毎日「散歩写真」を撮っています。
今までは " 散歩のついでに写真を撮って " いました。
でも今は " 写真を撮るために散歩を " しています。
つまり「散歩が目的か、写真が目的か」の違いですが、この差は大きく違います。
以前「お散歩の距離と時間が、だんだん長くなっていく……」で、それまでは「歩くことが目的」で、夢中になって歩きすぎて、足を痛めてしまいました。
その時「楽しみは、散歩ではなく写真だ」、ということをこの体験から学びました。それでも実際は自分が満足する写真が、ぜんぜん撮れなかったんです。
しかも、それがなぜかのかも、ぜんぜんわからなかったのです。それがずっと続いていました。自分には向いていないのかなとも思っていました。
そして、今ぼくの写真の先生はこの「うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真」です。この本で一からやり直そうと思いました。
この本にはたくさんのためになる話がありますが、全部はできません。そこでこの中から自分が共感した、次の3つだけに絞って実行しようと思ったのです。
字がへたなので、ちゃんと箇条書きにしますね。笑
① 自分の好きな光を探して(どこから光があたっているか?) ② 数多く撮れ! ③ 自分が何を撮ったのかを言葉で説明する! |
この3つです。それ以来、自分の好きな光を探すために、写真を撮る時間帯を、夕方の日没前にして、あまり深く考えないで、好きな写真を数多く撮るようにしました。
そして「インスタグラム」でも、ただ写真をアップするだけでなく、言葉で説明するようにしています。それでもまだ足りないなと思ってますけどね。
メモで書いた3つのこと以外に、一番重要なのが「RAW」で撮るということです。
写真をやっている人ならよくわかると思いますが、カメラのデータはJPGとRAWがあります。RAWというのは「生の」「未加工の」という意味です。
今までJPGはデータ量が軽いし、撮った写真は、必ず明るさ、色調などは修正してアップしていました。これでもしないよりは全然違います。
例えば、これは散歩の途中で、線路脇にあった花の写真をJPGで撮ったものです。もともとこの写真自体も、暗くて使えそうもないものでした。
それを「Pixelmator Pro」という画像編集ソフトでレタッチすると、こんな風になります。これをアップしていたんですね。それでいいと思い込んでいました。
ところが、勉強した今は必ず「JPG + RAW」で撮るようにしています。
この写真は近くの公園で撮ったものですが、背中から夕陽を浴びている足長オジさんの自撮り写真です。(笑)
例えば、この写真でいうと、今までのJPGなら6.1MBだったのが、RAW(NEF)で撮ると24.6MB、合計で30.7MBとかなり大きくなります。
さて、ココからが重要です。JPGとRAWのデータの違いを、わかりやすくするために、同じソフト「NX Studio」でレタッチしてみましょう。
まずは、JPGのデータを赤〜オレンジを中心に強調してみました。これでも夕陽が強調されたのですが、これ以上強調することは難しいことでした。
そしてこれがRAWで撮った写真を修正したものです。全体がオレンジ色になって、夕陽が当たり、「後光が差し込む足長オジさん😁」の写真になりました。
実際にココにいるときは、これほど夕陽が綺麗ではなかったですが、写真というのは " 心を写す " と思っています。少なくとも、ぼくの心にはこう写っていたのです。
さらに、これはJR岡崎駅近くの線路を走る列車です。夕陽が当たってとても綺麗なはずなんだけど、元のデータはこんな感じになります。
それに元の写真は16:9の比率ですが、これを4:3の比率に変えて、さらに電車の部分を少し拡大するために、周りをトリミングしています。
そして、色も修正してオレンジを強調させています。やっぱりぼくにはこう見えたんですね。つまりこれはRAWデータだからできるんですね。
そして、インスタにはこんな文章を添えてアップしました。
「夕陽に向かって突っ走れ!」
日没前のこの時間は本当に美しいですね♪
全てがオレンジ色に染まり
やがて空一面が紺色に染まっていくマジックアワー
この時間帯が一番好きです 😄
まだまだ未熟なレベルですが、少しずつでも、一歩ずつでも、前に進めたら、それが一番いいなと思っています。
そして、今まではいろんな本で勉強して、ぼくなりの写真を撮ってきたと思っていましたが、また勉強しなおして、実践しながらレベルアップしていきたいです。
そういう気持ちになれたことで、" 写真がとても楽しい♪ " と思えるようになりました。これからも「ヘタだけどいい写真」を目指していきますよ!