だれでも夢を持っていい。それがたとえ叶わぬ妄想であってもかまわない。実現できるかどうかではなく、いつか叶えられたらいいな、と思うものでもいいじゃないか、とぼくは思っている。
この写真は富良野にある「ニングルテラス」だ。何年か前に家族とここを訪れたときのもの。森の中に小さなログハウスが点在していて、まるでおとぎの国にやってきたようだった。それ以来、いつかこんなステキなカフェが作れたらいいなとずっと思い続けている。
時々どんなカフェにしたいのかを、スケッチブックに描いたりもすることがある。静かな森に囲まれた所にログハウスの建物を作る。その中には、まずカフェ&バーがあり、ここではお酒を飲みながらライブが楽しめる。もちろん希望者があれば参加してもらえる。ぼくもやるよ。
そして、アウベルクラフトのグッズや、いろんな楽しいグッズを販売するお店があって、その隣にはパンとケーキを作って販売するお店もある。外にはウッドデッキ&ステージがあって、ここでもドリンクを飲みながら、ライブを楽しんでもらえたらいいなと思う。
とはいえ、これほどの規模だと夢のままで終わってしまうかもしれない。こんな大きなものでなくても、ぼくがイメージしたものに近いものだったら、ニングルテラスの小さなログハウスくらいでいい、少しでも実現に近づけたらいいなって思う。
これは以前開いていた直営ショップなんだけど、外装も内装も全部手作りで少しずつ作ってきた。とても楽しいお店で、ときどきお酒を飲みながらライブも楽しんでいた。この経験はけっして無駄ではない。
物事は最初はボンヤリとしたイメージから始まる。そして少しずつ具体的になってくると、あれこれ難しいことがいっぱい増えてくる。でも、なんとかなっていくものだ。
とにかく、小さなお店でいい。そこでお客さんにコーヒーの焙煎を楽しんでもらう。そしてぼくと気楽に世間話を楽しんでもらえるような、憩いの場所を作れたらいいな。これがぼくの世の中への恩返しなんだと思っている。
これを読んで、ぼくにはわたしには、夢なんかないよ、っていう人もいるかもしれない。でもね、ちょっとだけ考え方を変えるだけでいいんだよ。
「いつでも夢を♪」という名曲がある。その歌詞は
言っているいる〜♪ お持ちなさいな〜♪ いつでも夢を〜、いつでも夢を♪
夢というのはね、小さなものでもいい、ごく身近なものでいいから、それを持っていることがとても大切なんだよ、って歌っているんだよね。
ぼくもそのとおりだと思う。