アクアリウム作業の続きをしよう
こんにちは、ようこそマーベル水族館へ!
先日から、久しぶりにアクアリウムのクーラーの設置や、水草のトリミングをした話を書いているんだけど、今日はその続きというか「やっちまった!」冴えない話を書こう。
先日はクーラーの設置をして、水温が気温に影響されることなく、安定した状態になった。これで安心してこれから来る夏を迎えられる。しかしまだこれで終わりではない。
殺菌灯の交換作業
次に殺菌灯のセットと、CO2ジェネレーターのマテリアル交換の2つの作業をしないといけない。まずは殺菌灯の「交換用UVCランプ」の取り替えと、設置する作業からだ。
実は今まで気が付かなかったんだけど、器具の中に入っている紫外線殺菌灯が切れていたのだ。そこで新品を購入し交換することにした。
でもね。この小さな15cmほどの殺菌灯は、なんと5千円近くもするんだよ。
濾過装置から出た水を、この殺菌灯の入っている器具の中に通すことで、紫外線の殺菌効果により、病気の予防やコケの抑制に即効性と高い効果を発揮する。……らしい。
じつはランプの交換作業は今回が初めてなので、セットしなおすのがまるでパズルのように難しい。それでもなんとかこれを器具の中に収めることができた。
パイプの配管作業で大パニックに!
続いて濾過装置のポンプを止めて、全てのダブルタップを締めて、パイプの配管をやりなおすことにしよう。もう一度確認して〜っと……。これで準備はいいかな? お〜し!
……ところがこの後、予想外の大パニックとなった……(°д°)
配管用パイプには安全のため、ダブルタップという器具を3ヶ所つけている。なのでこのタップより先だけ、つまり最低限の水しか漏れ出ることがない。
さあ配管をしなおすために、クーラーからこのパイプを抜くぞ〜。
すると、想定外のことが起こった!
クーラーの中の水が、出口から一気に溢れ出したのだ〜===▷▷▷ ああ〜〜 (°д°)
そして、あたりはみるみる水浸しになってしまったのだ。ああ〜〜 (°д°) ああ〜〜
急いで出口をタオルで蓋をし、カミさんを呼んでタオルやバケツを持ってきてもらった。そしてゆっくり蓋をあけると……。あれ?止まったぞ。
どうやら圧力が下がったらしい。でもなんでだ? 前はこんなことはなかったのに…。
そして大急ぎで床の水を拭き取り、なんとか事なきを得た。ヤレヤレ。。。ふ〜〜。めっちゃ疲れたぜぃ〜〜。(もちろん、その現場写真を撮ってる間はありません)
しばらく休んで気持ちを落ち着かせた後、よし続きの作業を始めよう。
というわけで、それぞれのつなぎ目に緩みがないかを再チェックし、すべてのダブルタップを戻し、いざ濾過装置のポンプをスイッチオン!
その後しばらく様子をみていたが、特に問題はなく水が流れている。よし、これでいい!
殺菌灯の下から覗いてみると、中にあるランプが点灯しているのがわかる。よし、これでいいね。この点検口をずっと知らないでいたので、これからは時々みることにしよう。
CO2供給システムのマテリアル交換作業
さて、次にCO2の供給システム「AGW CO2ジェネレーター」のマテリアル交換をしよう。このシステムは重曹とクエン酸と水を化学反応させてCO2を発生させる方式だ。
マテリアルは1.5〜2ヶ月に一度、圧力が低くなってきたら交換する。この写真は以前のものだけど、赤い針が黄色の部分に入ってきて、圧力が下がってきたら交換する。
タンクの蓋を開けて中の水を抜くと、底にこんな結晶が残っている。これを口から出る大きさまで小さく砕いてから取り出す。しかしこれが結構やっかいなのだ。
結晶を取り出した後、マテリアルの投入作業手順は以下のようになる。
① レギュレーターの中のドライビーズを取り出し、乾燥させてあるものに交換する
② 事前に冷水600mlを氷で冷やし、冷蔵庫に入れておき、作業直前に用意する
③ タンクの口に漏斗を指し、マテリアルAとBを交互にわけて、タンクの中に入れる
④ 間髪を入れずタンクを傾け、ゆっくり冷水を入れていく。徐々に反応が始まる
⑤ 冷水を入れ終えたら、落ち着いてすばやくレギュレーターをセットし締める
ここまでを慌てずに、スムーズにしかも一気に行うのだ。冷水を入れると一気に化学反応して泡が吹き出てくるので、時間との勝負なのだ。モタモタしてたらパニックになる。
ふ〜、無事作業終了。
その後約10時間ほどでタンク内の圧力が上がり、メーターの針がグリーンの中に入れば使用可能となる。というわけで、本日の作業は完了だ。
マーベル水族館のバックヤード
アクアリウムは小さな水族館だ。水槽の中には水草と魚たちが生きている。この生き物たちが気持ちよく、そして元気に過ごしていけるための環境作りが何より大事だ。
生き物たちはとてもデリケートなんだね。だからそのために良い環境を作らなければ、水草は枯れてしまうし、藻が発生してしまう。そして生き物たちも死んでしまうんだね。
水槽台の扉を開けると、この環境を作るためのバックヤードがある。
水族館と同じで多くの装置を使い、これらをタイマーで切り替えて最適な環境を作る。さらには水質のチェックは重要だし、餌の質や量もいい加減にはできないんだね。
今回の作業以外にも、定期的な水替えや、濾過装置内の清掃、水槽のガラス、パイプ関連の清掃など、やるべきことは多い。なにせ小さな水族館の館長兼管理人だからね。
とはいえ、これらのことを面倒だからといって、やらないわけにはいかない。その大変さと、小さな美しい水族館の魅力、その両方があってアクアリウムが楽しめるんだね。
それにしても、この中をもうちょっと使いやすく、カッコよく工夫しろよ! 自分 (笑)
P.S.
今日はアクアリウム水槽の水を作った
これは経験がない人には、あまり知られていないことなんだけど、これからの時期はアクアリウムの水槽の水は、蒸発する水分によってどんどん水が減っていくんだね。
なので、フィルターを通した水を、2Lペットボトルで4本作っておくんだね。こうして数日に一度水を追加するんだよ。こういう影の仕事もあるんですぞ。
P.S.2
翌日はCO2ディフューザーの交換をした
実は前から気になっていたことがある。
それはCO2を添加するための器具(ディフューザー)から出る気泡が少なすぎることだ。最終的にはpH計によって確認しているので、一見問題はなさそうだ。
念のため新しいものを購入したので、今日からこれに交換した。ところがその長さを間違えて、水深20cmのものを購入してしまって、深さがちょっと足りない。
しかしよく観察すると、気泡の量は今まで使っていたものと比べて、もの凄い量になっている。しかも気泡はまんべんなく全体に広がっているようだ。これでいいかも。
しばらく観察しよう。