今日は久しぶりに早く帰宅できたので、週末の楽しみで無線機に向かってワッチした。まずは21MHzのJT65を聞いてみたのだが、全く入感なし。最近のコンディションは最悪だ。
下に下りて14MHzを聞いてみた。このエリアは上級ハムしか利用できない所だ。
ダイヤルをグルグル回してみると、わずか1局だが、モールス信号が聞こえてきた。そのコールサインは「4L8A」というコールサイン。
珍しいコールサインなのでQRZ.comで調べてみると、ジョージアという国だった。トルコの隣の国だ。距離にすると7.693Kmだった。ジョージアという缶コーヒーみたいな国は知らないなあ。と思って調べてみると、つい最近まで「グルジア」と呼ばれていた国だ。あ、聞いたことがある。
とりあえず、何局か交信しているのをワッチして、タイミングをはかってコールしてみた。すると一発でぼくのコールサインと思われるWIG??と聞いてきた。
すかさず、再度コールすると、JA2WIGというぼくのコールサインを呼んでくれた。ほんと、この瞬間の嬉しさは何よりだ。
ハムログに登録完了した。ホント、最近の交信記録はものすごく少ないね。
この所の電波状況は本当に過去最低かもしれない。でも、ワッチし続けるとごく僅かなタイミングでも遠くに局が聞こえてくることがある。
とはいえ、聞こえてきたからと言って、こちらの電波を受けてくれるかどうかは分からない。しかも他の局のコールがあると、取ってもらえるかはわからない。そういう何というか、偶然のようなことがあって、この世界の楽しさのようなものがあるなあと思う。
その後は、同じ14MHzでJT65モードでワッチすると、レユニオン島の局が聞こえてきた。マダガスカル島の近くの小さな島の局だ。よーし!と思って何度もコールしたが、残念ながらたった2.5Wでは無理だった。残念。でもこんな遠くから聞こえたということだけでも、ぼくはとても満足している。
CWの交信はメインの無線機で100Wで送信しているが、JT65モードはあえて2.5Wの無線機でと、ぼくの挑戦としての、ま、遊び心でやっている。その方が楽しいじゃないか。
何事も安易な方法より、どうしたら難しい環境でやりとげるか、そういうことの方がむしろ楽しいとぼくは思う。それがアマチュア無線の醍醐味なんだよね。
とにかく、アマチュア無線は本当に面白い世界だ。はっきり言ってインターネットより、絶対に面白い世界だと断言する。ぜひとも、もっと多くの人たちに、特に若い人達に、この世界の楽しさ素晴らしさを知って欲しいなと思う。