ぼくのギター練習法
毎日夢中で岸部眞明さんの「雨降る窓辺で」練習をしている。ぼくの練習方法は一回15〜20分を数回に分けて弾くインターバル法で、一日1〜2時間だ。
写真の「Solf楽譜ファイル」は、後から出てくるmi-chanさんの別の動画で知ったもの。見開きで4ページでしかも書き込みできる優れものでとても使いやすい。
さて、タイトルの「ギターを弾くのに爪はいるの!?」に関係ない話がしばらく続くけど、これまでの練習の流れの説明がいるので、勘弁してね。
ぼくの練習方法は、まず最初に何度も耳コピをして、全体を通して曲の流れを覚えることから始める。そして次に全体をなぞるように、ざっと最後まで練習する。
最後まで弾き終えて全体の流れをつかめたら、最初に戻って丁寧な練習に入るのだ。それぞれのパートが、スムーズに楽譜なしで弾けるくらいまで、繰り返し練習する。
このパートはどの指で弾いたらより弾きやすいか、次のパートに入るのにどういうふうに指の位置を置いたら、よりスムーズになるのか、ぼくなりの指使いに仕上げていく。
どうしても気になること
そういう練習をし始めると、どうしても気になって納得がいかない部分が出てきた。いよいよ、本題に入っていくよ。
この楽譜の赤い部分に注目してほしい。ここは6弦と5弦を同時に弾く。ってことは親指と人差し指の2本で弾くのだ。
ぼくが今まで弾いてきた曲ではこんなことはなかった。主にトミー・エマニュエルの曲ばかりだったので、5弦は親指のテリトリーなのだ。でも人差し指を使わないと弾けない。
この狭いエリアにしかも6弦は親指で上から下に弾きながら、同時に5弦は人差し指で下から上に弾く。つまり2本の指を逆方向につまむように弾くのだ。
ぼくのお手本
さてここらで気分転換に、mi-chanさんのこの爽やかで素晴らしい演奏をお聴きください。mi-chanさんはぼくが苦労しているところを難なく弾いている。
ぼくは原曲の岸部眞明さんのではなく、このmi-chanさんの演奏をお手本にして練習している。本当に上手だよねえ。それにテイラーはとても柔らかな音がするよね。
納得できないこと
さて、とにかく理屈をいっても始まらないので、練習でこれを克服していくしかない。……がしかし、どうしても納得できないことがあった。
それは先程の人差し指で5弦を弾いた時の音が「ギィッ」という濁音のような音になってしまうのだ。これはメイトンだからそうなるのか、ぼくの弾き方のせいなのか?
あの濁った音をじっくり観察すると、人差し指の爪の部分が5弦の巻線に擦れる音だ。指の角度が弦に対して直角でなく角度がつくので擦れる音が出るのだ。
しかもぼくの指の爪は人より厚い。ピックの厚みくらいあるから、それで擦れた音が出やすいのだろう。ようするにこの爪さえなければ、濁った音にはならないのでは?
ギターを弾くのに爪はいるの!?
つまり爪ではなく、指の腹の部分で弾けば解決するのでは、そう思ったのだ。
ぼくの爪はいつもこれくらいの長さにしている。ちなみにピカピカしているのはマニキュアを塗ってるわけじゃなくて、爪の手入れの道具で磨いているからだ。気持ち悪い?
ちょっと勇気がいるが爪を切ってみた。これくらいなら爪ではなくて指の腹の部分で弾くことになる。もしダメだったとしても時間がたてばまた伸びてくるから大丈夫。
ちなみに、これはよく知られていることなんだけど、尊敬するトミー・エマニュエルは爪ではなく指の腹の部分で弾いている。ただしトミーの指はかなり固くなっているが。
さあどうだろうか。さっそく爪ではなく指の腹の部分で弾いてみると、ちょっと違和感があった。でも音質があきらかに全然違う。
当然ながら爪の固い部分ではなくて、指の柔らかい部分で弾くので、とても柔らかい音になった。これでいいでのではないか!?
丁寧に暮らそう
今回のことはいつもならこれほどまでのことはしなくて、適当に事をすませてきたかもしれない。でも今年の抱負で「愉快に楽しく、そして丁寧に暮らそう」と決めた。
だからギターの練習も、こんなふうに時間をかけて、より丁寧に進めていくことが大切なんだなと思ったのだ。とてもいいことだなって思う。
それにしてもぼくにとってこの「雨降る窓辺で」という曲は、今までと全くジャンルが異なるし、ぼくには難易度も高い。だからマスターできるのがいつになることやら。
まあ、それよりその過程を楽しめればいいのだ、と思ってやっている。それでいいのだよ。楽しむことが一番なんだよね。
さて、ここは島村楽器のギターのコーナーだ。ここで以前メイトンとフェンダーを購入した。そして今年はテイラーが加わる予定だ。そのことはまた後日詳しく書きます。