前回の「自分の映像作品を作る Ver.2.0(その2)」ではメイトンのAP5システムからの音と、アポジーマイクから拾った音を、Macのガレージバンドを経由してミキサーに集め、iPhone 12 miniで撮った動画にこの音を加えた。
とりあえずできるようになったが、さらに改良してみたいことがあった。それはアポジーマイクの位置がギターから離れていること。そしてMacBook Proを使うと操作が複雑になることだ。
そこでマイクの位置を近づける方法と、iPadを使う方法を考えてみた。
まずアポジーマイクはこんなふうに小さな三脚に取り付けていたので、ギターから少し遠い。マイクスタンドは持っているけど、これだと邪魔だ。もっといい方法はないかといろいろ探してみることにした。
そして見つけて購入したのがこれ。
「マジックアーム + スーパークランプ」というやつで、クランプとマジックアームがセットになっている。
テーブルにクランプで固定して、マジックアームは位置を自由に変えることができる。こうしてメイトンのサウンドホールに近い場所にセッティングすることができた。
次はMacBook ProからiPadのガレージバンドに変えて、アポジーマイクからの音を拾う。ところがアポジーマイクからの音をiPadに入力しても、なぜかiPadのイヤホンジャックから音が取り出せないのだ。
調べてみるとその答えが「アポジーマイクのサイト」にあった。このマイクにあるジャックはマイクのモニターだと思っていたけど、そうではなくここでガレージバンドの音がモニターできるってことか。そうかこれで全てが解決した。
またへたくそなイラストで描いてみよう。変わったのは☆の2カ所になる。今まではMacBook Proを使っていたけど、今日からはiPadにしたのでこんなふうに接続方法が変わった。お陰でiPadの操作はめちゃくちゃ簡単になって、すぐに使えるようになった。
さっそくちょっとだけ、テストの映像を撮ってみたので、聴いてくだされ。
これからは自分の映像作品ということで、顔も含めた全体を撮って動画の編集もちゃんとやって一つの作品に仕上げる。こうすることで、自分の欠点が見えるし、モチベーションをアップさせることができる。
これによってただ普通に練習するより格段に上達する。これは大森理論の教えだがこれからずっと実践していこうと思っている。作った動画は人に観せるというより、自分で観るだけにするつもりだ。
すでに何回か試しているが、確かに明らかに違う。この練習動画でもかなり緊張しているのでいつもより下手くそなのがわかる。
それが何回かやっていくうちにスムーズに弾けるようなっていくのが不思議だ。さすが大森理論だと思った。さらにそれよりもっと大きな成果があった。
それはギターを弾くのがより楽しくなったということ。これが一番だと思う。人生は楽しいと思えることがどれだけあるか、これがとても大切なことだからね。