティナット」が埋め込まれている。これを利用することで、テーブルを乗せられる枠組みを作ることができるわけだ。
集めたパーツはこれだけ、後でわかったけどこの中の「NSJ-16」は4組だけで良かったし、「J-59C」も2個で良かった。
さあ作業開始だ。一気に行こう!
まずは「アタッチメント」を取り付ける。こんなことだけでも楽しい。笑
そして、パイプをJ型に取り付けた。よし、バッチリ計画通りだ。
そして横棒を取り付けてと。。。。
あれ? いきなりやっちまったな。寸法を間違えてしまった。パイプが長すぎてジョイント部分の位置が合わないなあ。う〜〜ん、どうしよう。(-_-;)
金切ノコギリで切るのも大変なので、やむおえずパイプカッターを買いにジャンボ・エンチョーへ走る。4,350円の余分な出費になっちまった。でもこのカッターは凄いな。お陰で簡単にカットできた。
というわけで、横棒が取り付けられた。この横棒は回転できるようになっていて、片側ははめ込み式になっている。これで2パターンでテーブルが設置できるようにしてある。
こうして両サイドともベースの骨組みができあがった。よしここまでは計画通り。(寸法ミスはおいといて)
さて、テーブルは厚さ18mm、幅1200mm、奥行き400mmのパイン集成材を使った。ちょうどいいサイズがジャンボ・エンチョーでみつかって2,800円也。
この板の裏側にジョイントやパイプスタンドを取り付ける。きっちりセンターの位置を測って正確に慎重に。。。
板の表面は「メルドスハードオイル」という天然樹脂オイルを塗る。塗るというよりはウエスに付けて刷り込むという感じかな。
3度塗りで、木目を活かして自然な感じで優しく仕上がった。
よ〜し乗せて見よう。まずは1つ目のパターン。これは最後部にセットする形だ。普段使いでもリアドア側から荷物を上下に置けてとても便利に使える。もちろん、このパターンなら後部座席を起こしていても使用できる。
内側から見るとこんな感じになる。テーブルの高さは約37cmだけど、数センチは高くできるようにしてある。
そしてこれが2つ目のパターン。サイドにテーブルを設置できるようにした。ぼくはこっちの方が落ち着けるかもしれない。
テーブルの左側は1本足なんだけど、これで安定性がどうなのか実際に使ってみて、2本足にするかもしれない。そして、状況に応じて反対側のサイドに位置を変えることもできる。
テーブルの広さは充分で、これだけ広ければ移動運用でも無線機とパソコンが余裕で置ける。アジャスターも付けたのでこちらも高さが調節可能。
さて、続いては床面の段差をどうするかだ。ホームセンターやニトリを回って厚さと大きさが丁度ピッタリするものを探した。見つけたのはニトリの「抗菌 風呂マット ノバ ハーフ(60×43cm)」で一枚407円、4枚で1,628円也。
実際に置いてみると見事にピッタリサイズだった。ただし、厚みが20mmなので5mm足りない。
そこで会社にあった銀マットを使うことにした。これは露天風呂キットの浴槽内で保温&クッション材として使用していたもの。これをカットして敷いてみた。これで高さもピッタリ合った!
最後にカーペットを敷き詰めるとこんな感じ。まるであつらえたように快適なリビングルームができあがった。これで車内泊でも居心地よく寝ることができそうだ。
ちょっと疲れたので、この上でゴロンと寝っ転がってみた。お〜〜、いいぞ〜、このまま昼寝しちゃおうかな。笑
というわけで、無事改造が完成した。普段は後部座席を使うことがないので、この状態で常時設置しておくことになる。
あ〜なんだか、急にどっかに出かけたくなってきたな。いよいよ穏やかな日を見つけて、のんびり西浦へ移動運用に行こうかなと思う。もう何ヶ月も出かけることを自粛していたけど、もうそろそろ自分の身近なテリトリーの中で行動してもいいかなと思う。
そして、来シーズンに向けてキャンプ道具を揃えていこうと思っている。カーサイドシェルター、ソロ用テント、シュラフ、テーブル、チェア等など、どういうものを揃えていくのか楽しみだな。