ぼくの趣味は何と言っても「アマチュア無線」なんですが、冬の間はずっと北風が強いので、北向きのぼくのシャックからは、なかなかアンテナが出せません。
‥‥かといって、まだ外は寒いので、移動運用には早いから、どうしても自宅からの運用がメインになるんですね。
今日もあいにくの天気です。でもアマチュア無線の伝搬状況は悪くないし、風も弱くなってきたので、アンテナが外に出せるのはありがたいことです。
さて、今日はぼくの「アマチュア無線への想い」を少しだけ書いてみます。と言ってもぼくはCWとFT8しかやってないので、CWのことになります。
最近のCWの交信は殆どが「599BK方式」になっていますね。CWの文字をあまり覚えなくていいし、短い交信で終わるので手軽かもしれません。
どういう交信をしているのかというと、こんな感じです。
① CQ局:CQ CQ DE JA2XXX PSE K → CQ CQ こちらはJA2XXXです。誰か交信してね!
② ぼく:JA2WIG → こちらはJA2WIGです
③ CQ局:JA2WIG GA UR 5NN BK → JA2WIG こんにちは、あなたのレポートは599です
④ ぼく:UR 5NN BK → あなたのレポートは599です
⑤ CQ局:QSL 73 TU EE → 了解しました。さようなら、ありがとう!
⑥ ぼく:73 EE → さようなら!
これならわずか数十秒で交信が終わってしまいますよね。
‥‥とはいえ、移動運用ならそれでもいいと思いますが、固定局同士ならもう少しやり取りがあってもいいと思うのですが‥‥。 どうでしょう?
これが本来のCW交信の姿では?
↑「 その通りだ!」と思える、このCW交信の動画を観てください。
とても素敵なCW交信だなって思いませんか? それと同時に日本ではこういう交信がとても少なくなったなとも思います。
そして、これは昨晩、ある交信をFTDX10で不完全ですがデコードしながらワッチした写真です。住所や名前、QSLカード交換のことなどをやりとりしていますね。
もちろん、この後にぼくもコールして交信をさせていただきました。こういうやり取りはやっぱり楽しいなと思います。
CW交信を補助してくれるソフト
FTDX10には、CWデコード機能があるので、それは補助的なものとしてとても役に立っています。それ以外にぼくが利用しているソフトはこんなものがあります。
右上は「Fldigi」というデコードするソフトです。下は「USBIF4CW連携 for HAMLOG」というソフトで、PFキーに登録しておくだけで、その文字を送信してくれます。
もちろんこういう道具に頼ることなく、自力で解読し送信できるようになればいいんですけど、補助的なものとしてとても役に立っています。
参考までに、USBIF4CWを使って移動運用した時の動画をご覧ください。
道具は最終的には自力を上げていくための、補助輪的なものかもしれませんね。
本当にCWは廃れてしまうんでしょうか?
ところで、最近では「CWはもう終わりだ」「CWは絶滅する」という言葉を聞くようになりましたが、本当にそうなのかな?って思います。
この動画を見てください。アメリカではアマチュア無線人口がどんどん増えています。
日本もやり方しだいで、若者が「カッコいい!」と思える楽しみにできると思います。JARLには、そういう異色の若いプロデューサーが必要だと思いますが、どうでしょう?
CWの世界をまだ知らない人へ一言
さて、だいぶ前になるんですが、このブログでCWのススメ的なことを書きました。それをここに転記しておきます。(もうCWの練習は必要ないのかい?より)
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CWの試験はもう昔のように実技はないし、実際の運用だって、コールサインさえわかれば簡単に交信ができる。
しかもSSBじゃ届かない遠い所まで、CWなら飛んでいく。本当に面白いよ。
だってさ、このデジタルの時代にモールス信号で交信するって、なんと素晴らしいことか!カッコいいではないか!これはもう「文化遺産」だと思う。
そんな素晴らしい世界が、まだこの時代に残っているんだってことをぜひ知って欲しい。今からでも決して遅くない。ぜひチャレンジして欲しいと思う。
ただ、だからと言って、自分のスキルアップはいらないって話は別だと思う。
自分が移動運用をすることがあるだろうし、その時はやっぱりコールされたときに、すぐに相手のコールサインを呼べるようにしないといけないよね。
それに近い将来、黒点数が増えていくだろうから、DX通信が活発にできるようになる。今からその時に備えて、スムーズに交信ができるようにしておかないとね。
なので、やっぱり、ぼくも今まで通り、Morse RunnerとCW FreakとLCWOは続けることにしよう。
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他にもCWのことを書いていますので、少しでも参考になれば幸いです。