色えんぴつ画が楽しくてしかたがない。
それはできあがっていく過程が楽しいということだけじゃない。まだ自分が知らないいろんな技法を学ぶことも楽しいし、道具を揃えていく楽しみもある。
最初に買ったのが、このホルベインの油性色鉛筆50色だ。これだけは欲しいという基本色を集めたセットになる。
でも、使っていると空のグラデーションにはブルー系の色数が少ないなと思って、6本ほど単品で購入した。やっぱり色数がたくさんあるといいなと思った。
そんな時に知ったのが「フェリシモの500色の色えんぴつ」だった。毎月20色が届き、25ヶ月で全500色が揃うというもの。これはぜひとも欲しい!そう思った。欲しいと思ったらすぐに欲しい、という性格のぼくなので、さっそく購入手続きをして、クレジットカードの番号を記入し、最後の「注文する」ボタンを押そうとしたその瞬間……。
「いや、まてよ」と思った。
25ヶ月って約2年もかかるよね。そんなに時間が掛かってもいいのか?と思った。毎月色が増えていくという楽しみは確かにあるけど、そんなに待つなんていやだ。そう思ったら一気に気持ちが冷めてしまったのだ。
Mikako's Worldではまだその先のセットが販売されていなかったので、メールで早く販売してもらえないかとお願いした。すると素早い対応をしてもらえて、翌日には販売がされていた。よし、これは買わないと!
花や空の表現が多様になる25色【3】と、オーソドックスな色が豊富な25色【4】を合わせたセット。赤系・緑系の色幅が一気に広がる25色【5】と、濃い色の紙に描くのに適した蛍光色・メタル系・白系・肌色系などを集めた25色【6】を合わせたセット。これで150色が揃ったことになる。(先のと合わせて、これでコンプリートセットになったということで、こんなパッケージをスタッフの人がいっしょに送ってくれた)
それぞれのセットにはテーマがあるのはわかるけど、実際に使うには同系色を集めた方が使いやすいだろうと思い、全体を並べ直してみた。よし、これでよりわかりやすくなったぞ。↓
それと、エンピツ削りも新しいのを手に入れた。もともとステッドラーのエンピツ削りを持っていたんだけど、より細かい線や点を表現するにはもっと先が尖っているほうがよいと聞いたので、「【M+R / Mobius+Ruppert】卓上 鉛筆削り」というのを購入した。これはドイツのシャープナーメーカーM+R社のコンパクトな卓上鉛筆削り器で、ハンドルの根本にあるつまみで、芯先の尖り具合を0.5ミリ〜20ミリの間で調節ができる優れものだ。
ステッドラーのエンピツ削りでは、そこまで先が細く長くはならない。
こうして見比べてみると、その違いは歴然だよね。すごい!
というわけで、これでとりあえずの道具は揃ったので、これから毎日少しずつでいいから描き続けよう。まずは、塗り方の技法や混色のやり方の違いで、どう表現が変わるのかを自分で一つひとつ確かめながら、楽しんで描いていこうと思う。楽しい趣味がまた一つ増えた。
そして、やっぱりオリジナルケースは置き場所に困るので、予想通り最終的にはこういう形になった。