今日の天気は朝から雨。それでも予定通りアンテナの調整を行うことにした。ぼくが使っているリトルターヒルはアンテナ内のコイルを電動で動かして、それぞれの周波数に同調させるスクリュー・ドライバー・アンテナ(SDA)というものだ。
そして、アンテナのアースからカウンターポイズという電線を、周波数ごとの長さに切って、こんなふうに宙に浮かべる感じに張りSWRの値を下げている。
このアンテナの調整の難しさは①アンテナのコイルの位置②アンテナを張り出す角度③カウンターポイズの張り方で微妙に値が変化してしまうことだ。
手順としては①②で値が低いところを見つけて、次に③のカウンターポイズの張り方を少しずつ変えてSWRが一番低い値になるように探っていく。
SWRを計測するアナライザーとアンテナの場所は離れているので、Skypeを使ってiPhoneでアナライザーの映像を送り、ノートパソコンまたはもう一つのiPhoneでその映像を見ながら調整していく。
これは送られてきた14MHz帯のアナライザーの映像で、この後さらに1.1まで下げることができた。その他のDXバンドの18MHz帯で1.2まで、7MHz帯で1.3まで、そして今日のところは10MHz帯と21MHz帯では1.5が限界だった。
調整を終えてからワッチしてみると、14MHz帯では多くCWが聞こえてきた。どうやらコンテストをやっているようだ。
調べてみると「Russian DX Contest」というロシア主催のコンテストが昨日から今日まで開催されているらしい。
続いてFT8をワッチしてみよう。ずいぶん久しぶりだなあ。しばらくワッチしてみたがロシアと中国が中心でヨーロッパからは届いていない。それに今はFT8にはあまり興味がないので電源を切った。
続いてIC-705のファームアップをすることにした。説明書でその手順を調べるとマイクロSDカードが必要だと書いてある。
なんてこった。普通はUSBケーブルとパソコンをつないで行うのに、わざわざマイクロSDカードを介して行うとはね。仕方がないのでアマゾンで購入した。
今回のファームアップは
・スコープ機能の改善でスクロールモードが追加されたこと
・FT8用のプリセットがあること
がメインだけど、FT8はこのIC-705ではやらないと思うので必要ない。それでも後日やっとくことにしようかね。
というわけで、とりあえず今日のところはアンテナの調整までにしておこう。これでいざという時にすぐに交信することができるようになった。楽しみだね。