この半年以上、ずっとギターの練習から離れていた。もちろん毎日欠かさず5分くらい弾いてはいたけど、ただ弾いていただけで練習とはいえなかった。
ずっと蒸気機関車「ジュピター」作り、アマチュア無線に夢中になりすぎて、他のことに気持ちが向かなかったからだ。とにかく「B型」というのは脇目もふらずに一つのことに没頭してしまう。というか他が見えない、困ったもんだと思うけどしょうがない。
そして、ようやくKX2やVN-4002などのソフトやハードのことに区切りがついたので、時間ができた。さあ、どうしようか? そんなときに観たのが最初の動画だ。
かつてこのおおもりさんの「フィンガースタイル大百科」でお世話になっていたことがある。今はレッスンから抜けたけど、必ず彼のYouTube動画だけは観ている。そして自撮りの大切さを何度も言っていた。
さらにはこの動画でも強調されているけど、ただ自撮りするだけではなく、ちゃんと編集して一つの作品に仕上げることが大切なんだね。
もちろんぼく自身もやったことがある。でもこの半年くらいは全くやっていなかった。そこでこの機会に編集はともかく、あらためて毎日自撮りを続けることにした。
カメラの三脚にiPhoneを取り付け、さらにマイク「VideoMic Me-L」もiPhoneに取り付けた。これで撮影するのだ。
このマイクを付けたときと付けないときでは全然違う。まず指向性があるため当然音圧が大きくなるし、音質も高音から低音まで厚みが広がる。特に楽器を弾いたときにはより大きな差が出ると思う。
まるで安物のギターと高級のギターというくらい音が違う。つまりいい音だとうまく聞こえるってことでもあるよね。
これは自撮りした動画の一コマ。久しぶりに自撮りをしてみたけど、この半年の間でめちゃくちゃヘタになっていたのがわかる。もう自分で聴いてて観てて恥ずかしいくらだ。間違いが多いし、音が濁っているし、ノリが悪いしで、もう嫌になっちゃうくらいだった。
仕方がない。また一から何を直すべきかを、一つひとつ確認しながら、毎日練習していこうと思う。ま、それでもギターを弾くのは楽しいけどね。
3年前にカムバックしたギター。それから、ぼくのトミー・エマニュエル・レパートリーはたったの5曲(挫折したのもこのくらいあるけど…)しかない。それに「とりあえず弾ける」というレベルなんだけど、弾ければいいというもんじゃないことが自撮りしてよくわかった。
最初にトミーの曲にチャレンジしたのが、この「Windy & Warm」という曲。ずっとギターから離れていたので、ものすごく時間がかかったけど、「KanoさんのTutorial」のお陰で何とかなった。
そして、この頃に始めた「フィンガースタイル大百科」のおおもりさんのレッスンのお陰で、基礎からフィンガースタイルを学べたのも良かった。
次にチャレンジしたのが「Angelina」これは難しかった。この曲も「Andre van Berloさん」のお陰で救われた。
そしてこの曲が弾けるようになったら、トミーが弾いているギター「Maton(メイトン) EBG808TE」を買おう、という目標ができた。いや〜、燃えたねえ。そして、次の年の誕生日祝いにようやく手に入れることがだきたのだ。嬉しかったねえ〜。
3曲めは「Only Eliot」、これも「AkiraさんのOnly Elliot (Lesson Part 1 of 4)」のお陰。
4曲目は「Papa George」、これも「six stringfinger pickingのレッスン動画」のお陰。
そして5曲目は「Sukiyaki」、これは比較的簡単だったので、自分でなんとかなった。
というわけで、ここまでの道のりは必ず誰かが助けてくれたお陰だ。人生というのは、多くの人たちの助けを借りて生きていくんだ、いや誰かの助けなしには生きていけない、ということなんだよねえ。みんなに心から「感謝!感謝!」。
というわけで、最初の「Windy & Warm」から出直しだね。