坐骨神経痛の痛みが癒え、帆船模型作りを再開して2週間。作業は順調にしかも楽しく進んでいる。いよいよ図面は6枚中の4枚目に入ってきて、マストを支えるロープ張りが中心になっている。今までの細かい作業と違って、ダイナミックな感じがでてきて、ワクワクする気分だ。
ところが、この図面もあと少しで終わるというところで、ある部品がないのに気がついた。デッドアイという3つの穴が開いた丸い滑車がどうしても見つからない。これがないとこの先には進めないので、仕方がなくマイクロクラフト社に注文した。このまま一気に進みたかったのだけど、これが届くまでしばらくお休みとなってしまう。残念。
何でだろうと思って、図面をさかのぼって点検してみた。あ〜!やっちまった! 同じデッドアイを使う部分で、直径3mmのものを使う工程があるが、ここで図面を見間違ってしまって5mmのものを使ってしまっていたのだ。
う〜〜〜ん。もし、これをやり直すとなると、軽く2週間以上も逆戻りになってしまう。ここでまたやり直すか、それともこのまま先に進むか……。ま、今さらこれをやり直そうという気力もないし、遊びなんだから、そこまで真剣に考えなくてもいいよね。よし、このまま進もう!
さあ、いよいよ、この次は既に製作済みのヤード部分の取り付けや、最終的なロープ張りという、ちょっとやっかいで複雑な工程に入っていく。いよいよ第4コーナーに突入というところだ。何とか今月中には完成させようと思う。
ぼくは何事も一つのことに集中したら、他のことに気持ちが入らない不器用な人間だ。だから帆船模型作りをしている間は、他のアマチュア無線やカメラや、色えんぴつ画などの趣味は殆どやる気にはなれない。せいぜいギターを30分くらい弾くのがやっと。それくらい帆船模型作りというのは、相当な集中力とエネルギーを使う趣味だと思う。
今晩も14MHzのCWをワッチすると、遠くフィンランドのOH6NVC局が聞こえてきた。まだ伝搬状況は回復はしていないものの、こういうことがあるとやっぱりアマチュア無線もゆっくり楽しみたいなと思う。
だから、正直言うと、もう1日も早く帆船模型を終わらせてしまって、ゆっくりと他の趣味に熱中したいのだ。なにせ去年の6月1日に始めてから、もう1年以上にもなる。坐骨神経痛で寝たきりの3〜4ヶ月があったものの、しばらくこれから離れたいという気持ちが強い。かと言ってこのまま中途半端に放置するもの気持ちが悪いしね。
確かに今は仕上げの段階でとても楽しい作業なのだが、それとは全く違った複雑な気持ちも大きい。ということで、あとちょっと、そんなにがんばらなくてもいいけど、最後の仕上げを大いに楽しむこととしよう!