シャックをリニューアルした。
といっても全面的にというわけではない。簡単にいうと「ノートパソコン + ディスプレイ」という組み合わせを「デスクトップパソコン + デュアルディスプレイ」にするということだ。でも、このことでこんなにも使いやすくなるのかというくらい環境がよくなった。
テーブルも広く使えるようになり、ディスプレーも大きくなり一つの画面で3つのソフトを同時に表示できる。それが二つ横に並んでいるので、ストレスなくいろんなことができるようになった。ようするに視界が大きく広がったような感じだ。
ちなみに、以前はこんな感じ。
最近はCWのコンディションがまったくだめなので、JT65がメインになっている(それでもヨーロッパや北米はまったく聞こえてこない)。
JT65で動かしているソフトは
・JT65-HF HB9HQX(JT65のメインプログラム。今の所これがベスト)
・JT Linker(JT65-HFの交信記録をHam Logに書き込んでくれる)
・JT Alert(受信した局がどこの国か、過去交信したことがあるか等超便利)
・Ham Log(交信の記録をしてくれる定番中の定番ソフト)
・Ham Radio Deluxe(無線機のコントロールや各ソフトと連動する)
・DX Keeper(Ham Radio DeluxeとHam Logを連動させる)
・Display Reception Report(世界の交信情報を地図上にリアルタイム表示)
・Callsighn Database by QRZ.com(世界中の無線局のデータベース)
これらがJT65で使っているソフトだが、最初にJT Alertを起動すると、これら全てが一斉に起動するようにしてある。すごい!
シャックにはこんな世界地図を貼っている。
ちょっと見にくいかもしれないけど、交信した国や地域に赤い丸ラベルを貼っている。これを見るとどこと交信したのかがひと目でわかる。
アジアやヨーロッパは比較的多くの局と交信できるけど、北米、南米、アフリカはあんまり交信できないんだよね。こうして赤いシールが少しずつ増えていくことが、ぼくの楽しみのひとつになっている。今は61の国と地域になった。われながら大したもんだ。とりあえず目標は100のエンティティーDXCCだ。
そして、これが先日届いたWACのアワードだ。「Worked ALL Continents」つまり世界の6大陸と交信したということだよね。IARU国際アマチュア無線連合が発行している権威のあるものなんだよ。(と言ってじまんする)
ぼくは賞状にはあまり興味はないけど、せっかくなので額に入れてみた。
「お〜! かっこいい〜!」
額ってすごいな。
このところは太陽の黒点数が少ない状態がずっと長く続いている。
黒点数は電離層の密度に影響し、電離層で電波が反射し遠くへ電波が飛ぶというわけだ。つまり黒点数が少ないと電離層が薄く電波が飛ばない。
このところ、ずっとそれが続いているけれど、とにかくそれでもワッチするのが日課になっている。CW(モールス)はまったく聞こえてこない。それでもJT65はかろうじて聞こえてくる。それも14MHz帯のみだった。
とはいえ、昨晩も聞こえてくるのは国内、中国、ロシア、ASEAN諸国くらいだった。すると偶然にも貴重なチャンスが訪れた。
FR1GV、遠く南アフリカの横にあるマダガスカル島の右にある小さな島、レユニオン島の局だった。このチャンスを逃すものかとCQに対してコールする。何回もコールするが取ってもらえない。何度か目にRR73(了解、さようなら)を送っていたので、周波数をズラしてコールしてみた。
すると、JA2WIG FR1GVとラインがピンク色に表示され、ぼくをコールしてくれた!
初めてのレユニオン島、直線距離にして10,619Km。
QRZを見ると、自然豊かな島だということがわかる。神奈川県と同じくらいの大きさなんだって。そして世界遺産なんだね。
YouTubeで観てみると、自然のすばらしさがよくわかる。世界って広いなあ。
アマチュア無線をやっていて、楽しいなと思うのは、ただ世界の国と交信するだけじゃなく、交信した人がどこの国のどこの地域に暮らしているか、ということを調べることで、ぼくの中での世界が広がることにある。いいなレユニオン島。行けたらいいな。