毎日仕事から帰って夕食をとって、焼酎タイムに入るが、最近は無線室に入ることが日課になった。いろんなバンドを巡って海外の無線局のワッチをしている。でも、電波のコンディションがまったくあがらず、どのバンドに変えてもDX(海外)はもちろん、国内の局も7M以外はほとんど聞こえてこない状態だ。
でも、唯一JT65というモードだけは聞こえてくる。このJT65というのは小出力というのが基本だ。でもやっぱり肝心なのはアンテナの性能。ぼくの場合はリトルターヒルというモービル用のアンテナを使うしかないので、八木アンテナを使った局にはかなわない。
ところが、こういうぼくのような設備でも期待していいのが、このJT65の魅力だ。
今日は、クロアチアの局がCQを出しているのが聞こえてきた。何度も呼ぶが全然だめ。実際に交信した局を調べてみると、高いタワーから八木アンテナを使って、クロアチアの方向に向けている。わ〜、こりゃかなわんわ。(;´Д`)
でも、あきらめずにあと一回だけ呼んでみることにした。
するとぼくのコールJA2WIGを呼んでくれた!!!!
わ〜い、やったよ。
グリーンの部分がCQを出しているクロアチアの局の信号だ。
続いてホワイトの部分はぼくが呼んでいる信号だ。
そしてピンクになった部分が先方がぼくを呼んでくれたという印だ。
本当に嬉しいよね。この瞬間は。
PSKMAPというソフトで先方の地図を見ることができる。そして9,198Km離れたところとつながったよ、と表示してくれる。
ぼくの設備はCW運用の場合、2アマの免許なのでFTDX3000というリグで100W運用している。でもJT65はFT817というリグでたったの2.5Wで運用している。細〜い釣り竿を使って、でっかい鯛を釣り上げるような感覚だ。
JT65を始める前は、こんなボタンを押すだけの交信なんてつまらないんじゃないの。と思っていた。でも意外に楽しい世界なんだということがわかった。特に電波のコンディションが悪く全く聞こえてこない状態でも楽しめるのが素晴らしい!
またアマチュア無線の楽しみが増えた。