部屋のあかりを すっかり消して
風呂あがりの髪 いい香り
上弦の月だったっけ
ひさしぶりだね 月見るなんて♪
300mmの望遠ズームレンズだと月がこんな大きく見えた。
この月を見ながら吉田拓郎の「旅の宿」を唄いたくなった。
昨日は月と金星と木星が並ぶ天体ショーのリベンジをと思ったけど、結局雲がいっぱい空を覆ってしまって、リベンジとならずに終わってしまった。
今日の天気予報では曇ってくるらしいので無理かなと思っていた。ところが夕方、空を眺めると雲が全くない。よし今日こそはとカメラをセッティングした。その手始めに上弦の月を撮ってみたのだ。「旅の宿」を口ずさみながら。
星の位置は一日でこんなに変わってしまうんだなあ。
17時18分。昨日と同じ時間でも、月と金星がこんなに離れてしまっている。55-300mmの望遠レンズの55mm側でも、月と金星がファインダーに納まらない。しかたがなく、18-135mmの標準ズームに変えて、24mmくらいで納めてみた。
だんだん空が暗くなってきて、月に加えて金星もくっきり見えてきたぞ。もうすぐ木星が水平線近くに見えてくるはずだ。いや、拡大してみるともう木星も見えているぞ。
17時37分には、金星と月と金星と木星、そしてもう一つ星が見える。これは何だろう? 土星かなあ。12月は金星と土星が接近するらしいので、そうなのかもしれない。今日は4つの星が綺麗に並んでみえた(正確に言うと、それ以外に2つ見えている)。綺麗だなあ。よかったなあ。
この3日間、毎日夕陽が沈む時間に、天体観測を楽しんでみた。「リベンジ」とは言ってみたが、そもそも宇宙に浮かぶ星たちは、刻々とその位置を変えていく。同じ景色は二度とないわけで、その時しか見えない奇跡の一瞬なんだとわかる。面白いな。
これから冬になり、星が綺麗に見えるようになる。ちょっと星座とか、星の撮影のことを勉強してみようかなと思い始めている。