いよいよ、本格的な春がやってきて、今年こそは移動運用を楽しもうと思っている。先日はホンダ・スパイクの後部の荷物を片付けて、こんなふうにゆったり楽しめるシャックを作った。ここで泊まれるくらいだね。
これはこれでよいけれど、もっと気楽に運転席からできる方法も準備しておこうと思ったので、こんなふうにハンドルにひっけかけてセットする折り畳みテーブルを購入した。
セッティングはとても簡単。ハンドルに引っかけて、スライド部分を動かすとテーブルができる。そして右側には引き出し式のサイドテーブルが出てきて、とても広く使えるようになっている。
メインテーブルにパソコンを置いて、右側にKX2を置くと丁度よい感じになる。KX2とパソコンはUSBケーブルで繋ぐと、ハムログはKX2に連動して周波数もセットしてくれてとても便利だ。
移動運用時のハムログデータをどのように同期させるかだが、基本はDropBoxにデータを置いているけれど、iPhoneとパソコンをローミングで接続して、リアルタイムにデータの更新をする方法がよいのか。それともその都度USBメモリーにデータを移して、バックアップとリストアをする方法がよいのかだと思う。結局今の所、シンプルな後者の方法でやろうと思っている。
試しに会社の駐車場からワッチしてみると、今日はとてもコンディションが良さそうで、多くの信号が聞こえてきた。JH4MGU/4 (JCC 3401)局がCQを出していた。なんと鳥取県の移動局が聞こえてきたぞ! ダメ元でコールするとすぐにJA2WI?と返してきた。JA2WIGと2回コールすると今度は599のシグナルレポートが返ってきた。こんなロケーションで交信ができるとは驚きだ。だからこそアマチュア無線は楽しいのだ!
このスタイルなら移動運用がもっと気楽にできるようになる。時間があれば会社を抜け出して近くの公園で短い時間でも楽しめるなと……。
でもほんとは移動運用を始めようと思ったのは、この動画がきっかけだった。
自然の中なら気持ちが良さそうだし、本当にのんびりして気楽そうだなあ。いいなあ〜っと思った。
だから、こんなふうにKX2という超小型の無線機と、MPV-1という組立式のオールバンドのアンテナを買ったのだ。これこそミニマムなスタイルだ。
でもせっかくならと、その可能性を考えていくうちにだんだん本来の形から変わってきてしまった。まずはパソコンとKX2を連動して、HamLogというログソフトで手書きのメモではなくデジタルで記録をとることを考えた。
そしていつかは移動運用でコンテストに参加できるようにしようと、CTESTWINというコンテスト用のソフト、そしてUSBIF4CWというインターフェイスを通じてCoopHLというCW送信ソフトも動かせるようにした。よしこれで完璧に準備万端で整えたぞと思っていた。
でも、実際には意外に準備が大変だ。広いキャンプ場とかで1日のんびり楽しむにはよいのだろうけど、気楽にどこでもすぐにできるわけではないと思った。
だから、車で移動して、すぐ車の中から運用できるようにするのが、とりあえずは一番気楽にできる方法だというところに落ち着いた。ま、いろんなバリエーションで楽しめるような環境ができたということで、さあ、いよいよ、でかけるぞ〜!