お昼過ぎに待ちに待ったベガリ社の「Signature」が会社に届いたぞ! 遠いイタリアからの長旅、ご苦労さんだったね。さあ、説明は簡単に一気に行こう!
外箱を開けると、しっかり緩衝材で包まれていた。
はい、ご対面〜〜♪
ぼくの名前とコールサイン、そしてPietro社長のサインが見えた。なんだか嬉しい。
化粧箱を開けると、いろんな物が入っていた。
コースター、QSLカード、パンフレット、図面、納品書。
そして内箱を開くと、いろいろ出てきたぞ。接続コード、ダストカバー、缶バッジ、Signature本体、クロス、接点調整用シート、そして追加した3種類のフィンガーピース。
本体はずっしりと重い。重さを量ってみると1,690gもある。
本体には「JA2WIG」とコールサインが印字されている。おお〜、かっこいいな。
輸送中のトラブルを防ぐために、接点の隙間をゼロにしてあるので、まずは調整用のシートで隙間の調整をしよう。これはとても親切だ。
接続用のジャックにコードを差し込み、さっそくトランシーバに接続してみよう。
さあ、どんな感じなんだろう。ワクワクするな。
おお〜、ぜんぜん違う。これはマグネットを使っているからなんだろうな。カチカチと堅い感じでとてもスムーズだ。とにかくとても心地がよい。
この動画はデイトン・ハムベンションという世界最大のハムイベントでのBegali(ベガリ)社のブースレポートだ。
動画の翻訳を見ると、「このパドルはとてもスムーズだ」そうレポーターが感想を言うと、社長が「それはスプリングではなく、マグネットを使っているからだよ」と説明している。なるほどぼくの使っているパドルもそうだけど、殆どのメーカーのパドルはスプリングを使っている。
実際に打ってみると、その違いは歴然だった。とても打ちやすいし、高速で打ってもミスしにくい。これを使ったら他のパドルを使う気がしないなと思う。これがマグネットを使っている効果なんだなということが実感できた。
フィンガーピースは追加分を含めて全部で4種類になる。デフォルトは樹脂製の物で他はアルミ製だ。大きさや加工などが異なる。
実際はこんなにたくさんの中から選べるんだけど、ぼくはこの赤色に統一した。
最初にアルミ製の短いものに変えてみた。ストロークが短くなるのでより高速に打てる。これはいい。
そして、このピースに変えてみると、小さな穴の感触がとても気に入った。樹脂製よりアルミ製の方が剛性があってぼくは好きだ。よし、当分はこれを使うことにしよう。色も渋くて素敵だ!
それにしても、よくよく見てみるとこのパドルの作りの良さは、寸分のすきもない完璧さだ。誰かがまるでフェラーリのようだと表現していたが、それは形のことではなく、デザインの個性的な所、そして作りの良さが完璧だからだと思う。惚れ惚れしてしまうくらいだ。
そしてダストカバーが付いていて、これはとても親切だなと思う。少しでも大事にして長く使っていきたいからね。
ということで、パドルが3つになった。と言っても今までは一番左のベンチャー製のJA2しか使っていなかった。右のはCW-EPO(フィンガーピースは他で特注した)。「打感調整機能付き」というキャッチコピーに惹かれ購入したパドルだが、いくら調整しても柔らかすぎてぼくには合わないので使っていない。
これまでずっとベンチャーのパドルを使ってきたけど、もうこれからはベガリのパドルしか使わないだろうなと思う。そのくらい使いやすいのだ。(ぼくにはね)
よい道具というのは、結局は自分との相性がいいかどうかで決まるものだと思う。ギターにしても、カメラにしても、トランシーバにしても、他の人がいくらこれがいいと言っても、それはその人にとって相性がいいということだ。
相性がよいものとの出会いがあれば、それはとても幸せなこと。自分の周りでどれだけ相性の良い道具(人)たちと出会えるか、それが大げさにいうと、その人の人生を左右することだと思う。
「I am Begali Keys Friend」良い出会いに心から感謝しよう! ベガリ社のみなさん、本当にありがとう。