日記・コラム・つぶやき

野球は推理するドラマだ

野村元監督が亡くなった。実に残念だ。とにかくこの人の野球解説を聞くと、やっぱり面白くてためになることが多かった。それにあのボヤキがいいなと思っていた。

野村監督ボヤキ集が面白いよ。

現状維持装置
今から10年ほど前に野村の「監督ミーティング」という本を買って読んだことがある。それは野村野球に興味を持ったからではない。組織をどう変えていったらいいのか、その頃ぼくは悩んでいたんだねえ。

組織を変えるということは、人間を変えるということなんだけど、この「変える」ということが、どれだけ難しいかで悩んでいたのだ。つまり、人は「現状維持」を望んでいる。変化させることより、今のままでいいじゃないか思っているんだねえ。だれでもそうだけど、今までのやり方を変えるってなかなかできないよね。

でも、これは多くの組織が抱えている悩みの一つじゃないだろうか。

野村監督は弱小集団「楽天イーグルス」を、強いチームに変えるために最初にやったことは、野球理論ではなく、人としての生き方を説いたんだねえ。意識改革することから始めたのだ。その意識改革のために、「考え方」を変えることこそが大切だと考えていたんだねえ。

考え方が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
運命が変われば人生が変わる

これは監督がよく口にしていた言葉の一例だけど、いろんな形で選手の意識を変えていったんだねえ。その結果最下位だったチームを4年で2位まで引き上げた。選手の考え方を少しずつ変えていって、強いチームに引き上げていったんだねえ。

では、その後野村監督は阪神の監督になったけど、結局のところ、強いチームにはならなかった。それは何故だろうか。

その理由は阪神のコーチや選手たちは「別に変わらなくても今のままでいいや」という考え方だったからなんだねえ。だからミーティングをしても、聞いているフリをしているだけ、中には寝ている選手もいたという。そんな中、現阪神監督になった矢野は、じっくり耳をかたむけて聞いていたっていうから、さすがなんだね。

面白いのはとにかく大阪の人は、野球が無茶苦茶大好きなんだけど、弱くてもあんまり気にしないんだねえ。大阪の飲み屋で飲んでると、みんなが野球の話をしている。負けたことをぼやいているけど、それほど気にしていない。とにかく買っても負けても野球が好きなんだよ。

だから、選手たちもそんなふうな気持ちだったんじゃないかなあ。別に勝たなくたってこのままでいいじゃないかって。いや、熱烈な阪神ファンはそうは思っていないっていうかもしれないけど、ぼくにはそう見える。

だって、今の中日がそうだもん。ずっと何年もBクラスのままでいると、それが普通だと感じちゃう。ひょっとしてAクラスに入れるかもと思ったら、結局Bクラスで終わってしまった。すると、やっぱりこんなもんじゃないのって思ってしまうんだよね。

「現状維持装置」、人の中にはこの装置が組み込まれている。その装置をどうやって働かないようにするのか。あるいは脳科学的にいうと「スコトーマ」をどう外すかというテーマだね。ま、難しいことはやめとこう。

野球の楽しみ方
さて、今年ももうすぐプロ野球の開幕を迎える。しかも今年はオリンピックの関係で、3月20日(金)かなり早い。ってことはあと一ヶ月くらいで始まるんだねえ。ワクワクするねえ。

とにかくぼくは野球が大好きなんだけど、野球中継を観ているときは、ただ観客として受け身で観ていては楽しくない。野球は推理することで楽しくなるんだよ。だから試合を観てるときは、中日の監督になっている。陰の監督だね(笑)。だから試合中はいろんな指示をするんだよね。

さて、回はもう8回裏、1点差で負けている。ノーアウトランナー2塁。バッターにバントをさせるか打たせるか。どうする? 相手のピッチャーの投球を観ながら、1球ごとにサインを変えるのだ。その結果、どうなるか。それが楽しみなのだ。

そのほか、1球1球、配球を読んで、次は見逃せとか言ったりする。こんなふうにして、試合の流れや配球を推理して楽しむんだけど、実はこの推理がかなりの確率で当たるんだよねえ。面白いよ。

ぼくは順位予想とかには興味がない。予想なんて意味がないのだ。それより「野球という推理ドラマ」を純粋に楽しむことじゃないかなっていつも思う。そう、野球は推理して楽しむのだよ。きみ〜。笑

さて、3月3日(火)のオープン戦、行きたいなあ〜、行けるかなあ〜。

 

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