クローゼットを片づけていたら面白いものが見つかった。KORGのAX3Gというマルチエフェクター、EDIROLのUA-4FXというオーディオ・インターフェイス、そしてSONYのDP-HW700というワイヤレスヘッドフォン。10年ほど前の古いものばかりで、みんなずっと長い間冬眠していた。
これらにヤマハのサイレントギターをつないで、ローランドのアコースティックアンプAC-33を通して音を出してみた。アンプのスピーカーから音を出すと、やっぱりうるさいので、ワイヤレスヘッドフォンで聴きながら弾いてみた。
これは面白い! デフォルトで80種類もの音色に切り替えられるし、さらに細かく音を作りかえることもできる。こりゃ、おもちゃだな♪
あ、そうかと思って、今度はメイトンEBG808TEとUA-4FXをつないで弾いてみた。メイトンにはもともとAP5 PROというピックアップシステムが付いている。でもぼくはこんなものはいらないと思っていた。せっかくこんなシステムが付いていても、ライブ会場とかで弾くことはないから、これを使う機会はないと思ってたからだ。
ところが実際に使ってみて驚いた。リバーブをかけて、低音をより増幅させて弾いてみると、こんなにも良い音になるのかという凄い音に変わった。目をつむって弾いてみると、そこにはコンサートホールの舞台でカッコよく弾いている、りゅうじおじさんがいたのだ。いやはや、こりゃ驚いたな。
AP5 PROというシステムはピエゾシステムという、ブリッジに付いているピックアップの音と、ボディ内に付いているマイクシステムの2つの音を、別々にコントロールできるという優れもの。
そして、UA-4FXにはエフェクターが付いていて、この中のリバーブを使うとメイトンの音がすごいことになる。このUA-4FXはMacとつなげば、さらにいろんなことができるらしい。
アンプAC-33にも、リバーブ機能とかいろいろ調節機能があるので、これらを組み合わせるとさらにその幅が広がってくる。
リバーブ機器のことを詳しく調べてみたら、アコースティックギター専用のリバーブペダルというのもあって、リバーブもいろんな音の変化させられるもんなんだとわかる。リバーブって深いなあ。これ欲しいなあ。(で、1時間後にはポチッと…)
そして、Macについている「ガレージバンド」というソフトを連動させると、自分の弾いた演奏を録音することができる。もちろん、ここでも音を変化させることができてしまう。こりゃすごいな。
ということで、今日からギターの練習スタイルが大きく変わった。メイトンにUA-4FXとMacのガレージバンドをつないで、ヘッドフォンで素敵な音を聴きながら練習する。そして、これを録音することで、自分の弾いた音を客観的に聴けるので、悪い所がみえるようになった。
今までずっと、毎日欠かさずギターの練習をしてきたけど、この新しい方法を使えば、もっと楽しくなるなと思った。メイトンというギターはその音の良さ、弾きやすさだけじゃない、AP5 PROという素晴らしい機能が付いていた。今日はやっとそのことが納得できた。ありがとうメイトンさん!