突然、新曲が向こうからやってきた!
偶然去年の末頃に岸部眞明さんの「雨降る窓辺で」に出会った。そして最近では2曲目の「昭和ロマンス」が弾けるようになったので、そろそろ次の曲をと思っていた。
先日の夕食後、部屋に戻ってのんびりYouTube Musicを聴いていると、えらくカッコいい曲が流れてきた。iPhoneをみると「Smoker - Masaaki Kishibe」となってる。
ええ〜!? 知らなかったなあ、岸部さんにこんな渋くていい曲があったなんて……。
そしてYouTubeで探したらあったよ。おお、いいなあ、カッコいいなあ〜。よし次はこの曲にしよう! 直感的にそう思った。"出会い"というのはいつも向こうからやってくる。
先ほどのとは別に岸部さん自身の演奏動画もみつけた。この動画は画面に楽譜も表示されているんだけど、やっぱり紙に印刷したものが欲しいと思った。
そこで、この動画の概要欄にある岸部さんの「Music Sheet & TAB Online Shop」から楽譜を手に入れた。当然この動画と同じ楽譜だと思うよね。
あれ?違うんですけど!?
ところが印刷してみると、途中からかなり内容が違うものだった。
仕方がないので、別の「GROWINGUP 楽譜集」というページにあるのを注文した。でもホントにこれでいいのかな? ちょっと不安になった。
そこで岸部さんに質問をしてみた。
先ほど「GROWINGUP楽譜集」を注文しました。実は先にショップで「Smoker」を購入しました。ところがYouTubeで演奏しているものと違っていました。
そこで再度「GROWINGUP 楽譜集」を注文したのですが、こちらのほうは動画にあるのと同じ楽譜になるのでしょうか?
と…。
するとこんな返事が返ってきて正直驚いた。
あのライブヴァージョンの楽譜は販売しておりません。と言うのも、あのヴァージョンはアコースティック・ギターマガジンに昔フィンガースタイリストというコーナーがありまして、それに僕が取り上げられた時に載せたヴァージョンでした。
アコースティッ・クギターマガジンには音源と楽譜も載っていましたが、何せ20年近く前の号なので入手は難しいかと思います。
ええ?ちょっと待ってよ「販売してない」ってどういうこと?
そう思ったが親切にも、演奏動画の楽譜のPDFを添付してくれたのだ。……でも、このままぢゃまずいんじゃないの?って思うけどね。
というわけで、これがそのPDFになる。この楽譜は3小節で1列になってて、少しわかりにくいので、4小節ごとに区切ったり、スラーの所は印をつけてみた。
そしてこの曲を何度も繰り返し聴いていると、全体の構造がわかってくる。それを色付けしてみると、よりどういう構成なのかがだんだん見えてきた。
この構造ががわかると、聴きながら今は全体のどのあたりなのかがわかってくる。ただ何となく繰り返して聴いているより、全体の構造がみえるとよりわかりやすいんだね。
ところで、岸部さんは「アコースティック・ギターマガジンは、何せ20年近く前の号なので入手は難しいかと思います」と言っていた。でも不可能とは言っていないよな。
そこでネットで調べ始めた。う〜ん、やっぱりないなあ、でも簡単には諦めないぞ!
メルカリでバックナンバーを見つけた!
たしかに出版社のバックナンバーは品切れだった。ある中古本サイトでは5千円近くするものがあったが、こりゃ高すぎる。さらに探すとメルカリにあったぞ!( °Д°)
「やや傷や汚れあり」と書かれているが、それは問題ない。値段も¥1,310(税込 送料込み)と良心的だ!
詳細写真にあの「Smoker」が掲載されている。そこには「AGMのためにアレンジを変えたエクストラバージョンだ」と書かれている。
よし迷わず購入しよう!「ポチッ」♪
そして無事にAGMが届いた!
こうして注文した本が今日の午前中に無事届いた。今から22年前に発売された本が、ぼくの手元に届くというのも、このネット時代だからこその凄さだよね。
さっそくSmokerの楽譜を探した。
「AGMのためにアレンジを変えたエクストラ・バージョンだ」と書かれている。そして4小節ごとに、楽譜とTAB譜が2段になっているので、とてもわかりやすい。
さっそく印刷してみた。この曲はいつものように耳コピから入っているんだけど、演奏はどちらの楽譜を使おうかな? とりあえず、2段の楽譜のほうがわかりやすそうだね。
そしてよく見ると、あれ?って思うことがある。左の楽譜は「Capo 2」で、右の楽譜は「Capo 1」になっている。でも音程は同じだよね。これはどういうことかと?
つまり音程は同じでも「Capo 2」にすることで、フレット幅が狭くて弾きやすくなるんだね。こういう工夫もしているんだね。なるほど、ぼくもそれに合わせて弦を緩めてチューニングしなおしてみたよ。
P.S.
後でわかったんだけど、動画のタイトルに " 432Hz " って書いてあるよね。通常はA=440Hzでチューニングするが、A=432Hzでチューニングするってことだね。
つまり弦のテンションをゆるくするってこと。これは何を意味するのかというと、残響感が出やすくなったり、癒やされる音になる?…らしい。
でもぼくはそのことより、フレット幅が狭くて弾きやすいことを最初に思ってしまったんだ。う〜ん、 432Hzどうなんだろうねえ〜? これは宿題にしとこう。
そして岸部さんの特集もあった。この本の発行日は2002年11月28日なので、今から22年も前だからめっちゃ若いよね〜〜。笑
それにしても不思議なのは、「Smoker」のAGMバージョンはYouTubeで見つかるけど、肝心なオリジナル・バージョンがどこにも見つからないんだよ。なぜなんだろうね?
ジェームス・テイラー特集
さて話は「アコースティック・ギターマガジン」の方に移ります。
今日届いたこのAGM Vol.14の表紙を飾るのはジェームス・テイラーだ。
ぼくが高校生の時に知ったバンドやミュージシャンが数多くいるんだけど、その中でも特に好きな一人が、ジェームス・テイラーだった。届いたAGMにその特集があった。
その奏法の解説や譜面もあったりと、貴重な情報が10ページも掲載されていた。さらに「DON'T LET ME BE LONELY TONIGHT」という曲の楽譜も5ページあった。
ジェームス・テイラーの曲の中でも、ぼくが高校生の時に買ったアルバムの中にあった「You've Got a Friend」は特に好きだった。いいなあ〜♪ 今でも名曲だよね。
「You've Got a Friend」はもともとキャロル・キングの曲だった。
それをジェームス・テイラーがカバーして大ヒットし、その後キャロル・キングの歌もいろいろな所で登場するようになったんだね。何より歌詞がいいなぁって思う。
というわけで、これ以外にも面白くて貴重なアコギ関連の情報が満載なので、当分の間は楽しめそうだよ♪ 買えてよかったね。
さて、確かに最近ではKindleでAGMが無料で読める便利な時代なんだけど、やっぱり紙媒体での情報というのが一番いいと思うなあ〜。そう思うのはぼくだけだろうか?
話があちこちに飛んでしまったね。さあ、今日の練習を始めよう〜♪